2018年04月30日

旅人を迎えて思うこと

ゴールデンウィークの前半が終わろうとしています。
今年は前半をホームでのんびり。
それから4連休の後半をアウェイで過ごそうという方が多いようですね。

この時期、ととら亭のある野方は住宅地型の商店街なので、
物販店はひっそりしています。
天気がいいと皆さん日中は出かけてしまいますからね。
反対に飲食店はぼちぼち忙しい。
休暇の時くらいはちょっと外食を楽しもう!
という気分の方が多いのでしょうか?

また新年度が始まって間もないこの時期、
普段より増えるのが入学や就職で上京した子供と、
彼、彼女を訪ねて来た親御さんのご家族連れ。

出身地を聞くのも楽しいですよ。
僕はライダー時代に国内をいろいろ走り回っていたので、
懐かしい場所を思い出すことが多々あります。

先日も長崎から来たという20歳代前半の女性がひとり。
かの地は長崎市内だけではなく、
佐世保や平戸などで投宿したことがありましたし、
雲仙の温泉でひとっ風呂浴び、
フェリーで天草に渡って、
夕陽の美しいサンセットラインを南下したこともありました。

今でこそきっちり予定を組んだ旅が主になってしまいましたが、
そんな風まかせの旅が僕の原点なんですよね。

僕の愛車は実家で深い眠りについたまま。

いつかまたブーツを履いて革ジャンを羽織り、
鉄の馬に跨って旅をする日が来るかな?

不良中年ってのも悪くないと思うんですよ。

うん。

えーじ
posted by ととら at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月26日

Japan First

いや、トランプおじさんに倣って、
保護貿易を唱えているのではありません。

旅の密度は現地の人と交わした会話の量で決まる。

以前そんなお話をしたかと思いますが、
そう言われて気になるのが『会話力』ではないでしょうか?

海外旅行に行きたいのだけれど、
英語が話せないから・・・

という声はととら亭でもよく聞きます。

しかし、これが杞憂に過ぎないことは、
ともこが『ともこ語』で
世界を渡り歩いている事実が証明しているでしょう。

そう、意思疎通のキーポイントは、
TOEICで高得点を取ることではなく、
『伝えようとする熱意と理解しようという思い』
なんだと僕は思うんですよ。

もし不安を感じるとしたら、
これを英会話のテストと勘違いしているからじゃないかな?
文法的に間違っていようが発音がおかしかろうが、
そんなことは関係ない。
とどのつまり伝わればいいんだから。

で、そんな枝葉末節なことよりもっと大切な事実があります。

僕たちが訪れた国で誰かと話をする時、

「何処から来ましたか?」
「日本からです」

この会話になる可能性は極めて高いですよね?
そしてその際、僕たちが好むと好まざるにかかわらず、
目の前の人は僕たちを一種の『日本代表』と見なしているのです。

繰り返しになりますが、
そこで問われるのは『英会話力』ではありません。

ないと恥ずかしいのは、
自分なりの日本に関するビジョンとそれについての自分の意見、
なんですよ。

それがなきゃおかしいでしょ?
日本人なんだから。

と、目の前の異国人は考えています。
逆もまた然り。

僕たちだって、
たとえばアメリカ人と言った目の前の人に、
アメリカについての話題で話しかけたところ、

Oh, I don't know about that.

を連発されたら本当にアメリカ人なのかな?
って思うでしょう?

それと同じです。

え?
じゃ日本史を丸暗記してからじゃないと外国には行けないのか?

そうじゃありませんよ。
自分なりのビジョンと考えを持てばいいのです。
しかし、それは学校で教えてくれたり、
ウィキペディアに書いてあったりはしません。

いろいろ手段はあるでしょうけど、
僕の頭に浮かぶ最も手っ取り早い方法は、
心を開いて日本を旅すること。

というわけで、Japan First なわけです。

もうすぐゴールデンウィーク。

日本は小さな島国ですけど、
『自分で』旅してみるとけっこう大きいですよ。

えーじ
posted by ととら at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月24日

謎の初体験

先日、ディナータイムが始まって間もなくのころ。
さっと暖簾が上がって入って来たのは、
30歳代の会社員風の男性。

彼は僕と目が合うなり、
はっとした表情浮かべ、

「間違えました!」

と、ひとこと残して足早に去って行きました。

・・・?

