2016年10月21日

僕の職業

僕は何者なのか?

以前お話したことがあるのでご記憶の方もあるかと思いますが、、
僕の名刺には、肩書がないのです。

ですから現在『かもめの本棚』で掲載中の旅エッセイ、
世界まるごとギョーザの旅』を執筆するにあたり、
プロフィールを書いて下さい、と言われた時も、
しばし首を傾げてしまいました。

で、ひねくり出したのが『代表取り締まられ役』。

これじゃマゾヒスティックな冗談のようですけれど、
実のところ本人が、
自分の社会的アイデンティティを分かっていないのですから仕方ありません。

ととら亭のオーナー?

ま、確かにそれはその通りなのですが、
『オーナー』という言葉の持つイメージと僕のやっていることには、
大きなギャップがあると思いませんか?
だって、オーナーって普通、皿洗いや掃除とかしないでしょ?

更に、この曖昧さをややこしくしているのが、
ととら亭のコンセプト。

何処から見たって『飲食店』であるにもかかわらず、
やっている側の認識は、
『作った料理を食べて頂く』というより、
『旅の経験をシェアする』なのですから。

ああ、ともこの場合は問題ないのですよ。
この文脈で、彼女の仕事を表現すると『旅の料理人』。
おさまりがいいでしょう?

ところが僕は、
『旅の飲食店オーナー』? 『旅の代表取り締まられ役』?
はたまた『旅の万事屋(よろずや)』?

ん〜・・・どれもイケていませんね。

一般的に社会的なアイデンティティは、
心のよりどころでもあるわけですが、
僕は反対に、それがない、
ふわふわした状態がアイデンティティなのかしらん?

思えばこの感覚は、独立後に限らず、
なんとハイティーンの頃からずっと続いているような気がします。
『学生』とか『会社員』という風に言っても言われても、
帰属意識が希薄な僕は、
いつも微妙な違和感を感じていましたからね。

やっぱり『旅人』、いや『ただの旅人』という、
分かり易そうでいて掴みどころのないイメージが、
一番しっくりくるような気がします。

No more and no less.

えーじ
posted by ととら at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記