2017年02月19日

第13回取材旅行 その4

朝6時。
まだ暗い中、ホテルをチェックアウトした僕たちは、
地下鉄2号線のアクロポリス駅へ。
ここからアテネ中央駅に連結するラリッサ駅まではほぼ15分。
途中で通過したシンタグマ駅は、前情報通り封鎖されて真っ暗でした。

週末の所為か早朝にもかかわらず、
アテネ中央駅は大きなカバンを持った乗客がパラパラと。
僕たちは開いていたベーカリーカフェで熱いコーヒーを買い、
待合室で昨日買ってきたパンの朝食です。
人それぞれ色々な旅があるものですが、
しみったれているようでも僕らはこうした旅が大好きなのですよ。

7時になると、
落書きだらけの列車が息を切らせながらホームに入って来ました。
駅員さんに訊けば、これが7時18分発のテッサロニキ行き。
僕たちのコーチは4号車、座席は51番と53番です。

車窓を流れる風景は、
すぐにオリーブやブドウの畑が続く郊外のものへと変わり、
やがて進行方向左側には冠雪した山並みが続き始めました。
アテネを出発して2時間。
乗客のほとんどが眠りの中へ。
ともこも隣でぐっすり。
僕はこうしてブログを書いたり、取材のノートをまとめたり。
飛行機の移動もそうですが、
日ごろ時計とにらめっこの生活をしている僕らにとって、
こうしたひと時は何とも贅沢なものなのですよ。

僕らを乗せた列車は30分遅れてテッサロニキ駅へ。
どことなくブルガリアのソフィア駅を彷彿させる古びた建物です。
ここでの次なるタスクは、
明日のスコピエ行きバスチケットをゲットすること。
ホールで辺りを見回してもそれらしいブースはありません。

さて、どうしたものかしらん?

誰かに訊こうと外に向けて歩き始めたところで、
出口の脇にバス会社のブースが。

「ヘーレテ!(こんにちは!)
 スコピエ行きのバスチケットはここで買えますか?」
「はい。日にちは?」
「明日なんですけど、タイムテーブルを見せてもらえませんか?」

カウンターの女性は流暢な英語で応えてきました。
バスは1日2本しかなく、8時半か17時半の出発。
所要時間は約4時間とのこと。
僕らは迷わず午前便をチョイス。
お値段は二人で40ユーロ也。
鉄道なら25ユーロほどで行けるのですが、
運行が不安定らしいので、こちらを取りました。

今夜の宿は駅から南東へ800メートルほど行ったところにある、
『いかにも!』という感じのよくある安ホテル。
ダブルで一泊32ユーロ(約3840円)です。
雑居ビルの1階に入り口だけがあり階段を2階に上がるとレセプションです。
殺風景な灰色の部屋、パイプベッドと粗末な机。

ん〜・・・いいねぇ。

僕らの旅ではこういうのが、まぁスタンダードなんですよ。
一応セキュリティは形になっているし、火災の時も脱出し易い。
セントラルヒーティングの暖房が効いていて、
ぬるいけど、何とか使えるシャワーもある。
それからこうしてブログもアップロードできますからWi-FiもOKですね。

テッサロニキは観光地と言うより旅人にとっては移動の中継地。
あまり華やかさはありませんけど、
エーゲ海に面した歴史あるローカルタウンの風情が味わえます。
荷物を置いた僕らは早速市場へ出かけて遅めのランチ。
ここでのチョイスはシーフードに尽きるでしょう。
ブドウの葉で巻いたドルマを前菜に、
ムール貝のサガナキ(チーズとトマトソースの煮込み)、
スタッフド・スクィード(チーズや野菜を詰めたイカのグリル)。
これにご当地のビール、EZA Hellenic Pilsener Beer!
ああ、うまい・・・幸せとはこのことだ・・・
じゃなくて仕事です!
ちゃんとメモも写真もとっていますよ。

明日はまた駅で朝食を食べて、いよいよマケドニアに向けて出発か。
さらばギリシャ! この後もスムーズに行きますように!

えーじ
posted by ととら at 02:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記