2018年02月06日

第15回取材旅行 その13

18日間におよぶ旅もいよいよ明日は現地最終日。
先ほどエチオピア航空のウェブチェックインを済ませ、
僕たちは6日昼の便で帰国の途につきます。

さいわい関東地方は当分晴れのようですね。
雪の心配がないならアジスアベバで足止めされない限り、
予定通り7日水曜日の夜には成田空港に着いているでしょう。

料理の取材は少々難航しつつも何とか課題をクリアしました。
そもそもマプトは飲食店の数が少なく、
中でもモザンビークの特徴的な料理を出す店となると、
数えるほどしかありません。
しかもそれらがあちこち散在していたり、
紹介候補となる料理がメニューになかったりするなど、
はてさてどうしたもんだろう? と首を傾げることが多かったのですよ。

ともあれ、こうした状況は僕たちにとってお馴染みのこと、
これまでもエチオピアやスワジランドなど、
外食が一般的でなかったり、観光客があまり来ないような国では、
地元の人たちに訊きまくり、自分たちの足で歩き回って探す、
極めてオールドファッションなやり方をしていましたからね。

え? TripAdvisorとかで検索すればいいじゃないか?
ん〜・・・それで解決すればいいんですけどね。
はっきり言って、
ネットの情報は僕たちにとってまだ密度が薄すぎます。
実際に歩いてみると、検索でヒットしない店がたくさんありますし。
それに確度もかなり低いというか、ほとんどガセのことも少なくないので、
見るとしても参考程度・・・かな?

さて、旅先でのアップロードもこれで最後。
ならばスワジランド編をビジュアルに行ってみましょうか!

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ジョハネスバーグを飛んだ飛行機は、
20分も経たないうちに高度を下げ始めました。
眼下に広がるのはこんな風景。
ん〜・・・サバンナか。
アフリカ〜って感じですね。

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そして降り立ちました、首都の『国際空港』!
King Mswati 3 International Airport?!

・・・?・・・・し〜ん・・・
貸切です。

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ここでも干ばつが続いており、
ご覧の通りのポスターがそこかしこにありました。
深刻ですね。
欧州南部ではセーヌ川が氾濫寸前になるほど雨が続いているというのに。

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僕たちがマンジーニで泊った街外れの宿。
周囲が暗いので到着した当日は外出するのに緊張しましたが、
危険な雰囲気はありませんでした。

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部屋はこんな感じ。
スワジランドは南アと違って観光産業が一般的ではなく、
宿は数もバリエーションもあまり多くありません。
ここはビジネスマンも使う中級ホテルかな?
泊っているアジア系は、
僕たちの他に香港から来た栄養学士の方たちだけでした。
朝食付きのダブルルームが約6,000円なり。

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こんな中庭があり、ちょっと中南米の宿を彷彿させる作りですね。
朝食は質素だけど僕たちには十分。
部屋の居心地もとても良かったです。
Wi-Fiは快適でサクサクアクセスできました。
南ア編の写真をアップロードしたのもここからです。

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ラブリーなスタッフたち。ともこの隣がフロントのノンシェさん。
チェックインの時、僕が漢字でサインすると、
「へぇ〜、それニホンゴ?」
「そう。でも、もともとは中国の文字ですよ」
「あなたは何種類の文字が書けるの?」
「5種類かな? 日本の文章の書き方はちょいと複雑でね」

ここで僕は日記を取り出し、

「一般的に音を現す『ひらがな』と『カタカナ』があります。
 これはあなたたちが使っているラテン語のアルファベットと同じで、
 数は少なく、50個しかありません。
 でも意味を現す『漢字』は事物に対応してたくさんの種類があり、
 小学生でも1000個以上、学校で学ぶんですよ」
「え〜、そんなに!」
「そう、それと数詞はアラビア数字。
 で、あななたちと同じラテン語のアルファベットも使います」
「あの・・・じゃ、私の名前をニホンゴで書いてくれます?」

僕はひらがな、カタカナ、
それと音を当てはめた漢字で彼女の名前を書いてみました。
そして、

「君の名前はなんという意味ですか?」
「スワジ語で『美しい』という意味よ」
「なるほど。じゃあね・・・」

ここで僕は『美子』と付け加えたのです。

「これは日本で同じ意味の名前ですよ。読み方は『Yoshiko』」
「ヨシコ?」
「そう。もし君が日本で生まれていたら、そう呼ばれるのです」

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マンジーニはスワジランドの商業の中心・・・と言われているものの、
僕たちが歩いた限りでは鄙びた地方都市・・・いや、街という感じ。
のんびりしていて落ち着けます。

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バスターミナルの周りにはこんな市場が広がっていました。
外資はなんとケンタッキー・フライドチキンがあったのですよ。
そう、スワジの人はフライドチキンが大好き。
それと甘いソーダをごくごく飲んで・・・成人病レッツゴー!?

