2018年12月17日

第17回取材旅行の準備 その1

「取材旅行先はどうやって決めているのですか?」

このご質問を頂くことがしばしばあります。

選択基準の第1はいわずもがな、
ご紹介すべき料理があるかないか。

次に入国条件を調べます。
ビザが必要であれば入手可能なのかどうか?
サウジアラビアのように、
そもそも観光ビザを発給していない国もありますからね。

それから治安や疾病情報も重要です。
入るには入れるけれど、
入ったが最後、ビッグトラブルが待っている、
もしくは、最悪もう出てこられないかも・・・な国。
たとえば今ならシリアやソマリア、ベネズエラには、
おカネを積まれても行くことはないでしょう。

こうして絞り込まれた渡航先の優先順位を決め、
例によってプランAからCまでの取材計画を2年分作っています。

で、今回の渡航先はトルコとエジプト。

国際情勢に明るい方はもうお気付きかもしれません。
そう、この2ヵ国とも以前プランAだったのが、
計画の変更を余儀なくされてボツになったのですよ。

エジプトは2012年の2月に行く計画がありましたが、
2010年にチュニジアで起こったジャスミン革命の煽りを受け、
大規模な反政府デモが起こってムバラク大統領は辞任。
後を受けたムルスィー大統領も新憲法を成立させたはいいけど、
2013年にまた大規模な反政府デモが起こってクビ。
その後も情勢は予断を許さず、
テロが散発して外務省さんの指定する危険レベルは、
カイロですらレベル2の『不要不急の渡航は止めてください』。
当然旅行者は激減して『地球の歩き方』も、
2014-2015版から更新されない始末です。

今回、僕たちが踏ん切りをつけたのは、
状況が落ちついて危険レベルが主要観光地のルクソール、
カイロ、アレキサンドリアなどを中心に下げられたからです。
また、JICAさんの事務所が置かれ、
今年に入ってようやく大手旅行社のツアーが再開されたのも、
大きな安心材料でした。

トルコは去年の1月にギリシャと絡めて行く予定だったのですけどね。
ところがこれまたイスタンブールで一昨年からテロが頻発し、
(アンカラだけではなくアタテュルク国際空港まで攻撃されましたし・・・)
さらにクーデター未遂事件まで起こって戒厳令が発令され、
料理の取材どころではなくなってしまいました。

このところようやく沈静化を見せたようですが、
暴れん坊大統領のエルドアンさんのことですから、
またいつなん時ドンパチ始まるか分からない。
ならば、まさに行くなら今しかないじゃないですか!

というわけで期間は2019年1月21日(月)の夜から2月7日(木)まで。
各種ブッキングはほぼ完了。

あとは愛と平和を祈るのみでございます。

えーじ
posted by ととら at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記