2015年12月07日

目に見える国境

「国境を越えるってどんな感じなのですか?」

営業中に時折、そんなご質問を頂くことあります。

確かに島国で生まれ住んでいると、
国境はあっても目に見えるわけではありませんし、
海外旅行の経験があっても、
入出国手続きをする空港や港では、既に国境を越えてしまっていますから、
今一つピンとこないかもしれません。

そこで今回は、第3回研修旅行でお話した、
タイとミャンマーの国境を例に、
写真を使って雰囲気をお伝えしましょう。

タイの最北の街、メーサイ。
その北側はミャンマーのタチレクに接しており、
国境は外国人にも開かれています。

brd_thai05.jpg

これがメーサイの目抜き通り。
観光地というより、
殺風景な交易の街という趣きが強いですね。

brd_thaimarcket.jpg

大通りの西側には、こんな大きな市場が広がっています。
ここにはミャンマーの人も買い物に訪れています。

brd_thai04.jpg

さて、手前には分かり易く英語でも国境の表示がありました。(一番上)
こういう親切なケースは稀のような気がします。

brd_thai03.jpg

これがタイ側の国境ゲート。
紛らわしいと思われるかもしれませんが、国境ではありません。

brd_thai02.jpg

ゲートの左側にある、外国人用のイミグレーション窓口。
何だか地方の遊園地のチケットブースみたいですね。
僕たちはここに行き、
パスポートと入国時に書いておいた出国カードを提出しました。

brd_thai01.jpg

その奥にはタイ人用のイミグレーション窓口があります。
当然表示はタイ文字のみ。

brd_myan01.jpg

ゲートを抜けると短い橋の向こうに、ミャンマー側の国境ゲートが見えます。

brd_river.jpg

ようやく来ました。このルアック川の中央が国境です。

brd_myan03.jpg

これがミャンマーの国境ゲート。
タイとは随分、雰囲気が違うでしょ?

brd_myan02.jpg

ゲートを抜けるとすぐ右側に、ミャンマーのイミグレーションがあります。
何だか田舎の交番のような感じ。
中にはユニフォーム+ビーサンのインスペクター氏3名がくつろいでいました。
ここではパスポートを提出し、入国税の500バーツか10USドルを支払い、
写真撮影後、滞在許可証を発行してもらいます。
パスポートは預けることになり、
帰る時に反対側の建物で、滞在許可証と引き換えに返してもらう仕組み。
ん〜・・・分かっちゃいても、パスポートを預けるのはちと心配。

brd_myanmarcket.jpg

メーサイと同じく、タチレクにも巨大な市場が広がっていました、
地元の人の他に、タイからの買い物客が大勢訪れています。
だからタイバーツもそのまま使えるのですよ。

大抵こうしたアジアの国境市場は違法コピー商品が大量に流通しており、
なんとも胡散臭い雰囲気がありますけど、
面白半分で迂闊に手を出すと警察のチェックポイントで見つかり、
思わぬ高い代償を払う羽目になりますから、見るだけにしましょうね。

ざっとまぁ、こんな感じだったのですが、雰囲気は伝わりましたでしょうか?

いずれにせよ、これはほんの一例で、
ボリビアのウユニのように、
実際のフロンテラ(国境)とイミグラシオン(入出国管理事務所)が、
自動車で荒野を丸一日かけて走るほど離れていたケースや、
(出国スタンプを忘れると大変です。)
コルカタからダッカに向かうバングラデッシュのベナポールの国境のように、
いろいろな部屋を引き回され、
職種不明のオフィサーから部屋ごとにあれこれ質問を受けるなど、
(通貨タカのバンクレシートを持っていなかったことを理由にカツアゲされました。)
場所や手続きは行ってみないと分からないことが沢山あります。

また、国境では役人でも怪しい連中が少なくありませんので、
とにかく大切なのは、現地の法を守り、何事も冷静に対処することです。
要は「自分の」荷物を持って、(他人のではありませんよ!)
出国審査と入国審査を通過することが目的なのですからね。

それから、今回は周辺の状況を確認し、
問題なかったので写真を撮りましたが、
往々にしてこうした施設は撮影が禁止されています。
場合によってはカメラや携帯電話を没収されるだけではなく、
しょっぴかれてしますので、微妙な時は近くの職員に訊いてみましょう。

国境。それは次の旅の始まり。
しかし、特に陸路のそれは、僕が旅をする中で、
最も警戒レベルを上げる場所でもあります。

次に越える陸路の国境はどこかな?
多分、それは来年の6月・・・中央アジアの何処かで・・・

えーじ
posted by ととら at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記