2016年03月30日

今年も春のメニュー変え

先日の寒の戻りで、
東京の桜が満開になるのは、次の週末あたりでしょうか。
今年はもしかしたら僕たちも花見が出来るかもしれません。

というのも、この仕事を始めてから、
3月は取材旅行から戻ったばかりにも拘らず、
独立記念、確定申告、そして旅のメニュー変えが重なり、
定休日とは名ばかりの悲しき労働者。

しかし開花が遅れ、旅のメニュー変えも順調に進んだので、
近場で夜桜くらいなら楽しみに行けるかな?

さて、そのメニュー変え。いよいよ明日から始まります。

シンガポール料理特集

今回は昨夏のインドネシア特集に続き、2度目のアジア。
調理技術の違いにともこ料理長も少々手こずっていましたが、
どうやら全てのハードルを超えられたようです。
どれも美味しいですよ!

ととら亭ならではのチョイスでお待ちしております。

えーじ
posted by ととら at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月29日

旅の分かち合い

年明けから始めたコーカサス料理特集が昨日で終わりました。
今回も沢山のお客さまに最終日まで召し上がって頂けたことは、
僕たちのとても大きな仕事の励みになっています。

ととら亭の仕事は、
メディアのように外国の「情報を伝える」ことではなく、
小さいながらも僕たちの旅の「経験をシェアする」ことです。

もちろん、全てを共有することはできませんが、
感覚的に最もプリミティブな食を分かち合いうことで、
僕たちの「あの日あの時」が、皆さんの「今、ここで」と、
繋がることが出来るのです。

それは僕たちの旅の終わりから、
皆さんの旅が始まると言い換えられるかもしれません。
そう、ととら亭の料理は、ひとつひとつが、
皆さんの旅の入り口なのですよ。

コーカサス地方。
アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア。

僕たちが想像するより、ずっと世界は広く、人の心は深い。
途切れることのないリアルな経験の世界に比べたら、
ネットやテレビがスクリーン上に映し出す断片的な情報は、
砂漠の砂粒程度のものでしょう。

隣町であろうが、地球の裏側であろうが、
世界は「知る」だけではもったいない。
なぜならそれは、
一人一人が全身で「感じる」ことの出来るものだから。

えーじ
posted by ととら at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月26日

地獄のリストラ

ここはトルクメニスタンのダルヴァザ。
大地に開いた地獄の門を降って1時間のところにある、
天界ホールディングスの関連会社の取締役室で・・・

「お頭、何をそわそわしているんですかい?」
「なんだど?」
「あ! す、すいやせん、ショチョう。」
「ふぅ・・・ベルゼブブ、いつまでたってもお前は発音が悪いな。
 そんなことだから仕事も上手く行かんのだ。
 現代はイメージが大切だと言っただろう?」
「へい。」
「お頭とか頭領などと古臭い言い方では今どき社員も集まらん。」

「それはそうと、連絡はまだないのか?」
「連絡?」
「はぁ・・・どうして我が社は、
 お前のような悪魔を総務部長にせにゃならんのだ。
 人材不足は飲食業界だけの問題ではないな。」
「あ、天界からの?」
「そうだ。お前は分かっていないのか?」
「あ、ああ、ああ、分かっていますとも!
 今年は2016年、丁度前回の人事から100年経ちましたよね?」
「その通り。」
「この前は誰も異動しませんでしたね。」
「だからだ、今回は組織編成も含めて、
 大きな動きがあるとわしは睨んでいるのだ。」
「さっすがは頭領・・・じゃなかった、ショチョう。
 あったまいい。」

そこへインターフォンから声が。

「ルシフェル社長。」
「なんだ?」
「天界からスカイプが入っております。」
「ふん、ようやく来たか。誰だ?」
「ガブリエル様です。」
「よし、こちらのメインモニターに繋げ。」
「かしこまりました。」

