2017年02月27日

第13回取材旅行 その11

今日はブダペスト最終日。
いよいよ夕方から東京へ向けて移動を始めます。
昨夜のうちにウェブからチェックインは済ませておきました。
フライトは20:25。
往路と同じくイスタンブールでトランジットです。

東京を出発して15日目。
会社員の頃では不可能だった旅行期間ですが、
(僕の場合、9日間が最長でした)
やはり過ぎてしまえば、あっという間ですね。
帰国の数日前にともこが洗濯をやめると、
ああ、この旅もそろそろ終わりだなぁ・・・
という気持ちがしてきます。

一昨日は12年前にブダペストを訪れた時の記憶を呼び覚ましながら、
当時、歩いた道をもう一度辿ってみました。
あの頃、僕は会社員をやっており、今のような完全個人旅行ではなく、
移動手段とホテルだけブッキングされたスケルトンツアーで、
ウィーンとブダペストを周遊していたのです。
さすがに全てを思い出すことは出来ませんでしたけど、
ああ、あの時はあそこを歩いて、ここで写真を撮ったな、
と記憶が蘇ってきました。

ねぇ、あなたは、
12年前、どこで、何をしていましたか?

12年と言う歳月は、人間にとって短いものではありません。
個人的に振り返ってみても、
ブダペストからブダペストへの長大な旅は、
公私ともに果てしないものだったように思えます。

あの時、12年後に、こうしてもう一度この街に来るなんて、
全く想像もできなかったな・・・

前回と同じアングルでくさり橋の写真を撮っていた僕は、
ファインダーを通してドナウの流れを感じ、
ふとそんなことを考えていました。
そして、

では、今から12年後、
僕らはどこを、どんな風に旅しているんだろう?

『アタマノイイ』僕たち大人が公園の砂場に置き忘れてしまったたもの。
それは、未来のことは誰にも分らない、
というシンプルな事実なんですよね。
たとえそれが15分先のことであっても、
証券取引所で働くあなたにも、ただの旅人の僕にも分からない。
実は分かるような振りをしているだけなんです。

でも、この事実は不透明な未来に対する不安を煽るものではありません。
だからこそ、僕たちは旅に出る意味がある。
言い換えれば、生きている意味がある。
もし未来がテレビ番組の再放送みたいになってしまったら、
世界に驚きも喜びもなくなってしまうでしょう?

そこで、
先にご紹介したドイツ人の友人のビルギッタさんへのメールを、
僕は次の一文で締めくくりました。

 Let us keep on traveling into the future.
(我らに未来への旅を続けさせ給え)

それでは、次は春の入り口の東京で会いましょう。

えーじ
posted by ととら at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記