2020年02月24日

難しいニホンゴ

ある混雑した週末に電話が鳴り、ともこが受話器を取ると・・・

「はい、ととら亭でございます」
「今夜2名入れますでしょうか?」
「カウンター席でしたらご用意できますが」
「ああ、それなら結構です」
「そうですか、ではまたお待ちしております」

「なに?」
「予約の電話。カウンターじゃイヤだったみたい」
「ああ、たまにそういうお客さんもいるよ。
 特に年配の人はね、テーブル席じゃないと落ち着かないのさ」

すぐまた電話が鳴り・・・

「はい、ととら亭でございます」
「あの、いま名前を訊かれなかったので、
 もしかしたら予約が取れていないのではないかと思いまして」
「え? あ! 失礼しました! カウンターでもよかったのですね?」
「はい、カウンターで結構です。2名、20時でお願いします」

ニホンゴって難しいですよね。
同じ言葉がYESとNO、ふたつの意味を持つこともある。

そういえば『ドーモ』というのも外国人には分かり難いんですよ。
英語でなら Sorry と Thank you さらに Hello の意味になりますから。

えーじ
posted by ととら at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月21日

自分の旅のために その7

3月の営業スケジュールをご覧の方はもうご存知だと思いますが、
以前、この『自分の旅のために』シリーズでお話した僕の故障のひとつ、
左足の半月板が、いよいよ本格的に壊れてきたようです。

去る1月7日、ジョギングから戻った時に例によって痛みだしたのですが、
これまでは数時間から半日で消えていた痛みが、
そのままになってしまいました。

さいわい仕事をはじめ、日常生活では気にならないのですけど、
走るのはもう難しいですね。
出力30パーセントくらいで100メートルも走ると、
みしみししてきてしまいます。

で、再度病院に行ってみたら、
半月板に2カ所ひびがはいっているので、縫って治しましょう。
とのこと。

そうはいうものの、
新型肺炎の騒ぎで医療機関が今後どうなるかわかりませんが、
一応、予定では3月24日(火)に入院し、翌日手術。
その後、数日リハビリして問題がなければ、
28日(土)に退院ということになりました。

ほんと、人生いろいろあります。

Let's dive into the unknown future!!

えーじ
posted by ととら at 14:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月19日

be cool to be wise. again.

未来は誰にも分からない。

311の時のように社会不安が増大すると、
僕たちは普段見過ごしている、この真理に立ち返ります。

いま何を信じて、何をすべきか?
答えを求めてみても、誰もそれを持っていない。

しかしその不安は同時に、
未来を選ぶのは自分自身だということも、
思い出させてくれますよね?

そんなわけで僕らがない知恵を絞って考えたのが、
前回お話した『取締役会議』の結果でした。

いま巷には不確かな情報が溢れています。
どの媒体にせよ、裏が取れませんし、
相互に矛盾したものも散見されます。
そこで僕らが経営判断を下すにあたって最初にやったのは、
出どころがはっきりしているソースから得た断片的な情報を線で結び、
どんな絵が描かれるか、なるべく客観的に眺めること。

こうした時に専門外のことを話すべきではありませんが、
僕らの個人的な判断の根拠というコンテクストであれば、
お許しいただけるかと思います。

僕がまず疑問に思ったのは、
2月15日に報道された救急隊員の感染事案でした。
クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの患者を搬送してから、
たった8時間で発症したというのは、いくらなんでも早過ぎる。
別の場所ですでに感染していたと考えるのが順当でしょう。

で、自分の頭を整理するためもあって、
タイムラインをスタートまで巻き戻してみたのですよ。

武漢市でオフィシャルに最初の肺炎患者が報告されたのは2019年12月8日。
この日を起算日として拡散ペースを空路で試算すると・・・

武漢天河国際空港の国際線利用客数は2,626,000人/年(2017のデータ)。
これを単純日割りにした数字は約7194人/日。
となれば、データは2019年のものではありませんが、
昨年12月中に空路だけでも、
7194人×23日間=おおむね16万人前後の国境を越えた出入りがあったと推定されます。
続いてアウトバウンドを単純に50パーセントとし、
そのうち、ほんの1パーセントしか感染していなかったとしても、
その数はざっと800人。

