2017年02月11日

10年間で3回目

人間、歳を取るとだんだん自信が揺らいでくることがあります。
それは若かりし頃の自信が、
視野の狭さに支えられていたことの反動でもあるので、
自分の実力のなさも含めて見識を深めることは、
前向きなことなのかもしれませんけどね。

ともあれ、卑下しがちなおじさんにも、
よくやった! と自分を褒めてやれることがたまにはあります。

僕の場合、この10年間なら3回かな?
(少ないね・・・)

ひとつ目は、2009年に行った3カ月間の中南米の旅で、
ずっと想い憧れていたマチュピチュを訪れた時。
日本を出発して約1カ月後、いろいろすったもんだがあった後に、
あの写真で有名な景色がバーンと目の前に広がった瞬間は、
「えーじ、やくやったな、お前はついにここまで来たぜ!」
と自分に言ってやりました。

二つ目は、翌2010年3月。
紙に描いただけのととら亭が本当に形になった時。
「いつかできれば・・・」では、けして夢は実現しない。
「この日にやるんだ!」と決めてようやくここまで来れた。
今から思えば当時のととら亭は現在のような完成形ではなく、
営業するのにぎりぎり必要な部分が出来ていただけでしたが、
灯りを点けて暖簾を出した時の感動は、今でも忘れられません。

そして3つ目。
それは昨日のこと。

bookandlou.jpg

じゃじゃ〜ん!

かもめのルー・・・
じゃなくて、ともこの右手にご注目を!

そう、ととら亭の本『世界まるごとギョーザの旅』が形になったのです!!

昨日はこの仕事のプロジェクトリーダーこと、
「かもめの本棚」編集長の村尾さん(左)が、
発売に先立ち見本を持って来てくれました。

製作過程でゲラは見ていたものの、
やはり本の形になると大分印象が違いますね。
感動しました。うん。

毎回、旅に文庫本を持って行くだけではなく、
若かりし頃は、
風呂の中でも何かを読んでいたくらい本が好きな僕にとって、
(脈略のない乱読ですが・・・)
その作り手としてのオファーを頂けたことは、
新しい旅の始まりでもありました。

もちろん初めてのことなので、
もろもろご指導を賜りながらの長い道のりでしたが、
自分の書いた文章だけではなく、
旅の思い出の結晶でもある写真まで含まれた本が形になったのは、
ととら亭で独立した時とはまた違う、感慨深いものがありましたね。

今月末から順次書店に並びます。
自分でいうのもなんですが、面白いですよ。
乞うご期待下さい!

えーじ
posted by ととら at 15:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記