「やぁ、ルシフェル!お元気そうですね?」
「元気も何もねぇよ、ガブリエル。
 この天界の分社に何年いると思ってるんだ?
 俺はほとほと疲れたぜ。」
「そうでしょうね、地上は相変わらずの荒れ模様。
 勤務地が近い冥界では苦労も絶えないでしょう。」
「分かってるじゃねぇか。
 で、出たんだろ?」
「はい。主からの人事異動報がさきほど天使長室へ届きました。」
「よしよし、全く永いこと待っていたぜ。
 早速読み上げてくれ。」
「では、開封します。
 アスモデウス
 2016年4月1日をもってエンゼルカンパニー人事部人材開発課勤務を命ずる。
 プルフラス
 2016年4月1日をもって、
 エンゼルカンパニー情報システム部システム管理課勤務を命ずる。
 ベルゼブブ
 2016年4月1日をもってエンゼルカンパニー営業部営業課勤務を命ずる。」

「え? あっしも? わぁ〜いっ!ついに帰れるんだぁ〜!
 これでこの蠅のコスチュームともおさらばだ!」

「で、次は?」
「次?」
「以上です。次はありません。」
「な、なんだとっ!よく見てみろ!俺の名前もあるだろう?」
「いいえ、残念ながら。
 異動は先の3名だけです。」
「ありえん!
 ここに飛ばされて3300年、100年ごとに異動願を出しているというのに!」
「ルシフェル。
 それだけ主はあなたを評価しているということですよ。」
「冗談じゃねぇ!ボスは適材適所ってことが分かってねぇんだ。
 誰が見たって俺よりもあの暴力天使のミカエルの方がずっと適任だろう!」
「彼にはあなたほどの才能はありませんよ。
 苦しみは成長の糧。それを人間たちに与えるのがあなたの大切な仕事です。」

「ちくしょ〜、何てこった。また100年もここで働かなきゃならんのか。
 で、こいつらボケ社員3人の代わりに誰が来るんだ?」
「地獄の増員はありません。」
「で、てめぇふざけてんのか!」
「天界に冗談はありませんよ。あなたもご存じでしょう?」
「このくそ忙しいのに手下、じゃなかった、社員を引き抜かれて終わりか?」
「主は正確にそちらの業務量を把握していらっしゃいます。」
「いいや、ボスは現場の苦労が分かっていねぇんだ。
 最近の業績だって知らねぇだろう?
 見込みのありそうな人間たちから、才能ある人材をスカウトしてるんだからよ。」
「というと?」
「なんだっけ、ベルゼブブ!
 効率よく不和と憎しみを撒き散らせるメディアの?」
「シャルリーヘブド社ですか?」
「そうだ!あいつらの憎悪の煽り方なんて大したもんじゃねぇか。
 子供にも分かり易いようにマンガを使うなんてセンスいいよな。
 これも我が社の努力と指導の賜物だぜ。」
「お、お頭・・・」
「なんだ?」
「あいつらは当社と関係ねぇんですよ。」
「何? お前がスカウトしたんじゃなかったのか?」
「はい。」

「じゃ、あいつだ。次のアメリカ大統領にする、ホラ?
 ホランプ!
 あいつはOBのスターリンやポルポトみたいにいい仕事するぜ。
 景気よく核ミサイルだって撃ちかねねぇ。」
「お、お頭・・・」
「なんだ?」
「あいつも当社とは関係ねぇんで。」
「なんだと!」

「ルシフェル。知らなかったのですか。
 人間たちは、いまや自主的にあなたの仕事をし始めています。
 ですから、かつてのように私たちが努力して苦難の糧を与えなくても、
 自分でその種を撒いているのですよ。」
「ISに原発に遺伝子組み換え生物も?」
「すべて人間だけでやっていることです。」
「いや、ヘイトスピーチくらいはうちの仕事だぜ!」
「お頭、あれも当社は関与していません。」
「ベルゼブブ!てめぇたち、サボってたな!」
「いや、行きましたよ、現場に。
 でも、最近はいつだって出番がないんですよ。
 人間どもの悪戸さ、じゃなくて勤勉さときたら、
 まったく大したもんでして。」
「てめぇ、変な所に感心してるんじゃねぇ!」