これをさらに武漢市が封鎖された2020年1月22日まで広げると、
国際線だけでも約7000人×(23日間+22日間)=約385,000人前後という、
莫大な利用客があったことになります。

また、武漢と羽田・成田の両空港間には航空3社の直行便があり、
乗継便も含めるとそれこそ何通りものバリエーションがある。

これにコロナウイルスの感染力の強さを加えれば、
実は日本も含め、中国外での感染拡大は、
すでに2019年12月の時点で始まっていた・・・

そう考えるのがもっとも自然ではないか?

もしかしたら、
昨年12月中に日本国内で発症した数々の『風邪のような』病気は、
コロナウイルスによるものも含まれていたのかもしれない。
とするとパンデミックはこれからではなく、すでに起こっている。
もっと言えば、今は拡大期よりむしろ追確認期なのではないか?

ここで僕らの経営判断の話に入ります。
ディスプレイから顔を上げて、周りを見回してみて下さい。

・・・ね?
ここ野方もそうですが、
普段となにも変わらないでしょう?

COVID-19は感染力が強力で、
これをターゲットにした予防ワクチンや治療薬はまだありませんが、
その病原性はMARSやSARSほど強くない。
ましてや死亡者数÷感染者数で出している死亡率も、
風邪と思って治ってしまった軽症ケースはカウントされていませんから、
実際は2パーセントより小さいと考えられる。
ってわけで、

経営判断 = びびることはない。

通常通り、衛生に注意して営業し、
もし感染してもインフルエンザと同じように対応すれば、
大きな問題にはならない。

それより僕がこうした時に脅威だと思うのは、
むしろウイルスより人間の弱さです。

何の症状がなくても安心材料を得たいがために病院を訪れ、
医療機関の人々を疲弊させてしまったり、
マスクや消毒薬などを買い占めて転売し、
本来必要とする人々に行く渡らなくなったりすることは、
勝てる戦いで負ける大きな原因のひとつです。

また、強力なリーダーシップが必要とされている時に、
優先度判断の誤った政争を繰り広げたり、
この病気を差別や民族主義を鼓舞するネタに使うことは、
ウイルスへの反撃の重い足かせになりかねません。

それでは今回もこれで締めたいと思います。

be cool to be wise.

えーじ
posted by ととら at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月16日

いつもと同じのととら亭

新型肺炎の国内3次感染が報道されました。

大なり小なり、各組織の責任者の方たちは、
今後の運営に関して頭を悩ませていることと思います。

で、ととら亭では・・・

『取締役会議』ならとっくに終了しました。

で、その結論は・・・

特別なことは、何もやりません。
当面は通常営業を続けます。

え? 危機意識に欠けている?
従業員のいない個人経営のレストランじゃ、
BCPやコンティンジェンシープランなんてないだろう?

そうバカにしちゃいけません。
これでも危機管理系のプロシージャ―は、
地震、台風、やくざのご来店にわが家の夫婦喧嘩まで、
コテコテに準備してあるのですよ。

で、今回も可能な限りソースの異なる情報を集めて突合した結果、
僕らに出来るベストな対応は、
インフルエンザの流行期のものと同じだと結論しました。
これなら毎年やっていますし、
厚生労働省が推奨する『石けんやアルコール消毒液などによる手洗い』や、
『咳エチケット』なんてのは、
飲食店という職業上、年中無休でやっていることです。
何も新しいことはありません。

それに以前、お話しましたように、この件に関しても、
防疫線が突破され、アウトブレイクの可能性が高いことは、
12月下旬の段階で予想していました。
ですからことさら、ここでやるべき新しいことはない。
普段通り衛生に気をつけて飲食店の仕事をやるだけです。

