2015年11月30日

第3回研修旅行 その5

チェンライでの滞在は1日だけでしたが、
丁度週末に当ったので、
有名はウィークエンドマーケットを訪れることができました。

第1バスターミナル脇に常設されているナイトバザールは、
観光客を対象にしたお土産物が中心のもので、
それはそれで面白いものの、
地元客で賑わう、売り手もアマチュア参加型のマーケットの方が、
よりローカル色を楽しめる内容でした。

翌朝は8時にタクシーを呼んでもらい、チェンライ空港へ。

の筈だったのですが、
ロビーで待っていても来る気配がなし。

「おはよう。
 昨日頼んでいたタクシーは遅れているのかな?」
「あっ!」

てな具合で、ここでもマイペンライ。
実はこれも折り込み済みで、ちょっと早めの時間を指定していたのです。
まぁ、何かとこんな調子なのですよ。

チェンライ空港で軽く朝食を食べ、
Bangkok Airways さんでバンコクのスワンナブーム空港へ。
フライトタイムは1時間5分。

ここからはエアポートリンクで市内の中央まで。
そこから高架鉄道を乗り継いで、
チョンノンシー駅にほど近い、2年前にも泊った宿へ。

思えばここ15年ほどでバンコクは大きく変わりましたね。
以前はドゥムアン空港がゲートウェイで、
到着ロビーから長い歩道橋を渡ってドゥムアン駅まで行き、
そこからローカル鉄道でホアランポーン駅へ。
宿は駅から河を挟んで反対側にある中華系のスリクルンホテルか、
更にトゥクトゥクでカオサンまで移動して、
裏通りの安宿へ、というのがパターンでしたから。

とにかく移動は楽になりました。
鉄道網が整備されたお蔭で、
悪名きバンコクの交通渋滞に悩まされることがなくなりましたし。

それからカフェが爆発的に増えましたね。
いや、カフェというより、珈琲を飲む文化が広く浸透した、
と言った方がいいかもしれません。
以前はタイで「珈琲を飲む」ということそのものが、
やたらとハードルの高いことだったのですよ。

カフェなんて洒落たお店は皆無。
たまにそれっぽい所があったとしても、
外国人の多いカオサンですら出てくるのはネスカフェばかり。

ようやくありつけた! と思ったホテルのカフェですら、
高そうなカップに入って出て来たのは、
「うぁ〜、これもインスタントじゃん!」
それが今ではバンコクのみならず、チェンマイですら、
ローカル向けの美味しいカフェがよりどりみどり。

これは韓国や中国にも当てはまるようで、
珈琲豆の相場高騰の大きな原因になっているのだとか。

仕事を思い出すと、微妙な気持ちになりますが、
ま、いいことなのでしょう。

バンコクでの最初の夜は、
先日ととら亭に来てくれたブラザーのダブーと再会し、
一所に近くのタイレストランでディナー。

色々話していると分かって来るのですが、
僕らは旅行者ですが、外国人として住むとなると、
いろいろ微妙な問題があるのですね。
そのうちそんなお話もしてみたいと思っています。

さて、今日はこれから近くのローカル食堂でランチを食べて、
懐かしのカオサンまで行って来ます。

あそこも変わったかなぁ?

えーじ
posted by ととら at 14:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月29日

第3回研修旅行 その4

チェンマイの宿を11時前にチェックアウトして、
トゥクトゥクで第3バスターミナルへ。

到着した時に確認しておいたチェンライ行きバス会社の窓口に行くと、
週末の所為か、かなりの人でごった返していました。
10分ほど並んでチケットを問い合わせてみれば、
一番早い空きは15時発とな。

ん〜・・・しょうがないね。
ま、慌てる必要はない。
ゆっくりランチを楽しんで、ブログ用の写真の仕込みでもしますか。

幸いチェンマイのバスターミナルは、
売店や飲食店が充実しており、
2階にはエアコンの効いた待合室まであります。

ぶらぶらしているうちに、すぐ出発の時間になってしまいました。

定刻を約20分遅れて出発したバスは、往路と同じ道を戻り、
18時30分、チェンライの第1バスターミナルに到着。

大分暗くなってきたので、
今夜の宿はバスターミナルからほど近い場所で見つけました。
ダブルで約3,000円。ま、こんなものでしょう。

さて、チェンマイで参加したクッキングクラスのお話です。

こうしたスクールは各国各都市にあり、
ビギナーからプロ向けまで、様々な種類が選択肢になります。
今回は、タイ北部の料理を知りたかったので、
チェンマイ名物、カオソイを学べるコースで手頃なものをチョイスしました。

chiangmaicc_hotel.jpg

朝、9時40分。
ホテルのフロントでピックアップ。
約束は9時00分〜9時30分でしたが、
このくらい遅れても、予約が取り消されていたりしても、
とにかくノリはマイペンライ(Take it easy or Let it be!)
気にしないで行きましょう。

