2018年07月04日

第16回取材旅行 その10

この旅に出発して今日で16日目。
ともこが洗濯をやめ、
僕が航空会社のウェブチェックインを済ませると、
間もなく帰国の途につくときがやってきます。

フライトは明日の23時20分発。

どの街でもぎゅっと経験の中身が詰まっていた所為か、
実際の日数よりもっと長く旅しているような気がします。
出かける前は『北欧』という言葉で3つの国を十把一絡げにしていましたが、
それぞれまったく違っているのですね。

それでは忘れないうちに、
駆け足でオスロからの続きをビジュアルでご紹介しましょう。
今回は特に絵になるところが多く、
また治安の良さから自由にカメラを出せたので、
記録的な枚数の写真を撮りました。
そこでスウェーデンは分割してヨーテボリから始めますね。

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「オスロから鉄道で出発した僕たちは・・・」と書き出すつもりでしたが、
オスロ中央駅でヨーテボリ行列車の出発ホームを探すと、
どこにも見当たりません。
そこで駅員さんに訊けば、
まずバスに乗って45分ほどのところにあるRygga駅まで行き、
そこで列車に乗り換えるとのこと。

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Ryggaから先は森や湖沼、農園など長閑な風景が交互に続き、
気が付けばスウェーデンに入っていました。
ときおり風力発電の巨大な風車が現れるところは、
どことなくバルト3国にも似ているような気もします。

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ヨーテボリ駅はスウェーデンで最も古い駅舎だそうです。
なるほど外観はこの通り。

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しかし構内はたくさんのショップや飲食店が並び、
こじんまりしつつも乗り継ぎ時間をつぶすには困らないところでした。
ちなみにここから通貨がスウェーデンクローナに変わっています。
クレジットカードの普及率が高いので、
とりあえず両替はストックホルムについてからでいいかな?

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ヨーテボリは日本でいうと商業の中心たる大阪といったところでしょうか。
住民も微妙に首都のストックホルムに対してライバル意識を持っているそうです。
ちなみにここには自動車メーカーボルボの本社があります。

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僕たちが泊まったのはこんなホテル。
部屋は狭いですけど機能的で使い易く、観光というよりビジネスユースですね。
こうして机があると僕は助かります。
ベッドの上でノートPCを使うと腰が痛くなりますからね。

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ヨーテボリはこれというランドマークこそないものの、
古い街並みがそこかしこに残り、地味にいい雰囲気。
僕はこうした素顔の街が大好きです。

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ここでも市民の足はトラム。
ちょっとカワイイ顔をしているでしょう?
中にはレトロな車両も現役で頑張っていました。
こういうところにも『使えるものは使えなくなくなるまで使う』という、
ヨーロッパの精神が表れているような気がします。

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港もある海沿いの街なので運河が走っています。
都会でも水はとてもきれい。ドブのような臭いはありません。
さすがは環境を大切にする国ですね。
天気が良かったので観光船に乗っている人たちが気持ち良さそうでした。

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運河沿いには教会を改装したフィッシュマーケットがありました。
空の色にご注目を。雲一つない快晴です。

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漁港のある街ですから鮮度の良さはお墨付き。
僕たちは直後に取材があるのでグっと堪えましたが、
美味しそうな、いや、
美味しいに決まっているシーフード料理の食堂が何軒かありました。
あ〜、20歳代のブラックホールのような胃袋があればなぁ・・・
54歳のオジサンは見るだけで我慢なのです。

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ヨーテボリでの滞在はたった足掛け2日の正味1日だけ。
絶対に外せない僕たちが訪れたのは古い街並みが残り、
アンティークショップやレストランが立ち並ぶハーガ地区。

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趣のある裏通りを歩き回って十分お腹を空かせたら・・・

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お〜、旅人の野生の勘は今日も冴えているぜ。
このフィスクズッペ、たまりませんね。
これまで食べた中でも最高じゃないですか!
ビスクを思わせる豊かなコクのスープに、ディルとバジルオイル、
フレッシュセロりの香りが複雑に溶け込み、
新鮮な素材も相まって芸術的な作品に仕上がっています。

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これ、さっきのフィッシュマーケットで見た燻製なんですけどね、
食べたかったんですよ!

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そこで僕たちを待っていてくれたのがニジマスの燻製のサラダ仕立て。
後ろ髪引かれる思いで市場を後にした僕の気持ちが伝わったのでしょう。
ここで食べられるとは思いませんでした。
香ばしい匂いと絶妙な塩加減。
ドライな白ワインと合わせてみれば天国が垣間見えますよ。

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オスロと同じく魚のすり身で作ったフィスクカーカも食べてみましょう。
表面はカリッと香ばしく、中はふっくらして熱々。
このまま食べても十分美味しいのですけど、
刻んだピクルスの入ったタルタルソースを付ければ、
病みつき級の美味しさです。

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北欧名物のミートボールは今回訪れる3カ国で比較する指標料理のひとつ。
で、ノルウェーバージョンとどう違うのか?
まずパティがジューシーになり、ブラックペッパーの刺激が減りました。
ガロニのマッシュポテトとキュウリのピクルスはお約束通り。
はっとした違いはポイントのリンゴベリージャムが、
甘味を押さえた酸味のあるコンポートに変わっていたこと。
これは意表を突かれました。酸味がとてもいいアクセントになっています。

限られた時間と食事の回数で、
お目当ての料理を探さなければならない僕らの取材は、
ただの食べ歩きとは違ってけっこう緊張感があるものです。
毎日万歩計が2万歩前後までカウントしているのも、
足を使って飲食店を探しているからに他なりません。
ネットの情報はあまりあてにならないし、
ホテルのフロントで芳しい話が聞けない時はなおさらです。
それでもヨーテボリでの狙い撃ちは大成功でした。
次はスウェーデン取材の本命、ストックホルムのお話をしましょう。

えーじ
posted by ととら at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記