同業者諸兄、クールに行きましょう。

えーじ
posted by ととら at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月13日

いくつになっても

わが家は夫婦仲がいい方だと思いますが、
(そうでなければ風呂とトイレ以外、
ほぼ丸一日、年中無休で一緒にいるのは難しいでしょ?)
ととら亭をペアで訪れるお客さまには、
その僕らが驚くほど『らぶらぶ』な方が少なくありません。
しかも何故か、そうした方は僕らより年上が多いのです。

たとえばある、80歳以上のご夫婦の場合。

「サチオ(仮)さん、今日のランチはどっちにする?」
「両方たのんで半ぶっこすればいいじゃろ」

で、サーブすると後ろから・・・

「あら美味しい!、サチオさん、これ食べてみて!」
「うむ、こっちも美味しいよ、ほらお前も食べてごらん」

また、冷たい北風の吹くある日には・・・

「いらっしゃいませ。あれ? 今日はここでお待ち合わせですか?」
「おや? まだ来てないかい?」
「ええ。まぁどうぞ、寒いので中に入ってお待ち下さい」
「いや、わしがここにいると家内がわからんじゃろ。
 外で待ってるよ」

そうしてご主人は寒い道路でひとり待ち始めました。
やがて5分ほど経ち・・・

「こんにちは」
「いらっしゃいませ。ご主人が外でお待ちでしたよ」
「え? あなたずっと外で待ってたの?」
「いやいや、ほんのちょっとだよ。
 わしが中にいちゃお前が分からないと思ってな」

いつもこうですから、ある日、お孫さんと一緒にご来店された時、

「おじいちゃんとおばあちゃんは、とても仲がいいですね?」

と訊けば、身内の彼女ですら少し苦笑しながら、

「ええ、ほんとにそうなんですよ〜」

そんなお二人を見ていると、
年若い頃にデート(逢引き?)していた姿が容易に思い浮かびます。

ご主人の好物は羊羹よりチョコレート。

きっと明日は、
手作りのハート形チョコレートを贈るに違いありません。

それも赤いリボン付きで。

えーじ
posted by ととら at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月10日

微妙なフェイク

近年、加工や保存の技術が発達した結果、
食べ物の進化には目覚ましいものがあります。

とりわけ僕がいつも感心するのはフェイク系。
その筆頭はインスタントラーメンでしょうか。
本物のラーメンには及ばずとも、
あれはあれで、
ひとつのアイデンティティを確立していますからね。

それからリアルさを追求したものならカニカマかな。
これも今や世界に広がり、
時折、外国の市場やレストランでも見かけることがあります。

かつての代用食は何らかの事情で仕方なく食べる不味いもの、
という位置付けでしたが、
いまやオリジナルを超え、時にはオリジナル以上に広がり、
しっかり素材のひとつとして根付いたものも少なくありません。

なんですけどね・・・

あれは去年の年末、
繁忙期を迎えた僕らは疲労の極に達していました。
そこでともこが、

「えーじ、だいぶ疲れてるみたいね」
「え? いや、それほどじゃないよ」
「うそ。顔に出てるもん」
「そう?」
「よ〜し、今夜は奮発して栄養をつけよっか?」
「いいね! それは楽しみだ!」

そして夕方(僕らの昼食)。

「お、いい匂いがするぞ! これはうなぎの蒲焼だな!」
「あたり〜、さぁ、できたよ〜!」

「ん〜・・・この香りだけでもおかずになるじゃないか」
「ほらほら、山椒を振って」

「・・・? なんかこのうなぎ、ちんまいね」
「・・・そんなことないでしょ」
「いや、ずいぶん痩せてないかい?
 それに形が・・・うなぎというより・・・」
「さぁさぁ、そんなこと気にせずに食べようよ!」