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迎えに来たのははメーサイでも乗ったソンテウ。
これで予約者が泊っている各宿を周り、
到着したのはここ。

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今回お世話になるのは、Thai Kitchen Centreさん。
ここのハーフデーコースを申し込みました。

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揃いのエプロンを締めたらまたソンテウに分乗し、
全員で市場へ買い出しです。

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ここではこの市場のあらましから個々の食材の説明を受けます。
これは結構勉強になりますよ。

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左のガーリックは香りが濃く小粒なもの、
右はバイマックル―(こぶみかん)の実。
この実は酸味が強すぎて食べれないので、ゆずのように皮だけ使います。

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バジルの種類も様々。
ホーリーバジル、レモンバジル、それにスィートバジル。
それぞれが独特の香りを持ち、料理に複雑な風味を与えます。

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お馴染みのナス、キュウリ、トマトの他、
コリアンダー、レモングラス、ネギも使います。

chiangmaicc_mark01.jpg

市場は買い物をしなくても、ただ歩いているだけで面白いですね。

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さぁ、いよいよ本番の始まりです。
実習前の説明に耳を傾ける真剣な眼差しの生徒たち。

chiangmaicc_lec02.jpg

それでは実習の始まりです。
まず、材料を切るところから。
この前傾姿勢から気合が伝わって来るでしょう?

chiangmaicc_ing01.jpg

ちゃんと素材は揃いましたか?

chiangmaicc_cc02.jpg

参加メンバーの国際色はとても豊かです。
アジア代表は僕たちだけ。

chiangmaicc_cc01.jpg

おいおい、ともこさん、ひとりでカメラ目線とは余裕ですね。

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肝心の料理は如何ですか?
これはチェンマイ名物カオソイのスープを仕上げているところ。
ん〜・・なんとも言えない、いい香り・・・

chiangmaicc_eating.jpg

一皿作り終わるごとに試食をします。
この表情からして美味しく出来たようですよ。

chiangmaicc_kaosoi.jpg

さぁ、出来ました!
左がクリーミーなカレースープに太い卵面が入ったカオソイ。
右はチキンのバジル炒め。
あ、ちなみにこれは僕が作ったものです。

chiangmaicc_us.jpg

料理はそれぞれ好みのものをカテゴリーから選んでつくる為、
一皿ごとにクッキングテーブルは変わりますが、
試食は決まった場所で行います。
これは僕たちの試食メンバー。
ともこの右側からマグダとピオトル。
驚いたことに彼らはポーランド人でこの春に日本を訪れたそうです。
僕たちが反対にこの6月、ポーランドを訪れ、
今は彼女たちの国の料理を紹介していると聞いてびっくりしていました。
いやはや奇遇ですね!
ピオトルのスマートフォンで日本の光景を見せられた時は、
何とも奇妙な感じがしましたよ。

そして僕の左隣りはカナダのケベックから来たアッカ。
学生で8週間の休みを取り、
インドネシア、シンガポール、タイと回り、
これからカンボジアに行くところ。

クッキングクラスの面白さは、料理だけではなく、
こうしていろいろな国の人々と出逢い、
話をする機会を得られることでもあります。

今回はこのメンバーの他にも、
ポルトガルのペドロ、ドイツのエナ、
他にも沢山の人々と知り合うことが出来ました。

みんなとても楽しかったね!
この後も良い旅を!

えーじ
posted by ととら at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月28日

第3回研修旅行 その3

ミャンマー、タイの国境が開くのは、
ミャンマー時間で8時。タイでは8時半になります。

タチレクのホテルをチェックアウトした僕らは、
その時間に合わせてミャンマーのイミグレーションへ。
ここで昨日預けたパスポートを返してもらいます。
お、こちらにもミャンマーの出入国スタンプが押してありますね。
もしかしたら、スーチーさんが政権を握ると、
国名がビルマに戻るかもしれませんから、
ちょっと価値が出るかも。

なんてことを考えている間もなく、
今度は徒歩30秒のところにあるタイのイミグレーションへ。
ここでは昨日と同じく出入国カードを書いて、
パスポートと一緒に提出。
荷物はX線検査機に通し、再びタイへ戻りました。

さてさて、ここからチェンマイまで移動です。
まずトラックを改造して荷台に人が乗れるようにした、
ソンテウという乗り物で町外れのバスターミナルまで。
人数が集まらないと出発しない仕組みなのですが、
何故か僕たちだけを乗せて走り出しました。
バスターミナルまでは約10分。

ここでのプランAはチェンライまでの長距離バスに乗ること。
しかし窓口で訊けば、午前中の便は満席で、14時なら乗れるとのこと。
ここで4時間待つ?
のも詰まらないので、便数の多いチェンライまでミニバスで行って、
そこから長距離バスに乗るプランBへ変更。

