2018年10月08日

あと1時間あるから

この前の定休日の翌日。
メニュー変えで寝るのが深夜になった僕がぐっすり眠っていると・・・

ブイイイイブブブブブ・・・

・・・・?

「違うよ! そっちじゃなくて!」
「え? ここじゃないの?」
「違うったら! 2軒先の方!」

・・・・?
な、なんだ?

「だからその手前だってば!」
「最初からそういえば分かるのに!」

・・・・?
うるさいな〜・・・何時だと思ってるんだ?

時計を見れば6時20分です。

なんてこった、まだ3時間も寝てないじゃないか。

外を覘くとアパートの目の前でスクーターに乗った年配の男性が、
同じく年配の女性に何か指示を出しているようです。

・・・・?
新聞? いや、チラシでもポスティングしてるのか?
この早朝に、よりによってうちの前で、
大声を出さなくても良さそうなもんじゃないか。
やれやれ・・・目が醒めちゃった。

まだ店に行くまで1時間半ある・・・か。
じゃ、溜まった書類の片づけをやりながら洗濯機を回そう。

こうして寝不足のまま出勤した僕は、
通常の業務に加えてディスプレイ写真の交換やチラシの用意など、
メニュー変えの残務処理でディナーが終わった頃にはもうくたくた。

さすがにその晩は寝るというよりシャワーを出るなりほぼ気絶。
しかし爆睡しただけあって翌日は元気いっぱい。
で、ランチが終わった後、コーヒーブレイクをして間もなく、

さて、午後のタスクは・・・
そうか、ともこの方の排水が詰まりがちだったな。
このプライオリティが一番高い。

そこで腕まくりをした僕は下水掃除用のワイヤーを持って外へ。
グリストラップ側からグリグリとワイヤーを入れての大掃除です。
約45分ほどの格闘で通水に成功。

パントリーに戻って手を洗った後、

昼食(僕らの昼食は16時半前後なんですよ)までまだ1時間ある。
これだけあれば壊れた温水洗浄便座が交換できるな。

先日、約7年間使った温水洗浄便座の電源がまったく入らなくなり、
新品を取り寄せていたのですよ。
そこで箱から取り出していると、

「え? それ今やるの?」
「ああ、水道工事部分は前回のものがそのまま使えるから簡単に交換できるよ」
「ちょっと頑張り過ぎなんじゃない? メニュー変えで疲れてるんだし。
 大仕事は一日一個にしておけば?」
「昨日ぐっすり眠ったから大丈夫。それにこれなら1時間もかからないさ」

そうして作業に取り掛かり、

お、外してみると掃除しきれなかったところに手が届くようになったぞ。
ついでに便器もきれいにしてしまおう。

そうして屈みこみながらゴシゴシやること30分。
そこから便座を交換して動作確認でさらに10分。

「大丈夫? 予定より時間がかかってるけど」
「ああ、いま終わったよ。もう使えるからね」
「ごくろうさま!」

ふ〜・・・食事まであと20分か・・・
それまでちょろっとデスクワークをやろう。

と思いつつパソコンを起動し仕事を始めたところで・・・

ん? なんだ?

右臀部の上、やや背骨よりのところに鈍い痛みが感じられます。

ん? 姿勢が悪いのか?

上半身を真っ直ぐにしてみましたが、
痛みは短い周期で増してきているような気がします。

え? なんだこりゃ?
この前の前兆そっくりじゃないか!

去る8月2日の未明、
6年半ぶりに腰部椎間板ヘルニアを大クラッシュさせた記憶が
鮮明に蘇って来ました。

やば、安全装置が外れてる!
いや違う! 起爆装置が起動したんだ!

そう、あの時はこの状態でいま座っているカウンターから、
6歩歩いたら爆発したのです。

「ともこ!」
「わぁ、びっくりした! なに大きな声出して?」
「すぐ水を持って来て!」

僕は彼女の質問に応えもせず、
脇に置いてあったバックパックからファーストエイドポーチを取り出し、
ロキソニンをダブルで口に放り込みました。

「はいお水! どうしたの? 腰が痛いの?」
「爆発寸前だ!」
「え〜っ!」

時刻は15時55分。
薬は1時間以内に効いてくる。
17時までにクラッシュしなければセーフだ。

「やっぱりさっきの作業で悪化したんだよ!」
「ん〜・・・どうだろね? 作業中はなんともなかった。
 椅子に座ってからじわじわと起爆状態になったのさ」
「どう? 動ける? 今夜ディナーの予約が2件入ってるよ」
「とりあえずこのまま様子を見よう。じっとしてる限り痛みはないんだ。
 で、18時になったら判断するよ」

こうしてひやひやしながら1時間が経ち、2時間が経ち・・・
僕は座禅を組んだように椅子に座ったまま考えていました。

何がいけなかったんだろう?
しゃがんだ作業をやっていたけど姿勢には気を付けていたし、
昨夜は早く寝て体調も回復していた・・・

いや、待てよ。

椎間板ヘルニアを爆発させる要因は姿勢だけではありません。
神経の炎症を起こさせる原因は椎間板による圧迫以上に、
ストレスと過労の影響が大きい。
思えば8月のクラッシュの時も僕はだいぶ疲れていました。

そうか、椎間板ヘルニア以上に悪いビョーキが再発していたんだ。

それは『やりすぎ病』。
僕のタスクリストは飲食業に携わる個人事業主のご多分に漏れず、
いつもいっぱいです。
で、時間さえあればプライオリティの篩をかけて、
片っ端から手を付けてしまう。

あと30分ある。ならあれが出来る。

とか、

あと1時間ある。ならこれが出来る。

という具合にね。

こうした考え方は『勤勉さ』とか『効率的な仕事の仕方』なんかじゃなく、
一種のビョーキなんですよ。

と、いうわけでメニュー変えが終わった後にやるべき行動の正解は、

なにもしない。

だったんですね。

学習&反省しました。

えーじ

P.S.
今回はさいわいセーフでした。
はぁ〜・・・危なかった!
posted by ととら at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記