そこで一口食べてみると・・・

「おいおい、こりゃうなぎじゃないぜ!」
「ばれたか」
「なんだいこれ?」
「さんまが安かったの」
「さんま? じゃ、さんまの蒲焼?」
「そう。
 でもさ、タレは前に食べたうなぎの蒲焼に付いてたものだから、
 本物だよ」

「む〜・・・」

疲労回復の効果があったかどうかは分かりませんけど、
さすがにこれはインスタントラーメンやカニカマに比べると・・・

やや微妙なフェイクでございました。

えーじ
posted by ととら at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月07日

2020年の取材旅行は・・・

「今度はどこへ行くのですか?」

だけではなく、

「あれ? 今年はいるんですね?」

と最近しばしば訊かれます。

そう、例年であれば、
1月下旬から2月上旬は冬の取材旅行の時期。
にもかかわらずウェブの営業スケジュールにもありますように、
ととら亭は通常通りやっているんですよね。
つまり出かけていない。

その理由は・・・

新型肺炎。

と思うでしょ?

違います。

昨年11月の段階で今年の取材旅行スケジュールは、
もう決まっていたのですよ。

これまで年に冬、初夏、秋の3回、
取材や研修で海外に出ていましたけど、
今年はそれをひとつにまとめ、ドカンと長期で行こうかな?
と思っています。

その理由はふたつ。

皆さまもご存知のとおり僕らの旅はハイパー低予算。
その内訳を見ると、
実は予算の50〜70パーセントを占めるのは航空機運賃なのですよ。
これをひとつにまとめれば、
年間予算にするとかなりの節約になるのは明らかです。

それから取材の密度。
出発前には入念に計画を練り、
食文化の情報もかなり調べてはいますが、
もっとも情報確度の高い現地でそれを修正したり、
はたまた新しい事実に直面するのは毎度のこと。

で、「なるほど、それを掘り下げて!」
と意気込むものの、ここで問題となるのは時間です。
「あと1日あれば!」と言いつつ、
後ろ髪引かれる思いで現地を後にした経験は、
2度や3度ではありませんでした、

そう、僕らの旅で不足しているリソースは、
まず時間、次がおカネなのですよ。

しかしながらおカネの方は、
僕らの場合、時間さえあれば、もっとどうにかなります。
と申しますのも、
今は移動スケジュールがタイトなので、
宿は事前に予約し、場所も相場の高い市内中心部に限定されますが、
日程に余裕があれば、移動ノルマが緩み、
「今日はこの街で泊ろうか?」
という風に出たとこ勝負で安い宿を幾らでも探せます。
もともとこういうのが僕らの旅のスタイルですからね。

で、今年はどんなことを企んでいるのかと申しますと、
秋頃、2ヵ月間くらいの期間で出かけようと思っています。
それだけの時間が取れるなら、
行く先はアフリカ西部や中米、南米など、
何ごともすんなり行かない地域もじゅうぶん射程に入りますし、
ユーラシア大陸を部分的に横断し、
これまで訪れた点と点を線で結ぶ旅も可能になります。

しかし、ここまで大きい計画ともなると、
事業計画のみならず、
公私ともに調整しなければならないことが盛りだくさん。
今はぼちぼちこれに取り掛かっているのですよ。

そうした意味で、
野方に居ても、僕らの旅はもう始まっています。
それも今までになかった旅が・・・

えーじ
posted by ととら at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月04日

be cool to be wise.

僕たちの旅はバックパッカースタイル。
いわゆる個人旅行です。

そしてもうひとつ付け加えなければならないのは、
それがオールドファッションだということ。

これ、どういうことかというとですね、
今どきにもかかわらず、
僕らはあまりデジタルツールを頼らないのですよ。

いや、機械オンチという意味ではありません。
これでも元SEの端くれ。
ある程度のトラブルシューティングであれば、
今でも自分でやっています。

にもかかわらず、スマホやPCを頼らないわけは・・・

それがなくても旅をしていたからです。

そう、アナクロな旅は、
ある究極的な事実を教えてくれました。
それは・・・

最高のツールとは自分の頭脳と体だということ。
(IQや運動能力にかかわらず!)