ミニバスでチェンライまでは約1時間15分。
チェンライの旧バスターミナルに到着したので、
第2ターミナルまで移動しなければならないかと思ったら、
ここでもチェンマイ行きのバスが出ているじゃないですか。
そこで早速12時発のチケットをゲット。
出発までまだ40分ありましたから、
軽く食事をしてほぼ定刻で出発。

チェンライのバスターミナルに着いたのは15時10分。
結構快適なバスの旅でした。
ここでチャンクラン通りの南にある宿まで行くトゥクトゥクを交渉。
ん〜、大分相場が上がったようですね。
3、4年くらい前の金額で持ちかけてもプイっと背を向けてしまいます。
まぁ、物価が大分上がったようですからね。
そこでタクシーのコストを調べて概ねの相場を割出し、
概ねこんなもんか、というところで手打ち。

いろんな乗り物を乗り継いで、
ようやく宿に着いたのが16時頃でした。

次回はチェンライでのクッキングクラスの様子をお伝えしますね。

さて、それではこれからチェンライに戻ります。

えーじ
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2015年11月27日

第3回研修旅行 その2

今、チェンマイに居ます。

今日は僕たちにとって、
本当の意味で、久し振りの休日でした。

毎週定休日はあるものの、仕込みやデスクワークなど、
営業日には出来ない仕事をやらねばならんので、
少なくとも半日はお店で何かしているのですよね。

取材旅行でさえ出発してからも、
調べ物やらノート書きやらでオフと呼ぶには程遠い状態。

それが研修では、
クッキングクラスに参加することが唯一のタスクですから、
気分的に大分違います。

そこで今更ながらに気が付きました。

オンとオフの違いはですね、
「何時までにこれをやらなければならない」
ということの有無ではないでしょうか?

皆さんもご存じの通り、オンの日はまさにこの連続でしょう?
あれやらこれやら、
次から次へと「やらねばならん」ことがやってきます。
一日に何回時計を見ているか、
数えてみたら気が遠くなるかもしれません。

なので今日は、
時間との主従関係を普段とは逆転させてみたのです。

そうするとほら、
当たり前と言えば当たり前ですけど、
時計を見ることがなくなるのですねよね。

ん〜・・・かなりリラックスしました。

さて、話をミャンマーに戻しましょう。

タイ最北端の国境の街、メーサイから出国して、
ミャンマーのイミグレーションを抜けた後、
タチレクでの最初のミッションは宿探し。

一般的な海外旅行では移動手段から宿、
はてやレストランまで決まっているケースも珍しくありませんが、
僕らのスタイルは出たとこ勝負が基本。

不安じゃないか?

いや、その逆なのですよ。

「決まっていること」というのは、
先のオンとオフの話ではありませんが、
「いついつまでに、何々をしなければならない」
すなわち、未来における「拘束」でもあります。

ですから「宿を予約」していれば、
チェックインの時間までにそこまで「行かなければならない」でしょ?

しかし、出たとこ勝負であれば、
無理をして移動する必要はありませんし、
近くでより良さそうな宿を見つけた時に、
「ああ、あっちの方に泊りたかったな!」ともなりません。

要は常に自由なんですよ。

で、どうやって見つけるのかというと、
Booking.comのようなサイトの情報を参考にすることもありますが、
何処の街にも大抵、安宿が集まっているエリアがあります。
特に国境の街であれば、
怪しげな売春宿から、それなりにリッチなホテルまで、
選択に事欠くことはあまりありません。

今回は事前に調べていた地図から、
国境を抜けて東側のエリアに広がる市場の中に、
手頃な宿があるに違いないと当てを付けていました。

そこで声をかけて来るトゥクトゥクライダーや、
タバコとバイアグラの売人を笑顔でやり過ごしつつ、
10分ほど歩いていると、

「あ、あそこに宿の看板が出ているよ。」

そこにはThe NICH Hotelとあります。
ファサードの佇まいからして中華系でしょう。
早速フロントの女の子に声をかけてみました。

「こんにちは。
 二人なんですけど、部屋はあります?」
「はい。」

OK、英語が通じるじゃん。

「タイバーツは使えます?」
「使えます。」
「ツインかダブルで幾らですか?」
「エアコン付きがいいですか?」

朝晩は結構涼しいけど、日中はまだ暑いな。

「エアコン付きがいいですね。」
「一晩700バーツです。」

ってことは、今のレートで概ね2,400円くらいか・・・

「OK、それでは部屋を見せてもらえます?」

ホテルはフロントのある建物の裏に別棟で建っていました。
しかもかなり新しくてきれいなのが。

部屋は広く、電気シャワーだけどお湯は出るし、
セキュリティーも問題なし。
エアコンは動く・・・な。お、テレビや冷蔵庫まである。
すごい豪華じゃん。(僕たち基準でね)