「ルシフェル。分かりましたか、地獄の人員削減の理由が。
 あなたも少し楽をして、人間たちに任せてはいかがでしょう。」
「じゃあよ、いっそのこと、
 ここの仕事は全部、人間どもにアウトソースしたらどうだ?」
「それは残念ながらできません。
 彼らだけならいいのですが、
 地球には他の生き物たちも沢山住んでいますからね。
 迷惑はかけられないでしょう。」
「まったく忌々しい人間どもめ! 何て厄介な奴らなんだ!」
「そういいなさんな。
 主は彼らに任せる仕事のヴィジョンを持っていらっしゃいます。
 その日が来るまで、私たちも待ちましょう。」
「やれやれ、だからって俺まで道連れか?
 せめて地獄のネット回線のスピードくらい上げてくれよ。
 こう退屈じゃ、ユーチューブの動画ぐらいしか慰めがねぇ。
 ここは今どきでもADSLなんだぜ。」
「分かりました。主はこう言い給えるでしょう。」
「何だ?」
「光あれ。」

通信終了。

えーじ
posted by ととら at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月24日

器を探して合羽橋へ

先日の定休日は、
3月31日(木)から始まるシンガポール料理特集用の器を買いに、
久し振りの合羽橋へ行って来ました。

6年前の開業当時は毎日のように通って、
必要な機材や什器を買い漁っていましたが、
あの頃に比べると合羽橋も大分様変わりしましたね。

いや、街そのものではなく、違うのはお客さん。
当時はまだ、一般消費者向けの小売店は少なく、
買い物をしていたのは、調達リストを片手に持った、
僕たちのような飲食業者ばかり。
それが今は上野のような有名商店街と同じように、
色々な国からの観光客で大賑わいです。
反対に僕らの方が少数派でしたね。

しかも昨今の国際経済状況を鮮やかに反映したのか、
ニイミさんのような大手では、
英語を流暢に話す販売員がいるだけではなく、
所によっては銀聯カードまで使えるようになっていたではないですか。
こうした驚きは場所こそ離れていますけど、
昨年11月に訪れたバンコクのカオサンストリートでも感じましたね。
ん〜・・・as time goes by・・・

さて、話は戻って、その器です。
先に白状しますと、
僕は造形系のアートを愛でる感性が著しく欠けておりまして、
特に彫刻や塑像などは、有名な作品ですら、
ふぅ〜ん・・・でおしまい。
いつぞやルーブル美術館を訪れた時も、
折角ミロのヴィーナスと二人きりで会ったのに、
「ほ〜・・彼女のお尻はどうなってるのかしらん?」
と後ろからのぞき込む始末。

ところが器となると、話は別なのですよ。
特に土の色を活かしたシンプルな陶器には目がありません。
合羽橋で器を見ていると、
ああ、きれいな釉薬じゃないか、貫入の入り方もいい。
この微妙な壁の反り具合なんて、掌に寄り添うみたいだ。
そんな風にぶつぶつ言っては次から次へと手にしてしまいます。

これはただ買って所有することが目的ではなく、
やはり職業柄か、料理の盛り付けと、
ととら亭のテーブルに置いたところをイメージしてのこと。

ともあれ、残念ながら予算の都合で見送るケースは少なくありません。
自宅で使うだけなら、ある程度値の張る一点物も選択肢の一つですが、
お店で使うとなると、最低でも10個前後は必要となります。
加えて僕が割ってしまうことも頭に入れておかなければなりません。

それから見落とせないのが収納性。つまり重ねられるかどうか。
欲を言えば、料理の特集ごとに、季節ごとに、
器を変えて行きたいのですけど、限られた収納スペースでは、
今のバリエーションがやっとなのですよ。

最後の条件が食器洗浄機で使えること。
ですから、金線銀泉が入っているものはNG。

今回、これらのハードルを超えて選んだのは、
飯椀と付けダレ用の小皿です。
なかなかいいものがありましたよ。
飯椀は早速昨日のランチから登場しています。

こうして買ったお気に入りの器で、皆さまに料理をサーブできることは、
ととら亭の仕事の楽しみの一つ。
いつか窯元まで行きたいものです。
そう、唐津が僕の趣味なのですよ。

えーじ
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2016年03月19日

自分の旅へ、もうひとつ

連休の初日。
あいにくの雨ですが、大分暖かくなってきましたね。
そうこうしているうちに春も本番。
そして間もなくゴールデンウィークがやって来ます。

海外に行く人は、もうツアーの申し込みや、
航空券のブッキングを済ませているのでしょうか。
今年は2回有休を入れると10連休になりますから、
なかなか行き難い南米やアフリカも、
出かける方がいるかもしれません。