確かにスマホやPCは便利ですよ。
実際、僕も旅行中だけではなく日常でもよく使っています。

でもね、所詮ツールはツールでしかない。
スマホやPCなどが表示する情報に意味はありませんからね。
そう、ディスプレイが表示する無味乾燥な文字列が、
生きた意味となる場は、僕たちひとりひとりの頭の中なのです。

たとえばですね、今日17時30分にSNSで、

「知り合いの医者に聞いたんだけどさ、
 新型肺炎の予防にはフランクフルトソーセージで恵方巻を作り、
 17時から18時の間に西北西を向いて食べるといいらしいぜ!
 今日しか効果がないから急ごう!」

こんなメッセージ(情報)を読んだとします。

ここで、
「うわ〜っ!大変だ!あと30分しかない!材料を買ってこなくちゃ!」
とスーパーまでダッシュするのと、
「アホか?」
の一言で片付けるのとでは結果に大きな差がありますけど、
もとになっている情報は同じでしょう?

去年の11月、僕たちは政情が不安定なレバノンを旅していました。
現地で一番知りたかったことは、
トリポリやバールベックに行っても大丈夫か?
(つまり無事に帰ってこれるか?)
ということ。

で、当然のことながら日本を出る前に外務省や、
各新聞社のウェブサイトを読み漁り、
現地では複数のタクシードライバーやホテルのフロント、
はてや警察官まで様々な人から情報を収集したのですが、
失礼ながら、
僕らはいずれも100パーセントの信用を置いていませんでした。
(政府すらも!)

情報の信頼性と確度はどれくらいなのか?
インフォーマントは事実を話しているのか?
それとも推測か? はてや個人的な意見か?

ここで僕らがやっていたのは、
ソースの異なる情報を突合して炙り出した結果から、
現実的な判断材料を集めること。
残念ながら、
『真実』なんてものがクリアに見えるわけではありません。

でも無駄ではないんですよ。
このプロセスから導き出した結果(判断)は、
スクリーンに表示された文字列を字義レベルで鵜呑みにしたものと、
大きく違っているでしょう?

不安はえてして判断がし難い状況でやって来ます。
そこで衝動に押し流されれば、
僕らは目を閉じたまま手頃な情報に飛びついてしまいます。
(しかもそれを自分が下した判断と思い込んで!)
しかしその結果が後になって良かったケースは、
近代史のみならず、個人的な経験に照らしてもまずありませんよね?

情報と経験は違う。
推測と事実も同じではない。

意味不明な行列の後に並ぶのではなく、
誰かが走ったら自分も走るのではなく、
自分で考えた自分の答えに従って、
クールに行きましょう。

そうした意味で、旅も日常生活も変わらないんですよ。

えーじ
posted by ととら at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年02月01日

いやはや、やっぱり・・・

『中国人入店禁止』

・・・か。

遅かれ早かれ同業者で、
こうした動きをするところが出ると思っていました。

で、その目的は、

『従業員や客を守るため』

・・・か。

ん〜・・・気持ちは分からなくもないんですけどね、
『守るため』って、
つまり店に入れないことで防疫線を張るってことでしょ?
だとしたら、それは意味がないかもしれません。

だって日本人の二次感染者が発生しているのに、
中国人だけフィルターにかけてもしょうがないじゃないですか?
しかも本日現在、中国以外の22の国で感染者が確認されており、
なかには同国内での2次感染者も出てきている。
だとしたら中国以外の国から、
中国人以外の感染者が来ることも十分考えられる。
つまりここまで来ると、
『中国人』ってフィルタリングワードは、
必要条件であっても十分条件じゃないんですよ。

このミクロな考え方のマクロ版が国境で引く『水際防疫線』ですけど、
これまた100パーセント遮断できるものじゃない。

そもそも論を言うつもりはありませんが、
WHOが1月30日に非常事態宣言を出したのを受け、
各国政府がようやく本腰を上げたのが2月でしょう?