「どう?」
「ああ、いい感じだ。ここにしよう。」

そんなこんなでチェックイン。

長い移動で疲れており、お腹も空いていたので、
顔だけ洗って近くの食堂へ。

英語もタイ語も全然通じませんでしたから、
最後の手段の指差しオーダー。
注文したのはフィッシュボールみたいのが入っている汁ソバと、
赤っぽいスープの汁ソバ。
これと水をもらって約400円くらい。

何だかよく分からないけど、取り敢えず美味い!
二人ともすごい勢いでかっこんで、
そそくさと宿へ。

時刻はまだ14時。
結構暑いし、寝不足でもあったから、
シャワーを浴びて約3時間半の気絶。

起きてまだ明るいうちに、今度は夕食を食べに出かけました。
(さっきは小腹満たし程度の量だったのですよ)
ところが飲食店が殆どないじゃありませんか。
この市場で働いている沢山の人たちはどうしているのかしらん?
ちょろっと覗いて見るに、皆さん、お弁当持参のよう。
普通なら市場の周りには飲食店が犇めいている筈なのですが、
どうりで軽食の屋台くらいしかないわけだ。

そこで宿に戻り、さっきのフロントの女の子に、

「ミャンマー料理が食べたいんだけど、近くにいい店はありますか?」
「え〜、食堂ですか?
 う〜ん・・・そうですね、そこを左に曲がって大通りに出たら、
 右の方へ暫く行くとありますよ。」
「どうもありがとう。」

陽が大分暮れてきました。
しかし行けども行けど彼女の言うミャンマー料理の食堂は見当たりません。
というか、やっぱり飲食店そのものが殆どない。
たまにあった!と思ってメニューを見せてもらうと、
中華かタイ料理ばかり。

ありゃ〜、すっかり夜になっちゃったよ。
初めて来た街で暗い時間にうろちょろしたくないんだけどなぁ・・・

「何だかちょっと怖いね。」
「ん〜・・・通行人もいるし、危険な感じはしないけど、
 あんまり遠くまで行くのはまずいね。
 ほら、あそこに明かりが見える。
 あそこまで行ってなかったら引き返そう。」

そう思って近付いて行くと、

「お、なんか屋台が並んでいるぞ。」

フロントの女の子が言っていた「食堂」ではありませんでしたが、
何やら美味しそうなものを並べている屋台が10台ほど、
空き地のような場所に寄せ合っています。

覘いてみれば、オリジン弁当よろしく、
いろいろなおかずを並べたお店が大繁盛中。

「何だかよく分からないけど、取り敢えず美味そうじゃないか。」
「お腹壊さないかな?」
「全部加熱してある食べ物だし、
 これだけ回転が早ければ、まぁ大丈夫だろう。」

ここでも当然、言葉は通じませんから、
身振り手振りで、
こんばんは!バーツ使える?バーツ。
そう?OK?
それじゃね、これと、これと、これをちょうだい。
あとご飯もね。
幾ら?これで足りる?
あそこのテーブルで食べていい?OK?

ってな調子で、僕らの前には得体のしれないご馳走が並びました。

「いやぁ、美味そうだ!食べようぜ!」

ハーブとスパイスで煮た目玉焼き、
これまた同じくスパイシーでやたらと辛いポークの炒め物、
何が入っているんだか見当も付かないけど、
熱々でじわっと美味しいスープ。
長粒種パラパラなご飯。

ん〜・・・ミャンマーでたった一晩の夕食に相応しいご馳走でした。

時刻は19時半。
宿に向かって戻ってみれば、さっきまで買い物客でごった返していた市場が、
全てシャッターを下ろし、さながらゴーストタウンに早変わり。

「おいおい、なんかイヤな雰囲気になっているな。」
「怖いね。あたし一人だったら絶対に歩けないよ。」
「こりゃ長居は無用だ。早いとこ宿に帰ろう。」

昼間歩いてある程度の土地勘を得ていましたから、
迷わず無事にホテルまでたどり着けました。

さて、明日はまたタイに入国し、チェンマイまで移動です。

えーじ

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ここで久し振りに、ともこ先生の登場です。
僕が出かけていた間に、何やら書いていたようですよ。
それではお願いしましょうか!
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久し振りに完全に時間を気にしない休日を楽しんでいます。
日本での定休日は次の日から始める一週間の為、
少しでも仕込みをやっておこう、旅のメニューの試作を進めよう、
と、何かしらやることがあって休めません。

取材旅行は、よく楽しそうで羨ましいと言われますが、
確かに楽しいけど、それ以上にやることの多い旅なのです。

準備もしっかりやらなくてはいけないし、現地では限られた日程の中で、
戻ってから紹介できる料理を探さなくちゃという、プレッシャーの中、
必死で食べ歩くのです。

今日みたいに気ままに一日を過ごせるのは、
1年のうちで2,3日しかないかもしれません。

今、えーじはタイマッサージに嬉しそうに出かけて行きました。
私は冷房の効いたホテルのベッドの上で、リラックスして読書を楽しんでいます。
時間に追われないというのは、本当に幸せなことですね。

