2017年05月20日

旅のささやき

関東地方の日差しは初夏のもの。

今日のランチでやっていた旅のメニューは、
ベトナム風ゴーヤとポークのスープ仕立てです。

美味しそうでしょ?

こんな季節にこの料理を出していると、
ベトナムを始め、東南アジアを周った旅を思い出します。
酷暑の中、
更に熱気むんむんの市場の中で食べる汁物の料理は、
一瞬たじろぎそうになるものの、
バテ気味の体にじわっと効いてくるのですね。

気怠い午後の風。
空から押し付けてくるような日差し。
スパイスとフルーツの香り。
なげやりな売り子の声。

最も気温が上がる午後になると、
僕たちも一度、宿へ引き上げて、
シャワーを浴びたら一休みです。

読書するもよし、日記を書くもよし、
そのまま昼寝もいいものです。

こうした時間の過ごし方は、
ガイドブックで勧められていないと思いますけど、
僕たちの本来の旅では欠かせないものでした。

世界遺産のある有名観光地でなくても、
星付きの高級ホテルに泊まっていなくてもいいのです。
ふと気の向いた街でバスを降り、
ぶらっと歩いて宿を探しましょう。
ほら、あそこに良さそうな安宿がありますよ。

「こんにちは、ダブルかツインは空いてます?」
「いくらですか?」
「そう、じゃ部屋を見てもいい?」

僕たちが会社を辞めて、
こんな風に、ベトナムからカンボジアへ旅したのは、
2002年5月のこと。

ランチが終わって外を片付けていた時、
ととら亭のある野方の細い路地が、
あの頃の、
ホーチミンやプノンペンまで続いているような気がしました。

そう、もうすぐ僕たちはまた旅に出ます。
今度は北の方ですけどね。

えーじ
posted by ととら at 16:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記