2016年12月05日

第4回研修旅行 その5

12年振りに香港を訪れた僕にとって、
変わりつつある街の姿以上に印象に残ったのは、
観光地で出会う旅行者のスタイルでした。

旅行者の必携のアイテムと言えばカメラ。
そこにみられた変化は、なるほど〜、と頷けるものだったのです。

それはコンパクトデジタルカメラの消失。

カメラは一眼レフとスマートフォンの完全な二極化が進んでいました。
確かにスマートフォンに実装されているカメラは解像度が高く、
また強力な手ぶれ補正機能も相まって、
驚くほど高画質の写真を撮ることが出来ます。
更にSNSへの投稿がシームレスに行えるとなれば、
多少の機能的なアドバンテージを持っていたとしても、
別にコンパクトデジタルカメラを買う理由はないでしょう。

そう言えば先日、家電量販店のカメラ売り場に行った際、
かつては広い売り場面積を占めていたコンパクトデジタルカメラが、
大分端の方に小さく追いやられていました。
もうすぐフィルムカメラやAPSカメラのようになってしまうのかしらん?
カメラメーカーさんは大変ですね。

しかし新興勢力も安心はしていられません。
2012年あたりから見かけ始めたタブレット端末で写真を撮っていた人も、
殆ど見かけなくなりました。
今や9割以上がスマートフォン。
デジタル家電の寿命は驚くほど短いですね。

同じように姿を消したのが、
昨年のタイ・ミャンマー旅行でも書いたCDショップ。
今やインターネット経由でスマートフォンにダウンロードするのが主流となり、
音楽の器としてのCDは淘汰されつつあるのでしょう。

実際にマカオや香港の繁華街をぶらついていて、
CDショップはおろか、
かつてはよく見かけた違法コピー店ですら一軒もありませんでした、

今回は行かなかった男人街や女人街の屋台でなら、
まだ残っているのかもしれませんが、
やがては完全に姿を消すのかもしれません。
個人的にはちょっと寂しい感じがしています。

手元の小さな変化は風景にまで及び、香港の風景の一つにもなっていた、
Starhouseビルの上のMOTOROLAの看板もデジタルサイネージュに取って代わられ、
CanonやPanasonicなど日系企業のネオンも姿を消しました。

しかし、コピー文化は健在でした!
尖沙咀の繁華街を歩いていると、

「ハロー、ニセモノドケイアルヨ!」

おお〜、まだいたのか!
20年以上前、初めて香港を訪れた時にも見かけたインド人の偽ロレックス売り。
もちろん買いはしませんでしたが、
古い友人に会ったような気がして嬉しくなりました。

もし5年後に訪れたら、彼らはまだいるのかな?

こんな風に思う僕は、もう古い世代の旅人なのかもしれませんね。

えーじ
posted by ととら at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記