ともこ
posted by ととら at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月24日

第3回研修旅行 その1

日本の皆さま、こんばんは!
僕らは予定通り、ミャンマーの国境の街、
Tachileik(タチレク)に着きました。

今は現地時間19:19。
日本とは2時間半の時差がありますから、
そちらは21:49ですね。

羽田発のANA849便は機体準備の為、出発が30分ほど遅れましたが、
予約確認書に記載されていたフライトタイムが1時間ほど長く間違っていたようなので、
結果的に予定より早く、タイのスワンナブーム国際空港に到着。
そこでイミグレーションを抜け、国内線のターミナルへ。

次に乗るのはBangkok Airwaysさん。
これはたった1時間しか乗りませんでしたけど、
それでも簡単ながら機内食や暖かい飲み物がサーブされていい感じ。

そういえば久し振りに乗る日系航空会社ということで、
いやがうえにも期待を持っていたANAさん。
まだ経営が厳しいのか、食事は北米系航空会社級の悲しさになっていました。
キャビンクルーの方たちのサービスはとてもいいのに残念。

さて、チェンライ空港へ着陸したのは、ほぼ定刻通りの9時。
入国審査は済んでいますから、そのままバゲッジクレームへ。
ところがサインボードを持った地上職員さんの脇を通り抜けようとした時、

「えーじ!私たちの名前が書いてあるよ!」

え? あ、ほんとだ。
僕たち以外にも4,5人の名前が書いてあります。

「そうか、国際線経由の乗客は、別の場所で荷物を受け取るんだね。」

そうして別室のターンテーブルでバックパックを受け取り、
いよいよ到着ロビーへ。

まずは両替です。空港内に両替所は2軒のみ。
レートは両方とも同じ2.869…
ん〜、円安だからな、こんなもんか、と思いつつ、
ここではATMで数日分の軍資金を引き出し、次はタクシーカウンターへ。
料金は固定制でメーサイまでは800バーツ(約2,700円)。
空港を出たタクシーは国道を北上し、
約1時間でタイ側の国境で最北の街、メーサイに到着しました。

片側2車線の広いパホンヨーティング通りの両側に、
銀行、警察署、商店、ホテルが軒を並べ、
東側には入り組んだ大きなマーケットが広がっています。
どこか脈略がなく、雑然とした国境の街の雰囲気がいいですね。

ぶらっと様子を見てから国道の終点にあるタイのイミグレーションへ。
入国して2時間で出国です。
遊園地のチケット売り場のようなイミグレーションを抜け、
国境線になっているどぶ川のようなルアック川にかかる橋を渡ると、
今度は右側にミャンマーのイミグレーションがあります。
これも日本でいうなら、ちょっと大きめの交番のような感じ。

ミャンマー語は全く覚えて行かなかったのですが、
片言の英語を話すインスペクターがいて手続きはすんなり行きました。
本来、日本人はビザが必要なのですけど、
ここは特例地区で、日帰り、1泊のような短期滞在であれば、
パスポートと引き換えに滞在許可証を発行してくれます。
手数料は500バーツか10米ドル。
ここを過ぎれば「ようこそミャンマーへ」となります。

え? 行き先はラオスじゃなかったのか?
ああ、そうでしたね。

今回の旅で、僕の渡航国数が50カ国になりました。
(ともこは46カ国です。)
実はこれが、当初の予定であったラオスから、
ミャンマーへ行き先を変えた理由なのですよ。

この「国境を越える」という旅のセレモニー。
ラオスでは船でメコン川を渡って、という所が魅力だったのですが、
調べてみると、昨年「立派な」橋がかかり、
イミグレーションもピカピカの高速道路の料金所のようになったそうで。
これじゃ50回記念にするには、ちと興醒めに。
そこで急遽行き先をミャンマーに変えたのでした。

自分の足で、歩いて国境を越える。

こういうのが、僕たちの旅の原点なもので。

えーじ
posted by ととら at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月23日

第3回研修旅行の準備 その3

お店のシャットダウンが終わり、
自宅に帰って来ました。
ウェブチェックインも済ませたので、
後はまとめておいた荷物をバックパックに詰めて出かけるだけ。

今回は羽田からのナイトフライトです。
バンコクまでのフライトタイムは7時間20分。
軽く夜食を食べてひと眠りするには丁度いい時間かな。

次は国内線に乗り換えて、
目指すは最北の街、チェンライです。
そして到着後は一路、ミャンマーとの国境の街、メーサーイへ。
何ごともなければ明日の昼には徒歩で国境を越え、
ミャンマーに入っているでしょう。

タイはかれこれ6回目になるのですけど、
スコータイより北は初めて。
日本でいうなら京都のように古いタイの文化が残る地域は、
まるで行ったことのない国のように旅人の心を誘います。
実は以前からずっと訪れたかったところなのですよ。
特にチェンマイは気になっていましたね。

ミャンマー側の国境の街、タチレクの様子を見たら、
今度は翌日、バスでチェンマイまで。

さて、久し振りの僕たちらしい、出たとこ勝負の旅が始まります。
次はミャンマーからお話できるかな?

