2016年03月24日

器を探して合羽橋へ

先日の定休日は、
3月31日(木)から始まるシンガポール料理特集用の器を買いに、
久し振りの合羽橋へ行って来ました。

6年前の開業当時は毎日のように通って、
必要な機材や什器を買い漁っていましたが、
あの頃に比べると合羽橋も大分様変わりしましたね。

いや、街そのものではなく、違うのはお客さん。
当時はまだ、一般消費者向けの小売店は少なく、
買い物をしていたのは、調達リストを片手に持った、
僕たちのような飲食業者ばかり。
それが今は上野のような有名商店街と同じように、
色々な国からの観光客で大賑わいです。
反対に僕らの方が少数派でしたね。

しかも昨今の国際経済状況を鮮やかに反映したのか、
ニイミさんのような大手では、
英語を流暢に話す販売員がいるだけではなく、
所によっては銀聯カードまで使えるようになっていたではないですか。
こうした驚きは場所こそ離れていますけど、
昨年11月に訪れたバンコクのカオサンストリートでも感じましたね。
ん〜・・・as time goes by・・・

さて、話は戻って、その器です。
先に白状しますと、
僕は造形系のアートを愛でる感性が著しく欠けておりまして、
特に彫刻や塑像などは、有名な作品ですら、
ふぅ〜ん・・・でおしまい。
いつぞやルーブル美術館を訪れた時も、
折角ミロのヴィーナスと二人きりで会ったのに、
「ほ〜・・彼女のお尻はどうなってるのかしらん?」
と後ろからのぞき込む始末。

ところが器となると、話は別なのですよ。
特に土の色を活かしたシンプルな陶器には目がありません。
合羽橋で器を見ていると、
ああ、きれいな釉薬じゃないか、貫入の入り方もいい。
この微妙な壁の反り具合なんて、掌に寄り添うみたいだ。
そんな風にぶつぶつ言っては次から次へと手にしてしまいます。

これはただ買って所有することが目的ではなく、
やはり職業柄か、料理の盛り付けと、
ととら亭のテーブルに置いたところをイメージしてのこと。

ともあれ、残念ながら予算の都合で見送るケースは少なくありません。
自宅で使うだけなら、ある程度値の張る一点物も選択肢の一つですが、
お店で使うとなると、最低でも10個前後は必要となります。
加えて僕が割ってしまうことも頭に入れておかなければなりません。

それから見落とせないのが収納性。つまり重ねられるかどうか。
欲を言えば、料理の特集ごとに、季節ごとに、
器を変えて行きたいのですけど、限られた収納スペースでは、
今のバリエーションがやっとなのですよ。

最後の条件が食器洗浄機で使えること。
ですから、金線銀泉が入っているものはNG。

今回、これらのハードルを超えて選んだのは、
飯椀と付けダレ用の小皿です。
なかなかいいものがありましたよ。
飯椀は早速昨日のランチから登場しています。

こうして買ったお気に入りの器で、皆さまに料理をサーブできることは、
ととら亭の仕事の楽しみの一つ。
いつか窯元まで行きたいものです。
そう、唐津が僕の趣味なのですよ。

えーじ
posted by ととら at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記