間違い電話はともかく、
8年あまりこの店をやっていてこれは初めてです。

なに屋と間違えたんだろう?

謎だ。

えーじ
posted by ととら at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月20日

Welcome back to Totoratei!!

僕たちの本業は旅の食堂ですが、
さまざまな機会で別の業界の人と仕事をすることがあります。
中でも楽しみなのがTabiEatsのシンイチさん、サトシさんとの撮影。

先日その現場をちゃらっと逆取材したのを覚えていますか?
そのビデオがアップされました!
(バナーの下の文字列をクリック!!)

tabieats01.jpg
あの【ととら亭】でハンガリー料理を東京で食べる。

ね? おもしろいでしょう?
僕たちの目の前で撮っていましたから内容は全部知っているのですけど、
こうして1本のビデオになると、全然違った作品になっているんですよ。

僕は特に彼らの作品の軽快なテンポが好き。
それからコミカルな音楽の使い方。
シンイチさんとサトシさんのキャラクターの違いも相まって、
どのビデオも役立つ情報でありつつ愉快な作品になっています。

ご覧になった方はもうお気付きかもしれませんが、
彼らと僕たちは業界こそ違っても、
仕事のコンセプトはほとんど同じ。
ただ僕たちは外国の文化を日本で紹介しているのに対して、
彼らは日本の文化を外国に発信することに軸足を置いています。
それも僕たち同様、旅人の目線なんですね。
そのいい例がこれ↓

tabieats02.jpg
東京で食べるべき、10の食べ物!

ああ、11番目はご愛敬ですけど、
日本人の僕らにとって当たり前のことも、
初めて日本を訪れる人にはとても新鮮です。
それも文科省お墨付きの教科書的な内容ではなく、
市井の生活に密着しているところが実に彼ららしい。

時にはこんな風な集まりも・・・

tabieats04.jpg
Meet Up with Friends from Around the World

Wow! 楽しそうですね!
いろいろな国の人が集う場であるところも同じ。

TabiEatsは毎回異なるテーマで週に4本のビデオをアップしています。
どれも外国人の目線で見た意外な日本が楽しめますよ。
あ、それから英会話の勉強にもいいかも。

sands.jpgTabiEats

ととら亭編パート1を見逃した方はこちらへ!

tabieats03.jpg
【ととら亭】世界旅行が楽しめる、東京・中野の小さくも素敵なレストラン

Have fun!!

えーじ
posted by ととら at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月18日

Dance with the Fate.

受験の不合格、
落ち続けた仕事の面接、
失恋、
泥沼の離婚調停、
不本意な降格、
40歳過ぎてのリストラ、
事業の失敗と破産、
自分や大切な人の大病。
そして、かけがえのない人との死別。


人生のリングでは、
そのひとつだけでも僕たちを打ちのめすのに十分な苦難があります。

これらは僕らの事情を鑑みることもなく、
思わぬ時に突然やって来る。

しかもひとつずつ順番に起こるとは限りません。

時には呪われたように連続して起こったり、
同時に複数が降りかかってくることだってあるでしょう。

そんな時、神さまに会えるなら、
「あんた、やり過ぎなんだよ!」
とひとこと言ってやりたくなりますが、
彼からお詫びの電話やメールが来たためしはなし。
僕たちはそのまま一人で究極的なリングに上がるしかありません。

不器用な男がここにも一人。

彼もまた、過酷なリングのロープを一人でくぐりました。
試合が始まったと思ったら、
不慣れな戦いに初回からダウンを奪われ、
3ラウンドが始まる頃にはすでにボロボロ。

その後も試合は進めているものの、
TKO寸前のところをゴングに救われるばかりでは、
誰が見ても敗戦はあきらかです。

しかし、彼は止めないんですよ。

無様にマット横たわっても9カウントギリギリで立ち上がり、
『運命』という非情な対戦者に向かってクラウチングスタイルをとる。

何のために戦っているのか?
その目的すら失ってしまったというのに、
それでも立ち上がる。
最後に残った、自分のための『何か』のために。

最終ラウンド。
狙いに狙ったカウンターが対戦者の顎をヒット!
『運命』はバランスを崩して片膝をつきました。
そこからはガードを捨てた壮絶な打ち合いに。

試合終了のゴングまであと10秒。
そこで僕は奇妙な変化に気付きました。
怒りや悲しみ、
後悔というネガティブなエネルギーを糧に戦っていた彼の険しい表情が、
心なしか穏やかになっているのを。
そしてその動きはいつしか攻撃性を失い、
どこかダンスをしているように見えてきたのです。