ん?
ネットワークは大丈夫かしらん?

えーじ
posted by ととら at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月18日

熊手とはしまきの夜

昨夜、あいにくの空模様でしたが、
新宿の酉の市に行ってきました。

花園神社を訪れたのはこれで2回目。
西武新宿の駅から近付いて行くと、
ぽつぽつ熊手を持った人とすれ違い始め、
やがてB級グルメたちの心をくすぐる屋台が姿を現します。

今年の「新作」は何かな?

連なる屋台をチェックしつつ、
目指すは社務所の売店と熊手の奉納場所。

僕たちが買うのはいつも出店のサードパーティ品ではなく、
神社純正の一番ちいさなものなのですが、
同じ日本武尊を祀っていても神社(メーカー?)が違うと、
熊手の仕様も微妙に変わるのですよね。

でもって肝心の性能、いやご利益はどうかしらん?

消費増税以降、外国人観光客と無縁の地域では、
厳しい状況が続いていますので、
ここは何とかニューモデルの性能に期待したいところ。

え? 
神頼みじゃなくて、経営努力はどうした?

そりゃあ勿論、日々涙ぐましくやっているのですけどね。
こんな小さなお店では、やれることも限られていて・・・

とまぁ言い訳はともかく、
お楽しみの屋台に行ってみましょう。

浅草に比べて数こそ少ないものの、バリエーションは豊富。
それでいて食べられる量は限られていますから、
ここはひとつ厳選しなければなりません。

今回の初挑戦は、「はしまき」。
お好み焼き? 大阪焼き?
要は薄手に焼いたお好み焼きを割りばしに巻き付けたもの。
だから「箸巻き」と言うのかな?

これが美味しかった!
僕たちが食べたお店独自の特徴だったのかもしれませんが、
一般的なお好み焼きより食感がモチモチしていて、
チーズとソースの相性も抜群。
それから円盤状のお好み焼きと違って、
立ち食いという状況では食べ易い。

ふ〜ん、こういうのもアイデアだよな。
勉強になりました。

そうそう、それから屋台ではないのですが、
見世物小屋があったのですよ!
う〜、懐かしい・・・
時間があったら見たかったんだけどなぁ。
芝居とは違う、あの胡散臭さがたまらん。
来年もやっていたらぜひ入ってみよう。

えーじ
posted by ととら at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月16日

お兄さんとおじさんの境界線

先日、バーバースズキさんで髪を切ってもらっていた時、

「うしろはこんなもんでいいですか?」

手鏡に映った見慣れない自分の後頭部を見ると、

ん〜・・・
52歳にして黒い毛と白髪の割合が完全に逆転してるな。
しかも、全体的に密度も薄くなって・・・るじゃないか?

ま、おじさんですからね。
そんなもんですよ。

僕は体の経年変化については無頓着で、
ここんとこは敬虔な仏教徒よろしく、
諸行無常を受け入れています。

大体、歳を取るごとに若返る生き物なんて、
この星にいるわけないじゃないですか。
使い続ければ、やがては壊れる。
これは当たり前のこと。

だから「おじさん!」って呼ばれるのも抵抗感はありません。
そのうち「じいさん!」になるのでしょうけど、
それもまたよし。

そう言えば、初めて「おじさん!」って呼ばれたのは、
何歳の時だったんだろう?

あれは確か30歳後半だったかしらん。
18歳くらいになる友人の可愛らしいお嬢さんから、
ある時、こう呼ばれたのですよ。

「おじさま」

お・・・おじさま?
僕が?

ふっ・・・いいねぇ、こういうのも。

ところが、そうは思わない人も身近にいます。

「ちょっとぉ!聞いてよ!
 さっき子供におばちゃんって言われちゃったんだよ!」
「え?」
「ひどいじゃない?」
「ん〜・・・そうかい?」
「私はまだ40代なんだからね。」
「うん。」
「お姉さんでしょ、お姉さん!」
「そ・・・そう?」
「当たり前よ!」

・・・だそうで。

えーじ
posted by ととら at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月13日

変わったものと変わらないもの

この前の定休日はデスクワークを早めに切り上げ、
夕方、かつて住んでいた文京区の小石川へ行ってきました。

懐かしかったですよ。
あれは確か、2001年から2005年にかけての4年間だったかな。
かなり老朽化の進んだ借家があったのは小石川3丁目。
東京ドームまで徒歩5分とは思えない落ち着いたところでね。
あの頃はまだ印刷の堅省堂さんも健在でした。
共同印刷さんの企業城下町的な出版の街だったので、
そこに紐づく家族経営の町工場が沢山あり、
軽快な輪転機の音がそこかしこから聞こえていたのを覚えています。

あの借家、今はどうなっているんだろう?

