2016年12月24日

Misson Jingle Bell

今でも毎年、この日になると思い出すことがあります。

実は僕、ハイティーンから20歳代の中頃まで、
彼女ゲット作戦の参謀を務めたことがよくありました。

いや、当時は別に珍しい話ではなく、
ませたリビドーボーイズが集まれば、
自ずと話題は女の子のことに決まってるじゃないですか。
しかも何事もまだ目新しい歳ごろのクリスマスですよ。

僕たちは勉強や仕事も及ばない並々ならぬ熱意をもって、
この困難なミッションに挑戦していたのです。

作戦のベースになっていたのは、
僕も含めた各メンバーのラッキーな成功や、
尊い犠牲を払った失敗のナレッジ。

さすがに30年以上前のバージョンでは、
オールドファッションの誹りも免れないとはいえ、
部分的にアップデートすれば十分現在の女の子たち通用する・・・
のではないかと思い至り、
そこで今日はモディファイした、
僕たちのX'マスオペレーションを再現してみましょう。

フェーズ1 レストランを予約せよ!

Good evening Mr,Hunt。
今夜の君のミッションは、
かねてから意中の彼女と「新しい」関係に入ることだ。

ここ一番の大勝負とあらば、ミシュランの星を取ったレストランで・・・
と考えるのは早計だ。
思いっきり背伸びをした店ではターゲットが緊張してしまうだろう。
また、失敗が許されないディナーで行ったことのない店を選ぶのもリスクが高い。
従って行き慣れたハレの日遣いの店を早めに予約することを勧める。
時間もピークタイムをずらした方が賢明だ。
ととら亭でいえば20時頃がベストと言える。

フェーズ2 伏線を張れ!

店に入るところから彼女をエスコートしろ。
先頭を切って店に入り、自分から壁際の席にドスンと座れば、
その時点で作戦は失敗する。
席に案内されたら彼女がコートを脱ぐのをさりげなくアシスト。
おっと、コート以外はまだ脱がせるな!
それはまだ後の話だ!

席に着いたらメニューが来るのを待て。
この時に間違っても腕時計を外してテーブルの上に置いてはいけない。
会議の癖が出ないように注意しろ。
スマートフォンも論外だ。
仕事モードはいっさい忘れることが成功への第一歩だ。

次に・・・待て! プレゼントを出すのはまだだ!
このシーンのフライングで失敗したエージェントは多い。
テーブルにプレゼントを広げたところでメニューを持ったウェイターが邪魔に入る。
リズムを狂わされたら、それまでの苦労が水泡に帰す。
焦りは禁物だ。

ビジネスランチではないので、注文は飲み物をオーダーしてからじっくり行け。
まず、スパークリングワインかカクテルで乾杯。
オーダーは時期が時期だけにクリスマスコースになりがちだが、
少々難易度は上がるものの、アラカルトに挑戦する価値は十分ある。
彼女の好みを聞き、さっとコースを組み立ててプランAを提示しろ。
こうしたリードは普段セットメニューばかり注文している男には出来ない芸当なので、
首尾よく行けばポイントは高い。
居酒屋式に「取り敢えず前菜!」的な場当たりオーダーもNGだ。
キッチンの段取りが狂って料理が出なくなり、状況は更に悪化するだろう。
料理が決まったら、それに合わせた飲み物の注文へ。
全体を流れで考えることを忘れるな。

食事中はターゲットに集中しろ。
迂闊にもスマートフォンの電源を切り忘れ、
SNSやメールの着信音が鳴っても取り乱す必要はない。
素早くスマートフォンを取り出し、
彼女の目を見ながら電源を切ってポケットにしまえばリカバーできる。
それだけで「僕は今、君が一番大切なんだ」というメッセージが伝わるからだ。

食事は彼女にペースを合わせる。
空腹だからと言って体育会系丸出しで掻き込んではムードが台無しになる。
かと言って話に夢中になり、料理が冷めてもまずい。
会話と食事をバランスよく進めることが肝要だ。
この時の話題の選別も作戦の成否を分けるから注意しろ。
仕事や批判的な内容は避け、この場に相応しい話をテンポを落として語ればいい。

フェーズ3 本番はクールに!

いよいよ本番だ。
デザートが出たところでプレゼントを渡せ。
タイミングはここしかない!
しかしフェーズ3に入る前に一度深く息を吸え。
それで平常心に戻れる。リラックスしろ。

この時、作戦の効果を最大化するアイテムはカードだ。
実際、手書きのカードはプレゼントそのものより効果が大きい。
何故ならプレゼントはカネで買えるが、肉筆のカードは唯一のものだからだ。
そしてメッセージは簡潔に。
シンプルであればあるほど真意は伝わり易い。

上手く行ったか?
しかしミッションはここで終了した訳ではない。
まだ重要なパートが残っている。

彼女はこの辺でパウダールームに立つだろう。
彼女が見えなくなったらウェイターを呼び、速やかに会計を済ませろ。
そして彼女が戻ったところで君も席を立て。
いくら雰囲気が盛り上がっても、同じ場所に長居は禁物だ。
彼女が「会計は?」と聞いたら、「ああ、済ませたよ」とだけ言えばいい。
ワリカン? あり得ない選択だ。

入って来た時と同じように彼女がコートを着るのをアシストして店を出ろ。
ここで2軒目に行くのも悪くはないが、
「過ぎたるは及ばざるがごとし」がこのオペレーションには該当する。
もう少し一緒にいたい、というところで引き上げるのがポイントだ。

フェーズ4 キメる時はキメろ!

ここまでで手応えがなければプランBに切り替えて潔く退却する。
しかし可能性が見いだせるならば、プランAのまま続行だ。
これで作戦は最終段階に入る。

男たるもの、容姿やキャリアに自信がなくても、
キメるべき時はキメなければならない。
今が勝負の時だ。

彼女を自宅か最寄りの駅、もしくはタクシーに乗せるところまでエスコートしろ。
そして分かれ際にさっとハグしてキメの科白を伝えるんだ!

Mission Complete...

成功を祈る。

エージェントえーじ
posted by ととら at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記