行き難いと言えば、所謂「秘境」も、
昨今、マニアックなツアーが企画されていますので、
夢で終わった場所ですら現実的な行き先になりました。

ウユニ塩湖や、マチュピチュ、イグアスの滝なども、
極端な話、ツアーを申し込み、後は出発の当日、
パスポートとクレジットカードを持って空港に行けば、
後は別に何か主体的に行動しなくても、
スケジュール通りに目的地へ運んでくれます。

しかし、そうした「連れて行ってもらう」だけの旅は、
気軽な反面、数年も経たずに、記憶から薄れてしまうもの。

先日、南アフリカの取材旅行から帰って間もなく、
ご年配の女性のお客さまが分厚いアルバムを持って現れました。

「あなたたち、ケープタウンに行ったんでしょ?
 テーブルマウンテンは素晴らしかったよね!
 あたしも10年くらい前に旅行したんだよ。
 これ、もし良かったら見ておくれ。」

ランチの片付けを終えてアルバムを開いてみると、
そこには楽しそうな彼女の写真がいっぱい。
驚いたのは、その一葉ごとにぎっしりコメントが添えられていたことです。
折々の感想の他に、訪れた土地の歴史や自然に関する記述が、
学生のノートのようにちりばめられているではないですか。

普段、彼女とはしばしば旅の思い出話をすることがあるのですけど、
10数年前のことにも拘らず、どおりでよく覚えている訳です。

訊いてみれば、出発前から訪れる土地に関する本を読み、
帰ってからも、現地で新たに興味を持ったり、疑問に思ったことを、
こつこつと調べていたそうです。

彼女が行っていたのは、日本から添乗員さんが同行するタイプのツアー。
移動や宿の手配だけではなく、3度の食事も全て付いていました。
ともすれば、終始受け身で帰国するかもしれない旅にも拘らず、
彼女は出発前から積極的にコミットすることで、
「連れて行ってもらう旅」を彼女流の「自分の旅」に変えていたのですね。

ゴールデンウィークまでまだ1カ月以上あります。
旅に出る方は、ガイドブックを読むこと以外に、
皆さん流の「もうひとつ」を、
準備に追加してみてはいかがでしょうか?

そうしたらきっと、あなたの次の旅は、
今までとはちょっと違う経験になるのではないかな?

え?
ととら亭の取材の旅のようにしたい?

あやぁ〜・・・それはお勧めできません。
お父さんとお母さんが泣きます。

えーじ
posted by ととら at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月13日

Let's 決算 2015

ととら亭の独立記念日が来る頃にある、
もうひとつのビッグイベント。

それは決算!

一昨日、e-taxから決算書と申告書を送信して、
今年も無事に終わりました。

無事?
いや、例によって、ちょろっと冷や汗もかきましたけどね。

今回は、ともこの申告をするために、
ブラウザで「確定申告書等作成コーナー」を使っていた時のこと。
「平成27年分事前準備セットアップ」を済ませて、彼女の情報を呼び出し、
電子証明書のパスワードを入力すると、

処理できませんでした。
入力された情報等に基づく処理は行われていません。

エラーコード SJ00A020::NEXT


とな?

まさか、電子証明書の情報が壊れているのでは・・・

てんで、JPKI利用者ソフトで格納された情報を確認してみると・・・

ん? 問題ないじゃん。

しかし、もう一度やっても状況は同じ。

む〜・・・イヤな感じだ。
こういうサーティフィケート系のエラーって、
深みにはまることが多いんだよな。

そこでエラーコードから、
「確定申告書等作成コーナー」内のFAQを検索してみたのですが、
該当するログはなし。
Googleで探してみたら1件だけヒットしました。
その人はカードリーダーのデバイスドライバを再インストールしたとな。

ん、プログラムの実行権限が絡んでる?
もしかして・・・

ダメもとでIEを終了し、再度管理者権限で立ち上げてからやってみると・・・

お、電子証明書が登録されたぞ。
ほぇ〜、こういうオチか。

やれやれ、毎年、申請処理以外にこうしたトラシューをやっていると、
(しかも毎年違うエラーの・・・)
このシステムの利用率に疑問を持たざるを得ませんが、
公表によれば平成27年度は52.8%も利用者がいたとは。

へぇ〜・・・日本の納税者のITリテラシーも捨てたもんじゃない・・・か。

ま、それはさて置き、決算書と言えば、経営の通信簿。
去年は消費増税以来の極めて厳しい経営環境でしたが、
お蔭さまで、ととら亭は何とか乗り切ることが出来ました。

先日もお話した日本の飲食店の平均寿命。
決算書の経費欄を眺めていると、
平均3,4年という恐るべき短命の数字の裏側が、
おぼろげながらも見えてくる気がします。

商店主が高齢化し、廃業と共に店舗を貸店舗にする。
そこに僕らのような起業家が入って商売を始める。
そしてたった3,4年で廃業の憂き目に。

なぜか?