そう思って細い路地を入ってみると・・・

おおっ! あるじゃん!

しかし、その佇まいときたら、
殆どミニチュア版のホーンテッドマンション。

多分、僕たちが引っ越してからの約10年間、
誰も住まなかったんだろうなぁ・・・

当時でさえ2階は傾き、脱衣場の床はボヨンボヨン、
ベランダは支柱が腐食してブービートラップそのものだし、
そこかしこに隙間があるせいで屋外と室内の温度が変わらないという、
まことにサバイバルな一軒家だったのです。

残念ながら僕らのように奇特な借家人は、現れなかったのでしょう。

周辺も変わりました。
出版業界が先細りになった昨今、
その深刻な影響は、ここ小石川にも深い影を落とし、
堅省堂さんの本社と工場が移転した後は、
小さな町工場がドミノ廃業に追い込まれ、
かつて街に満ちた輪転機や本を運ぶフォークリフトの音は、
住宅街の静寂に取って代わられたのです。

また、古い商店は取り壊されてマンションや駐車場になり、
あの頃とはまた別の意味で、静かな街になってしまった気がします。

一抹の寂しさを抱いて歩いていた僕らですが、
今日、訪れたのはノスタルジーに浸る為ではありません。

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ここでコマーシャルです。

本日から15日(日)までと、
19日(木)から23日(月)のランチまで、
珍しいワインをグラスやデカンタでお楽しみ頂けます。
ご紹介するのは、

白  レバノン  (クレレット・ミュスカ・ソーヴィニヨンブラン)
ロゼ チュニジア (サンソー・グルナッシュ・カリニャン)
赤  ブルガリア (カベルネソーヴィニヨン・メルロー)

 グラス        600円
 デカンタ      1400円
 飲み比べ3杯セット 1600円

ボジョレーヌーボーもいいですが、
旅の食堂ですから、こんな楽しみ方もおつなものでしょう?
売り切れ御免ですのでお早めに!
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そう、目的は、第97回伝通院寄席!

実は僕たち、隠れ落語ファンでして。
そのきっかけとなったのがこれだったのです。

出演するのは極楽カルテットのメンバー、
三遊亭遊之介さん・桂歌助さん・春風亭柳好さん・三遊亭金也さんの四真打。

元は二つ目の勉強会からスタートしたそうですが、
僕たちが住んでいた頃に、一番若い金也さんも真打に昇進し、
今でも1,500円という木戸銭でじっくり楽しめる、
大変お得なお楽しみ。

今回は柳好さんがトリ兼前座。
絶妙なマクラから観客を引き込み、
金也さんの欠伸指南、歌助さんのそば清と続き、
仲入後に遊之介さんの堀之内、
柳好さんの人情もの、文七元結で幕となりました。

個々の噺家の達者な芸もさることながら、
お寺の書院というこじんまりした場所がまたいい味を出していまして。
本当に数メートル先で名人の噺を楽しめますからね。
寄席が定休日に当たったら、また行きたいなぁ。

さて、伝通院を出たのが20時頃。
そろそろお腹も空いて来ます。
そこで立ち寄ったのが、
これまた小石川時代によく通った台湾料理の萬盛園(まんじょうえん)さん。

春には桜の美しい播磨坂を下って左に曲がった所に・・・
あった!

このお店、美味しいだけではなく、
同業者としても一目、いやニ目を置くお店でしてね。

何が凄いって、まずはそのスピード。
週末の夜は30席前後の客席がほぼ埋まっているにもかかわらず、
まだかな? と思うことなく、じゃんじゃん料理が出てきます。
一度なんか、頼んで1分も経たずに熱々のチャーハンが出てきて、
違うテーブルの注文では?
と訝りつつも、訊いてみれば僕たちのじゃないですか。

どうやって作ってるんだろう?

それから、いつ行ってもブレていない味。
大体3人でキッチンを切り盛りしていますけど、
とにかく味が安定しているのですよ。
これはプロでも難しい。
ところが7、8年ぶりに行ってでさえ、
ああ、あの味だ、と頷けるのは流石としか言いようがありません。

ん〜・・・見習いたいですね。

今回注文したのは、
棒ギョウザ、焼売と油淋鶏、そして、じゃこの炒飯。
あの頃と少しも変わらず、とても美味しかったです。

さて、帰りは播磨坂を上って春日通りを丸ノ内線の茗荷谷駅へ。
束の間のでしたけど、
想い出と現在が混じり合う、小旅行を楽しみました。

えーじ
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2015年11月11日

ブラザー来たる

先日の雨の月曜日。
何度かこのブログでお話したことのある僕のブラザーが、
ととら亭にやって来ました。

2年ぶりに会った彼は、全然変わっていませんでしたね。

ま、ネパールで出会った20年前と比べたら、
お互い随分変わりましたけど。
あの頃の僕はロン毛のお兄ちゃんでしたし、
一回り年下の彼はまだ学生だったのですよ。

それでも何故か気が合いまして、
その後、彼が留学していたロンドン、働いていたニューヨーク、
僕たちがまだ会社員だった頃の東京、
そして一昨年の12月、結婚して住んでいるバンコクで再会したのです。

