2018年02月12日

第15回取材旅行 最終回

何かとハードルの高かったアフリカの旅。
気懸りだった『スリルとサスペンス』も想定内に収まり、
ホッとして野方に戻りました。

こうしたことは中南米を周る時にも当てはまるのですが、
難易度の高い地域でダメージを最小限に留めながら旅するには、
3つのポイントに気を付ける必要があるのですよ。

ひとつ目は『時間の余裕』

とにかく何ごともすんなり進みません。
日本流に分単位でサクサクやろうとしても空回りするだけです。
なのでスケジュールに余裕を持って常にプランB、
いや、プランCやDのカードも持ちつつ柔軟にコマを進めるしかない。
最後はノープランで出たとこ勝負になるのもよくあることですし。
そんな時に欠かせないのが『時間』なのですよ。
時間さえあれば後は知恵と度胸でなんとかなるものです。

それから『健康管理』

極端な気温差、標高差、不衛生な環境、害虫など、
ただでさえ体調を崩す要素がてんこ盛りなのに加え、
移動は体力と忍耐力の実地テストみたいなものです。
それにまともな医療どころか薬局すらほぼ期待できない。
(呪術師ならいるかもしれませんが・・・)
こうした過酷な状況だと自分の健康を維持するだけでも大変です。
そんな訳で、罹りそうなヤバイ病気の予防接種を受け、
自分用にアレンジしたファーストエイドキットを持ち、
無理無謀をせず、体調不良の予兆を見逃さず、
それでもやっちまった時には冷静に対応する。
僕たちはこんなルールで旅をしています。

最後はやっぱり『セキュリティ』

これだけでも本が1冊書けるくらいのネタがありますが、
ざっくり言ってしまうと、
細かな知識やテクニック以上に大切なのは、
『危険を嗅ぎ分ける嗅覚』です。
ほら、僕がたまに言うでしょう?
「なんかイヤな予感がする・・・」って。
あれですよあれ。
しかしこれは実戦で身に付けるしかありません。
どう言葉にしたらいいか分かりませんが、
ヤバイ場所には何か独特なチリチリする気配があるものなのですよ。
今回もケープタウンやムババネで日暮れと共に変わった雰囲気は、
イヤ〜な感じでした。君子危うきに近寄らず。これが基本です。

さて、そんな思いをしながらも、なぜ旅を続けているのか?
同じ旅をするにしても、もっと楽で安全なところは幾らでもあるのに。

う〜ん、正直、自分でも、えらいこっちゃの渦中にいる時は、
「いったい僕は何でこんなことをやってるのかしらん?」
と首を傾げることがあります。

でも、異質性はハードルの高さと比例しつつも、
困難さを上回る魅力を持っているものじゃないですか?

そうした意味で、アフリカは僕の頭の中で硬直化した価値観を、
グルグルかき回してくれるディープな底力を持っていました。
それは単なる知的エンターテイメントに留まらず、
日常の生活で、がっで〜む!な八方塞がりにはまった時、
「おいおい、えーじ、選択肢はまだあるじゃないか?」
と視野を広げてくれる不思議な力を持っていたのです。

中でも、今回渡航したスワジランドとモザンビークは、
食文化において、
これまで訪れた他のアフリカの国々とは違う魅力に溢れていました。
たとえばモロッコやチュニジアはアラブの影響が強く、
中東の料理との共通点が多々ありましたし、
南アフリカはヨーロッパとアジアの文化が混淆している。
エチオピアは独自性が際立ち過ぎていて、
ある意味、アフリカの中では例外的な存在。
その点モザンビークなどは、ぶっかけ飯系や、
シマなどウガリに通じる独特なでんぷん質の食べ物があり、
中部から西部のアフリカらしさを味と食感で堪能できたのです。
それはもう実に興味深い内容でした。

しかしこれも広大なアフリカ大陸のとっかかりに過ぎません。
僕たちは帰国する前から再び地図を広げ、
次の旅のルートを考え始めていたのです。

今度は南アからナミビア、ボツワナ、
ジンバブエと抜けるルートがいいかな?
それともペナンからコートジボワールを目指して、
西に向かうのもいいかもしれない

地球は広いですね。

za_us03.jpg

See you on the next TRIP!!

えーじ
posted by ととら at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記