答えは難しいものではないような気がするのですよ。

まず、元の商店主はなぜ廃業したのか?
ここから考えてみましょう。

跡取りがいないから? それもあるかもしれません。
しかし商店街で商売をしていてよく耳にするのは、
「子供がいても後を継がせるほどの売り上げがないから」
という声です。
つまりビジネスとしてもはややっている意味がない。

次にそこへやって来た僕らのような賃借商売人。

彼、彼女たちは、この不況時に、
元の商店主にはなかった、
家賃(換言すると元商店主の老後の生活費)と、
初期投資分の借金を背負っての出発となります。
特に飲食店は物販に比べて設備投資が大きい。

例えばですね、
開業費用1千万円のうち、600万円を借金し、
それを月20万円ずつ返済しつつ、
月18万円の店舗家賃と月9万円のアパート家賃を払いながら、
自宅で待つ小中学生の子供を養わなければならない。

これだけ重荷を括りつけられて不況の荒波に放り込まれ、
さぁ、泳いでみろ! といわれても、
ブクブク沈んじゃうのは無理からぬ話。

で、平均寿命が3、4年なのですよ。

3月も中旬。
野方では間もなく新しい飲食店が数軒オープンします。
そこで僕はこう言わずにはいられないのですよ。

みんなで頑張ろう、
いや、生き残ろうぜ、ブラザー!


えーじ
posted by ととら at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月09日

電車に乗って未来の過去へ

昨日の定休日は、
念願の国際食品・飲料展 FOODEX JAPAN に行って来ました。
飲食業界最大の見本市ともいえるこの祭典、
開業年からいつも招待券を頂ていたものの、
3月というと開業記念に決算、旅のメニュー変えも重なり、
どうにもスケジュールの調整がつかなかったのです。

今年はこうしたタスクを何とか前倒しで片付けて、
というより、
割り込んでくるトラブルが少なかったのが幸いして、
ようやく出かけられたのですよ。

僕のお目当てはやはり海外出展ゾーン。
78カ国の人々が一堂に会するホールは、
様々な言語が飛び交う、「旅の同窓会」のような雰囲気がありました。

え〜と、ジョージア語のコンニチハ、は何だったけ?
アラビア語のアリガトウは?
おっと、ウズベキスタンか!挨拶してこなくちゃ!

今まで訪れた国、これから行く予定の国。
どこのブースも興味深い商品が溢れており、
また、お国柄を表す、アピールの仕方の違いも面白かったですね。

そうそう、懐かしかったことがあとふたつ。

会場は幕張メッセ。
途中で通過した南船橋は、
7年前までお世話になった会社のあるところ。
一時期、京葉線は僕の通勤電車でもあったのです。

この風景を見るのは退職した2009年の6月以来。
大分変りましたね。
僕の知っている人はまだいるかしらん?

JRの駅も構内にお店が沢山出店していてびっくり。
東京駅の京葉線のホームに降りるフロアなんて、
かつてだだっ広い殺風景な所だったのが、飲食店だけではなく、
物販店まであるではないですか。
あの頃は飲み物を買うのも自販機しかなかったような。
便利になりましたね。

最後が新宿への戻り。
中央線が通過する水道橋は、僕が10年くらい前に住んでいた、
文京区小石川のすぐ近く。
東京ドームから後楽園遊園地は、よく散歩したルートだったのです。
夜はイルミネーションがきれいでね。
神保町の古本屋巡りもよくやったっけ。

未来へ向かいつつ、7年前の過去へ、
そこから更に時を遡り、はっと我に返った新宿駅。

FOODEX会場への往復は、短いながら、
僕のここ10年余りのダイジェスト版のようでした。

えーじ
posted by ととら at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月05日

2010年3月の思い出

昨今、物忘れのとても良い僕でも、
まるで昨日のことのように覚えているのが、
オープン当初の数日間。
3月3日のスタートから3日間は、ディナーのみの営業でした。

体力の温存?

