2016年09月15日

寛容な僕たち

「事業所の移転は大変だよね」
「いやぁ〜、それが別の意味で大変になっちゃったんですよ」

こんな話をしたのは、魚介類を仕入れている築地の仲卸会社の担当さん。

これだけのお話で、
殆どの方はこの先の粗筋が分かってしまったかもしれませんね。

そう、もめにもめている築地市場の移転計画。
プロジェクトでいえば、カットオーバーの約2カ月前に、
決まっていた日にちがひっくり返って闇の中!

IT稼業時代には、
いろいろ恐ろしいプロジェクトに参加させて頂いていましたが、
クライアントの社長が変わった途端に、
ここまで強烈な『ちゃぶ台返し』を食らったことは、幸いありませんでした。

ほぇ〜、この後始末はどうするんだろ?

というか、
東京オリンピックの新国立競技場設計のすったもんだでもありましたが、
不思議なのは、
こうした巨額のビッグプロジェクトの体制図ってどうなってるのかってこと。

いや、大なり小なり大人の仕事には『責任者』ってのがいますよね?
責任者ってのは、その仕事に『責任を持つ』から、そう呼ばれている訳ですし、
一般的に、その『肩書』が付けば、それなりの報酬も貰えている訳です。

で、体制図ですよ。

「どうなってんだこりゃ?」
とプロジェクトでなった場合、まず火消しが先決ですが、
同時に体制図をもとに責任の所在を探し出し、
最高意思決定者であるプロジェクトマネージャーは、
状況と経緯を把握しなければなりません。

そして、原因部分の責任者には、しかるべき責任を取って頂く。

当たり前です。
『責任者』なんですから。

場合によっては、トカゲの尻尾切りではなく、
プロマネもご覚悟を。
異動しましたので、退職しましたので、ってのは、
ことと次第によっては免罪符にならないでしょう?

これはまっとうな仕事のプロセスだと僕は考えていますが、
渦中の組織の中では、別のプロセスが別の基準と価値観で動いているのかしらん?

不思議だ。

そう言えば、例の『消えた年金問題』なんてのは、そのもっともたるもので、
あの大事件の『責任者』って誰だったんだろう?
そしてその『責任者』は、どうなったんだろう?

こういう騒動が持ち上がる度に、僕はため息交じりに思うんですよ。

日本人は『寛容』なんだなぁ、って。

ま、いいか悪いかは別としてね。

えーじ
posted by ととら at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記