2016年01月13日

僕のパラダイムシフト

前回お話した、2013年から続けている個人目標の、

丁寧に生きよう。

今回は、これを実行するにあたり、
やって効果があった戦略をお話しましょう。

どれも完璧に出来ている訳ではありませんが、
気を付けているだけでも大分違いがあったのですよ。
まず・・・

ゆっくり話す。

早口は自分だけではなく、相手を緊張させます。
デートの時もムード台無し。
僕は調子に乗るとつい早口になるので、
速度超過に気付いたら、一回深呼吸してブレーキをかけるようにしています。

ゆっくり歩く。

せかせか歩きも緊張とイライラのもと。
歩くことそのものを楽しむように、ゆっくり歩いていると、
普段の通勤ルートでさえ見落としていた何かに気付くかも。
そうそう、エスカレータものしのし歩いたりしない方がいいですね。
知ってます?
エスカレータってのは、ただ立ってるだけで運んでくれる楽ちんな機械なんですよ。

走らない。

ジョギングのことじゃありません。
これは会社員をやっていた頃から始めていましたが、
思ったよりハードルは低くない。
例えばですね、「あ、電車が来た!」とか「信号が変わりそうだ!」、
「エレベーターの扉がまだ開いている!」という時に、
小走りにならずにいられます?
あれは実のところ、走っているのではなく、
いずれも状況に走らされていることに気付きました。
ほら「えーじ、信号が変わるぞ、走れ!」ってな具合にね。
丁寧に生きるには自分自身の「主権」を取り戻さなくちゃ。

一度に一つ以上やらない。

器用な人ほど何でも同時にこなすもの。
ともすれば人はその「特技」を羨んだりすることもありますが、
同時に複数のことをやった場合と、ひとつひとつやった場合とでは、
明らかに結果が違いますよね。
また疲れ方にもはっきり差が出るのは言うまでもありません。
かつての僕は一度に出来ることの数を自慢するようなところがありましたけど、
その結果を思い出すと赤面を禁じ得ませんね。

「ながら」をしない。

これは先の話と似て異なる大切なルール。
例えば、今これを読んでいるあなたは、僕の話に集中してくれてます?
歩きながらとか、ハンバーガーを齧りながらとか、していません?
まぁ、僕の駄文が相手ならともかく、ながらなんちゃらっというのは、
おしなべてどちらも疎かになるもの。
IT稼業時代にはコンピュータのマルチタスクよろしく、
僕は寸暇を惜しんで何でも「ながら」。
これが仕事だけならいざ知らず、私生活でも止まりませんから、
落ち着きがないことこの上ない。
まったくをもって「丁寧」とは程遠い状態でした。

時間を区切る。

これも僕にとっては難しい課題です。
いや、仕事の虫のともこの方がもっと苦手かな?
どういうことかというとですね、
例えば「今日の」タスクが思ったより早く終わったとしますよ。
すると、「わぁ〜い、早く帰れる!」ではなく、
僕らはせっかく時間が空いたのに「明日の」タスクを始めてしまうんです。
「これをやっておけば後が楽になる」って理由を付けて。
では翌日何をするかと言えば、「明後日の」タスクをはじめちゃう。
だから結局のところ、いつもいつも目いっぱい仕事をしてる。
この無限ループから抜け出すための戦略が「時間を区切る」なのです。
「まだやれる!」と思っても、時間が来たなら切り上げる。

さて、ここまでの話でお気付きのように、
2012年の今頃、病院送りになる前の僕は、
通勤途中で前を歩いている人をごぼう抜き、
信号、電車、エレベータなどでは走り出し、
エスカレータはエクササイズよろしく、
のしのし歩いて登り、(誰もいなければ1段飛ばしで!)
オフィスに着けばマックを齧りながらメールをさばき、
かかってきた電話は競馬の実況中継並みの早口で応対し、
電車を待つ駅のベンチでノートPCを開いて資料をまとめ、
休暇中に摩天楼を見上げながら会社からかかって来た電話に出る、
こういう人生の延長でととら亭もやっていた訳ですよ。

ふ、僕って、デキル男じゃん?

ところがそのまき散らしたアウトプットを振り返って見ると、
どれもまぁ、雑なことこの上なし。
公私ともにやっつけ仕事のオンパレード!

そこで痛い目を見て悔い改め、
「もっと速く!もっと沢山!」
から、
「もっとゆっくり、もっと少なく」にパラダイムをシフトすると、
不思議なことに、質だけではなく、
以前よりずっと効率が上がったじゃありませんか。
しかもこの方がはるかに体は楽だし、人生が穏やかになりますね。

本当の幸福とは、
スピードやモノの量で決まるのではなく、心が平和であること・・・か。

これまた当たり前のことなのかもしれませんが、
僕の場合、気付くのに半世紀近くかかってしまいました。

仕方ないか、凡人ですから。

えーじ
posted by ととら at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記