とんでもない。
余裕のヨの字もなかっただけです。

当時のブログ(初日はTKO寸前)を読み返すまでもなく、
二人とも日々、仕事が終わる度に、

おっちゃん・・・燃えたよ・・・
まっ白に・・・燃えつきた・・・まっ白な灰に・・・

の状態。

開業準備の段階から緻密にスケジュールをマネジメントし、
最後は2度のレセプションでリハーサルまでしていても、
実際にお客さまが入ってみれば、

うぁ〜・・・と波に押し流される始末。

この混乱を避けるために、
当初はサイレントオープンの予定だったのですが、
商店街の中心で工事していたのですから、
サイレントもへったくれもありません。

3月3日18時。
暖簾を出して15分も経たずに店内は満席。
おまけに今でも理由は分からないのですが、
僕はテーブルセットをしていなかったのですよ。

当然、むちゃくちゃ煽られました。
というか、キッチンもホールも瞬く間に総崩れ。

終わってみれば、正直、この3日間でご来店されたお客さまは、
2度と来ないのではないかしらん・・・と深く反省する2人。

翌日は課題に対策を打ち、再び暖簾を出して再挑戦。
そしてまたボロ負けして対策を練る。
この繰り返しの1カ月間は、会社員の頃のデスマーチプロジェクトが、
極楽浄土に思えるほどのしんどさでしたけど、
6年を経て振り返ると、
あれもまた僕たちらしい、いい旅のひとつだったな、
そう、しみじみ思っています。

旅の食堂ととら亭という長い旅。
その中でも、特別な意味を持つのが、あの日々だったのでしょう。
だから事業の平均寿命が3,4年と言われる飲食業で、
高齢者ともいえる6年目になっても、
僕たちの気持ちは、ルーキーのままなのかもしれません。

えーじ
posted by ととら at 16:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月03日

6度目の奇跡

帰国する飛行機の中で、毎回、思うことがあります。

僕には帰る場所があり、
やるべきことがあり、
そして、待っていてくれる人々がいる。

こんな幸せなことはない。

これがすべて僕の努力の結果であるなら、
感謝する気持ちは湧いてこないでしょう。

ある意味、それは当然の対価ですから。

でも、凡人の僕にでさえ、分かっていることがあります。

僕を取り巻く、この世界は、
ひとりの人間だけで創れるものではない。

だから、こうとしか呼びようがないのですよ。
これはひとつの奇跡なのだと。

今日は、旅の食堂ととら亭の、
6年と1日目の営業日。

時間と、空間を超えて、
今があることに感謝をこめて始めたいと思います。

えーじ
posted by ととら at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年03月01日

マゾヒストたちの終わらない仕事

前回お話しましたように、
今日は朝からシャッターを下ろしたお店にこもり、
決算用のデータの洗い出しと打ち込みをやっております。

むぁ〜・・・

本音を言いますと、こうした地味なルーチンワークって、
すっごく苦手なんですよ。
ま、原価率とか、仕入れの品目別平均値など、
自分たちの仕事を定量的に把握するのは大切なんですけどね。

業種は違っても、個人事業主同士で話をすると、
こうした裏方仕事のことで自虐的に盛り上がることがよくあります。

へへっ「本当の」休みは年に10日未満だぜ、
今年の目標は平均睡眠時間を6時間以上にすることさ、

ってな具合に。

みんな変わらないんですね。
大体、定休日って、普段ではできないタスクをやる日なので、
今日みたいに全然休みになってない。
だから月の労働時間が普通に350時間とか400時間になっちゃう。

でもね、これがそれほど辛くないんですよ。
人によっては楽しんでいたりする。
だとすると、
個人事業主と書いてマゾヒストと読むのではないかしらん?

そう、僕たちは究極の選択として、
有給休暇のある生活か、自由を取るかで、
後者を躊躇いなく選んでしまった訳です。

何でも自分でやらにゃならんけど、
それでも自由には変えられない。
このエンドレスな打ち込みもその尊い代償なのだ。

あ〜、ちょっと納得してきました。
それでは仕事に戻ります。

えーじ
posted by ととら at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記