2019年04月29日

ととらな旅のおすすめ その2

旅の移動方法の基本は徒歩。
飛行機で移動するにしても鉄道を使うにしても、
歩くことなくして旅は成り立ちません。
そこで最初にお勧めしたのが地図を使って、
地理的なイメージを持つことでした。

自分がどんな場所に居て、
どう移動しているのかを主体的に把握することは、
ある意味で旅の基本でもありますからね。

そこで次にお勧めしたいのがローカルな交通手段の利用です。

すべて手配された自動車で移動するのはもちろん楽ですが、
それだけではなかなかその土地の素顔の人々と出会うことができません。
でも、そんなチャンスを簡単に得られるのが、
バスやローカル鉄道なのですよ。

僕はみんなが余所行きの顔をしている空港より、
市井の駅やバスターミナルの方が好き。
その待合室でマンウオッチングしていると、
いろいろなドラマが楽しめるからです。

娘や息子を見送る親、
別れを惜しむ恋人たち、
お土産をたくさん持って出かける家族・・・

今年の1月に行ったエジプトでは、こんなことがありました。

ナイル川のローカル渡し船に乗っていた時のこと。
オートバイを乗せた男性が下船しようとしてバランスを崩し、
あわや川へ転落! という瞬間、
近くにいたハイティーンの少年たちがさっと駆けつけ、
男性を助けはじめたではないですか!

僕らがはらはらしながら見ているうちに、
後と左右から支えられてオートバイの男性は危険な一本橋を渡り、
なんとか無事に岸へ上がれました。
それにしても驚いたのは、彼に礼を言う間も与えず、
少年たちが風のように去ってしまったことです。

また、駅のホームではこんなことがありました。

僕らが列車を待っていると、
ベンチに行儀悪い姿勢でふんぞり返っている二人の若者に気付きました。
こうしたハイティーンはどこにでもいるものです。
ところが彼らの近くに年配のご夫婦が通りかかるやいなや、
二人の若者はさっと立ち上がって席を空けたではないですか。
そしてまた礼を言う間も与えず歩き去ってしまったのです。

困った人がいれば助ける。
その見返りは求めずに。

そうムスリムたちが教えられているという話は本当でした。

こうした光景はけしてガイドブックに載っていませんけど、
いつまでも記憶に残る旅のハイライトになると思います。

そう、素顔の街へのアクセスは、
ローカル鉄道やバスが一番なのですよ。

to be continued...

えーじ
posted by ととら at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記