であれば、中国と日本の関係を物語る、
こうした数字も知っておくべきじゃないかと思うんですよ。

たとえば日本における在留外国人数は、

1位 中国 764,720人 (構成比28.0%)
2位 韓国 449,634人 (構成比16.5%)
(法務省 2018)

次はその逆の外国に在留する邦人数は、

1位 米国 446,925人
2位 中国 120,076人
(外務省 海外在留邦人数調査統計 令和元年版)

さらに旅客に関していうとインバウンドは、

1位 中国 9,594,300人
2位 韓国 5,584,600人
(日本政府観光局 2019年)

で、アウトバウンドが、

1位 中国 2,680,033人
2位 韓国 2,311,447人
(日本政府観光局 2017年)

すごい人数でしょう?
データの時期はずれていますが、
これだけの人が日中間だけでも川の流れのように行き来しているのです。
これを念頭に武漢市でのアウトブレイクの時期から、
今日まで経過した時間と、
感染者に自覚症状がなくても感染させられるという、
ウイルスのしゃらくせぇ特性を考えると、
いま関係各機関が把握している数字は・・・

どうなんでしょうね?

しかし、店頭の張り紙はともかく、
国境での水際防疫線は意味があると思います。
遮断ではなく、拡散速度を落とすことで、
攻めに回る時間をかせげるじゃないですか。

すなわちこの時間を使って予防ワクチンや、
罹患した後の効果的な治療薬の開発が進めば、
やられっぱなしから攻撃に転じられる。
それゆえに武漢市の現状からは、
攻守ともに学べることが多いのではないでしょうか?

ですから僕が言いたいのは、
「中国人こっちくるな!」ではなく、
彼らを支援し、情報を共有して反撃材料を作ることが、
国境を越えた利益に繋がる。
世界規模の事案なので味方も多いですよ。

これこそホントの One Team.
同業者諸兄、そうじゃありません?

えーじ


P.S.
それからこういう事案についての情報ソースに、
SNSを用いるのは賢明じゃありません。
やめましょう。

え? じゃ、君のブログもそうなのか?

その通り!

信頼できる情報ソースを選び、自分で裏を取り、自分で考え、
自分で判断することが何よりも大切だと僕は考えています。

人生コピペじゃダメなんですよ。
特にこういう時はね。
posted by ととら at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2020年01月30日

行動が決めること

友人であれ、同僚であれ、
自分の隣にいる人が自分にとってどんな人なのか?
それが分かる簡単な方法があります。
それは・・・

あなたが心の底から困ればいい。

その時、
あなたを見た隣の人の取る行動がすべてを語りますから。

以前、こんな話をしたことがありましたよね?

人間、口では何とでも言えます。
しかし行動で嘘をつくことは難しい。
つまり行動にこそ真実があるのだと僕は自分の経験から学びました。

たとえば仕事で僕が本当に困った時、
「じゃ、退社時間ですので・・・」とか、
「当社の担当外ですので・・・」」と言って席を立った人もいれば、
「別の方法を試してみませんか?」と作業に加わってくれたり、
黙って後ろを守ってくれた人もいました。

あれから10年以上の月日が経ちましたが、
ピンチの時にそばにいてくれた人たちを忘れたことはありません。

今、僕たちの共通の隣人であり、友人である中国は、
未曽有の困難に直面しています。

中国にとって僕らの日本とはどんな国なのか?
中国人にとって僕たち日本人とはどんな人なのか?
それが間もなく分かる時が来るでしょう。

起こってしまったことは変えられません。
しかし未来は選択することができる。
そしてそれは今の行動を通してしかない。

小さな声や小さな行為が起こせる変化は小さなものです。
しかし小さな変化なくして大きな変化もないでしょう。
非力なひとりの人間でも出来ることはある。

僕はそう信じています。

鼓起勇气、中国加油!

えーじ
posted by ととら at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記