今回、彼は5人の家族連れで日本旅行。
東京から始まり、昨日は横浜と鎌倉、今日から高山、
その後は京都、大阪、広島と巡る盛り沢山なルート。

「結構移動が多いね。ブッキングは誰がやったんだい?」
「リー(奥さん)だよ。
 彼女は前からいろいろ調べていて、旅行中も僕らのガイド役なのさ。」
「へぇ!さすがは現役キャリアウーマンだな。
 行き先を決めたのも?」
「一応、「どこに行きたい?」って聞いてくれるけどさ、
 最終的に決めるのは彼女だなぁ。」
「京都と大阪はともかく、高山なんてシブイじゃないか?
 それも彼女のチョイス?」
「うん。でも広島を選んだのは僕だよ。」
「なぜ?」
「日本のレキシを知りたいんだ。」
「京都ではなく、広島で日本の歴史を学ぶ・・・か。
 ダブーらしいね。」

ちなみに彼との共通言語は英語ですが、
ともこは例によって「ともこ語」でいろいろ喋っていました。

「ダブー、ホワット イート?
 あんまりお腹空いてないの? じゃね・・キッシュ、OK?
 デリシャス、デリシャスよ!」

ん〜・・・通じてるのかな?

えーじ

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posted by ととら at 17:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月08日

第3回研修旅行の準備 その2

企画としての研修旅行は、
調理技術の取得と食文化の勉強を目的にして、
概ね4日〜5日の旅程で出かけるものなのですが、
今回はタイ在住の友人二人とそれぞれ別の街で会うことも含めましたから、
合計9日間になってしまいました。

11月24日に羽田からバンコク経由でチェンライへ。
チェンマイではありませんよ。
チェンライはチェンマイの東側に接し、位置としてはタイの最北端の県。
加えて平均標高も580mと箱根の小涌谷より60mほど高いくらいですから、
ここ数日の気温は最高が28度で最低が19度。
僕たちが行く頃には23度から18度ほどになりそうです。

街の中心部から北へ向かえばミャンマー国境までバスで約1時間半、
東に向かえば同じく約2時間でメコン川。
その対岸はラオスです。

ここで昨年の5月まで野方に住んでいたアメリカ人のチャーリーに会い、
クッキングクラスに参加した後、ラオスまで行ってみようかな?
というのが大雑把なスケジュール。

それから国内線でバンコクまで戻り、
2013年の第1回研修旅行で再会したブラザーのダブーと会います。

バンコクでは取り立てて予定を入れず、
到着日に丁度やっているチャトゥチャック市場へ行く以外、
今のところ白紙。

そう、研修旅行は慰安旅行も兼ねているのですよ。
特にともこの場合、日本にいると、とにかく仕事をしちゃいますからね。
彼女にとって本当のオフ、つまり「料理をしない」日は、
多分、年に2日くらいしかないんじゃないかな?
だから白紙の一日というのが、とても大切なのですよ。

えーじ
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2015年11月04日

秋の夜長に

昨日の定休日、9月に続いて、また下北沢に行ってきました。
下北沢と言えば演劇の街。

そう、実は今日から上演される、
山の羊舎第4回公演「うしろの正面だあれ」の、
ゲネプロ(本番前の通し稽古)を観る機会に恵まれたのですよ。

芝居の仕上がりは素晴らしかったですね。

別役実氏の筆による独特な不条理劇。
それを緩急取り混ぜた軽妙なテンポで描き出す山下悟氏の演出。
山口眞司氏をはじめとする「濃い」役者陣の演技も相まって、
舞台に引き込まれ続けた2時間でした。

ありがちな起承転結に収まり切れない不条理の世界。

言葉とは意味そのものですが、
不可解なことに、
言葉を使って、含まれた意味を自壊させることもできます。

別役氏が操る科白の流れは、
さながらエッシャーのトロンプルイユのように、
じわじわと、見慣れた日常を非日常にすり替えて行くのですよ。
その不気味な面白さに僕は惹かれましたね。

あ? ああ、終わったのか?
いや、まだ続いているのか?
ん? そもそも始まっていたのか?

如何です?
そんな風に秋の夜を楽しむのは・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

客電が灯り、小屋の外に出た時、
程なくあなたは気付くでしょう。

ついさっきまで舞台の上で演じられていた不条理とは、
ほんの少しだけデフォルメした、
あなたの日常でもあることを。

えーじ

山の羊舎第4回公演
うしろの正面だあれ

http://www.yamanohitsujisya.com/
http://ameblo.jp/yamanohitsujisya/

Special thanks to Nao and Satoru Yamashita.
posted by ととら at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記