2016年12月01日

第4回研修旅行 その3

香港を訪れたのは12年振り。
今日は香港島の中環からサイインプンまでぶらぶらしていましたが、
やっぱり微妙に変わった感じがしますね。
欧米タイプの店が増え、
以前は「取り敢えず作ってみました」レベルのコンチネンタルフードが、
結構アップグレードした気がします。
特にパンや洋菓子が洗練された印象を受けましたね。

とは言っても、僕らがここでコンチを食べる意味はありません。
そこでちょっと早い昼食で入ったのは、昔ながらのワゴン式飲茶の老舗。
広い店内はローカルで満員盛況。
ワゴンは回る前にお客さんが取り囲んですぐ完売状態。
僕らも負けじと突撃してご馳走をゲットしました。
いや〜、ほんと美味しいですね。
8品食べてハズレなし。

お店の人はスマイルこそありませんが親切です。
大きな丸テーブルを8人くらいでシェアして食べるのですが、
言葉こそ分からなくても、この雑然とした雰囲気が面白い。
とにかくすごい喧噪で大きな声で話さないと聞こえない盛り上がり。
中国茶のサーブはドカン、がちゃがちゃっと急須や湯呑が置かれ、
お湯はじゃばじゃば注がれるは、勢い余って溢れるはで大騒動。

しかし、僕の対面にいた老夫婦は、新聞を広げ、
泰然とお茶を啜っていました。
それはまるでこの喧騒が、
いっさい目にも耳にも入らんと言わんばかりの落ち着きよう。
さすが仙人の国は違う。

食後に訪れた骨董品で知られるキャットストリートは、
店の数が減り、商品も美術館級からただのお土産品と言う二極化が進み、
少々勢いを失った様子。
以前はもっと怪しげな商品を扱う店が沢山あり、
泥棒市の面目躍如だったのですけどね。

とはいえ経済は活況だと思います。
住民一人当たりの収入でいえば日本を抜き、
シンガポールと並んでアジアの最上位をキープする香港。
しかし、そこには大きな格差という負の側面もあります。

2013年のワールドファクトブック(CIA)によれば、
データのある141ヵ国中、中国は27位。
(日本は平均以下の73位)
中でも香港は12位で、
世界でも所得の格差がずば抜けて大きくなっているのです。

僕は政治も経済も素人ですが、
この状況に以前から素朴な疑問を持っているのですよ。
だって中国は社会主義の国でしょう?
かつて誕生間もない資本主義が勢いづき、
溢れたワーキングプアに心を痛めて、
マルクスとエンゲルスが考えた社会主義。

だった筈ですよね?

だとしたら、社会主義国家内で収入格差があること自体、
自己矛盾なんじゃないかしらん?
政治はマルクス・レーニン型の一党独裁。
でも経済は市場経済型。
ベトナムも同じタイプなんだけど、何か変だ。

いや、ひとんちのことだから、
いちゃもんを付ける筋合いはないんですけどね。

中国の人、特に貧困層の人は、
この状況をどう考えているのかしらん?

えーじ
posted by ととら at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記