そう、『運命』というパートナーを相手に。

そして試合終了のゴングが鳴りました。
予想通り、彼は判定で負けました。

でも右腕を上げた『運命』の隣で、
彼は晴れやかな笑顔を浮かべていたのです。

そう、勝利ではなく、
彼はこのために立ち上がり続けたのかもしれません。

Dance with the Fate.

お疲れさま。
Brother.
いい試合でしたよ。

えーじ
posted by ととら at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月15日

そうかな?

老けて見える1番の特徴は『白髪』だ、
という調査結果があるそうな。

そうかな?

個人的な印象ですけどね、
前にも言いましたが、
人を実年齢より老けて見せるも若く見せるも、
表情と行動しだいだと思うんですよ。

いや、より簡潔に言うと『生き方』かな?
ルックスやファッションはあんまり関係ない。

と思ってます。

だから僕の印象では、
20歳代の老人もいれば60歳代の若者もいる。

え? だから白髪を染めてないの?

はい。

僕はこのままの自分の髪が好きなんです。

えーじ
posted by ととら at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月14日

That's Entertainment!

「明日のセミナーはスーツを着て行くの?」
「と思ったんだけどさ、
 それじゃ他の講師と同じで新鮮味に欠けるじゃん?
 で、旅のスタイルでやったらどうかと思うんだ」
「あ、それいいアイデアじゃない? 旅の話なんだし」

そうして念のために用意したプロジェクターをバックパックに詰めた僕は、
まさしくこれから旅に出る格好でセミナーの会場へ。

ところが開演30分前に会場へ入ってみると、
そこには既にちらほらとお客さまたちの姿が。
しかも皆さん僕よりずっと先輩で、
きちんとスーツまで着ているじゃないですか!

やば・・・衣装選びをまずったな。

と冷や汗がたらり・・・

そこへ追い打ちをかけるようにお客さまたちと名刺交換が始まりました。

拝見すれば、どなたも『代表取締役』とか『理事長』の肩書が・・・

うげ〜、エグゼクティブセミナーだなんて聞いてないよ!
どうしよう!

分かります?
この時の僕の気持ち。

例えば、取引先で社長が参加するようなプレゼンテ―ションや、
社内の取締役会議で企画を説明するような時に、
よれよれのTシャツとトレッキングパンツで演壇に上がっちゃったんですよ!

ピ〜ンチ!

そこへ駆けつけてくれた拙著の出版社、
東海教育研究所の村尾編集長の姿を見て腹が決まりました。

よし! プランB。
エンターテイメントで行こう!

演題こそ真面目なものにしたけど、
こんな格好じゃ、いつものすちゃらか調でやるしかない。

そこで目標を1点に絞って僕は話し始めました。
その目標とは・・・

笑いを取ること!

そしてその目標は、なんとか達成できたのでございました。

ふ〜・・・

えーじ
posted by ととら at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月11日

明後日はコスプレ?

9年前に会社を辞めた時、
自分のPCの中身もOSから再インストールしました。
使っていないアプリケーションは邪魔ですからね。

オフィス系ソフトはどうしようかな?
エクセルとワードはこの後も使うし、
アクセスもレシピやワインリスト管理に必要だ。
でもパワーポイントはいらないね。
さすがに飲食業でプレゼンテーションはやらないから。

と、思っていたのですけどね。
未来というのは本当に分からないものです。

明後日のセミナーに向けて、
ただいまプレゼンテーション資料の作成中。
久し振りに立ち上げたパワーポイント。
なんか懐かしいですね。
会社員時代を思い出します。

え?
じゃ、スーツ着てセミナーやるのかって?