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これがスワジランドのお金、リランゲニ。
南アのランドと等価で両方とも普通に流通していますから、
財布の中は2種類の通貨が混ざってしまいます。
でも出国したらリランゲニはまず両替不能なので、
こっちを残さないように使わなければなりません。
ちなみにATMは沢山ありました。
反対に両替屋は少ないです。

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取材対象となるような飲食店は少ないのですが、
さいわい宿からすぐの所に興味深い店が集まっていました。
これは南アのNando'sそっくりなペリペリチキンのチェーン店、
Galitosで食べたもの。
名前も何だか似ていますね。
さらに料理やオーダー方法も殆ど同じ。
でもサンドイッチはこっちの方が僕たちの好みだったかな?
大繁盛していました。

sz_piripiri02.jpg

そしてこれがスワジランドバージョンのペリペリチキン。
ん〜・・・元祖モザンビーク版もこんな感じなんだろうか?
というのも南アで食べたものはNandosをはじめ、
味わいが複雑で洗練された印象がありましたけれど、
ここでは基本的にガーリック、レモンジュース、
ピリピリ(トウガラシ)でマリネしたチキンを炭火でこんがり焼いた、
シンプルなもの。
その分、ソリッドな力強い美味しさがあります。
そして好みで更にレモンを絞ったり、
別添えのペリペリソースをかけて楽しむのですよ。
あ〜、これはこれで味わい深いじゃないですか!

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ここまでに来るとモザンビークの影響も現れてきます。
これはその代表的な料理の一つ、プラウンカレー。
ベースはポルトガルがインドから伝えた文化だと思いますが、
運び手と現地の要素が加わってあまりインドっぽくありません。
辛さはほとんどなく、スパイス感もマイルド。
そしてココナッツクリームの甘い香りとコクが味に深みを与えています。
これがまたご飯とよく合うんですよ。

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マンジーニで2泊した僕たちはミニバスで首都のムババネへ。

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移動時間は約30分。
国自体が四国くらいの大きさしかありませんからね。
緩やかに高度を上げながら車窓を流れるのは、ずっとこんな風景です。

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到着したムババネのバスターミナル。
ここはちょっとしたショッピングモールが隣接しており、
マンジーニよりはるかに賑わっていました。

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バスターミナルの周辺にはこんなお店が並んで、
いろいろな生活雑貨や食材を売っています。
僕たちが到着した時はご覧の天気で標高が1000メートルありますから、
少々肌寒いくらいでしたね。

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当日お世話になったのはこんな宿。
ちょっと治安に不安のあるエリアでしたが、
建物に入るまでに2カ所のドアロックがあるなど、
セキュリティは厳重でした。
居心地はとても良かったです。

sz_hotel03.jpg

さて、夕食の取材に出かけようとバスターミナルまで戻ってみたら、
19時前にもかかわらず、日中の賑わいが消え、
お店も殆ど閉まっているではないですか!
ん〜・・・ビミョ〜な危険の臭いがしてきました。
これはマズイ!
というわけでスーパーに駆け込んだ僕たちはパンやチーズを買い込み、
宿に退却してご覧のようなディナーとなったのです。
あ、少々散らかっておりますが、これが取材中の僕の『仕事場』なんですよ。
ブログを書きかけのPCが立ち上がっているでしょう?

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マンジーニに戻って一泊したら、次はいよいよこの旅の最終目的地、
モザンビークの首都マプトに向けて出発です。
そこでバスターミナルへ戻って写真を撮ろうとしたら、
突然思わぬ闖入者が。
そう、スワジの人々はおしなべてフレンドリー。
愉快なお兄さんでした。

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で、バスターミナルに入り、北の外れを目指すと・・・

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ご紹介しましょう!
これが国境を越える『国際バス』乗り場でございます!!
僕たちが乗ったのは中央の一番小さいバン。

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バンの後部にはこんなキャリアーが連結され、
大き目な荷物はここに積まれます。
黄緑色のザックカバーを付けて下敷きになりつつあるのが、
憐れな僕のバックパック。
ともこの? ああ、もっと下に埋まってしまいました。
神のご加護があらんことを!

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出発した時のミニバンの車内はご覧の通り。
しかも中にはかなり『ふくよかな』方が4人混ざっており、
皆さん、ムギユっと肌寄せながら、
モザンビークのマプトまで4時間半のドライブとなったのです。

ん〜・・・これらはまだ1週間ほど前の出来事なのですが、
こうして振り返って見るとずっと前の旅のような感じがします。
不思議ですね。

それでは最後のモザンビーク編は真冬の東京からお伝えしましょう!

えーじ
posted by ととら at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記