あ〜、それはそれで面白いかもしれませんね。
今の僕にとってはあれもひとつの『コスプレ』ですから。

えーじ
posted by ととら at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月07日

若 葉

「転勤になったんですよ」
「学校が決まりました」

こんな声が聞こえる3月下旬。
そして、

「先週引っ越してきました」

こんな声が聞こえる4月上旬。

この時期は別れと出逢いの季節ですね。

そして8年以上も同じ場所でお店をやっていると、

「帰って来ました!」

という声を聞くことが時折あります。

特に学生時代や社会人になったばかりの頃を野方で過ごした人は、
就職や転勤で引っ越しても、
またこの街に戻って来ることが多いようですね。

ここはひと通り生活必需品が揃い、
新宿に近いこともあってけっこう住みやすいからかな?

いや、それ以上に、彼、彼女たちを引き戻す何かが、
このレトロな街にはあるのかもしれません。

それは多分、おじさんやおばさんになっても、
心の片隅に残っている青春という特別な記憶なのでしょう。

花が散り、眩しい新緑が裸樹を包みはじめました。

春。

節くれだった古い樹にも若木と同じように、
瑞々しい若葉が生えてくるのですね。

えーじ
posted by ととら at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月04日

ギリシャ料理特集が始まります!

今週の月、火は連休して旅のメニュー変えをやっていました。

取材ノートや写真を見ながらキャプションを書いていて、
いつも思うのが、

あ〜、もう一回行きたいなぁ・・・

と、

なんて面白いんだ!

のふたつ。

ほんと、バルカン半島縦断の旅で訪れた国々、
とりわけギリシャは興味深い国でした。

事前に取材対象の料理とその背景を調べて行きましたが、
とにかく掘り下げても掘り下げても底が見えない。

それどころか現地で食べ歩いて分かったのは、
どこのレストランでも見かける定番料理が、
複数の文化圏から変化しながら伝播して根付いたものであること。

この仕事をやっていて気付いたことのひとつは、
料理の伝播と変化には、
ある種、法則のようなものがあることなのですよ。

今回ご紹介する3種類の料理は、
ほぼ完全に帰化しているとはいえ、
先の法則を検証するのにとてもいい示準料理でした。

料理とは文化と歴史そのものなんですよね。
そして個々の点と点を結び付ける人間のダイナミックな行動を、
僕たちは『旅』と呼んでいるのです。

ギリシャ料理特集

えーじ
posted by ととら at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年04月02日

日本人の知らない日本の姿

春といえば新しいことに挑戦する季節。
オジサンの僕にもそんな機会がやってまいりました。

先日、JAPAN NOW観光情報協会さんから、
観光立国セミナーにおける講演のオファーを頂きまして。

旅の食堂 → 旅行 → 観光という文脈から来た話なのかな?
と思って内容のご希望を伺えば、
「セミナーのタイトルにこだわらず自由に話して下さい」
とのご指示です。

自由に?
お店で喋っているような、すちゃらか調でいい・・・

わけないか。

そこで以前の講師の方々を調べてみれば、
各業界のお歴々が名を連ね、
すご〜く真面目な話をしているじゃないですか!
(当たり前ですけど)

どうしよう?

よ〜し、それじゃ・・・

ギョーザの話!

ダメだ。浮き過ぎ。料理がテーマじゃないし。

なら、飲食店で独立するには!

おいおい、起業家セミナーじゃないぜ。

ん〜・・・

セミナーのテーマである「観光立国」ということはインバウンド。
となれば、
外から旅行者を呼ぶために僕が役立てることとは?

日本に生まれて日本に住んでいる人には見えにくい、
この国の外に向けている姿を話す・・・というのはどうだろう?

たとえば一部の国の人々にとって、
日本がいかに入り難い国であるかとか、
海外旅行に必要なのは、
おカネとパスポートだけではないということなど、
観光産業に従事している人でも意外と知らないような事情をシェアするのは、
意味のあることなのではないか?

そこで考えてみました。

外国という鏡に映った日本

67の国と地域をさまよい、
バックパッカーならではの目線で見えた、
等身大の日本像をお話します。

日 時: 4月13日(金) 12:00〜14:00
場 所: 東京都千代田区麹町4-5
     海事センタービル2階 会議室

お申し込みはこちらから
 → JAPAN NOW観光情報協会

えーじ
posted by ととら at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記