2019年06月02日

サザエさんなんか嫌い

「だって、サザエさんなんか嫌いですよ!」

このところ日曜日のディナーはお客さんが減りましてね、
なんて不景気な話をしていた時、
僕と同世代の男性が唐突にそう言って来ました。

なぜだ?

サザエさんといえば、
僕らが小学生の頃から放送されている国民的なアニメーション。
その何が気に入らないのだろう?

この反射的な疑問が的を外していることに、
僕はすぐ気がつきました。
彼の発言の真意はサザエさんに対してではなく、
番組の放送時間帯のことだったのです。

それは日曜日の18時30分。
四季を通しての日暮れ時。

ああ、明日からまた仕事が始まるのか・・・

これだったのですね。

なるほど、かつてはブルーマンデーと言われていたこの感覚、
今はちょっと繰り上がってブルーレイトサンデー・・・なのか。

そういえば僕も覚えがあります。

確かにネクタイ締めて仕事に行っていた頃は、
サザエさんが始まる時間帯あたりから、
なぁ〜んか気分がブルーになってきましたっけ。
そんな時にハレの日使いのレストランには・・・行きませんよね?

む〜、不景気はこんなメンタル要因も関係していたのか。
ディープだ。

ともあれ、今の僕らはどうかと申しますと、
皆さんの日曜日に当たるのは定休日の火曜日。
じゃ、火曜日の18時30分頃の気分は・・・

フツーです。
別に外食でもOK。
はぁ〜・・・やれやれ・・・って感じはありません。

なんでだろう?
仕事はブラックそのものなんですけどね。

簡単に言ってしまうと、
たぶん『仕事が楽しいから』か『仕事で嫌な部分がほとんどない』・・・
なのかもしれないな。

もちろん会社員の頃も仕事そのものはやりがいを感じていましたよ。
でも、組織のヒエラルキーとか、根回しなんてのは苦手だったし、
人事的なすったもんだに巻き込まれたり、
手かせ足かせをはめられて、
チーム全体がルームランナーみたいになってしまうと、
さすがに日曜日の夜は外出する気分になりませんでした。

今は仕事量こそ爆発的に増えても、
足を前に出せば、何ごとも先に進みますからね。
そうした意味で自分のやっていることに虚無感や徒労感はない。

奇妙に聞こえるかもしれませんけど、
肉体的に過酷な労働条件 + 環境であるにもかかわらず、
少なくとも、ととら亭の仕事でストレスを感じることは、
あんまりないんですよ。

独立して良かったこと。
そのひとつは、サザエさんが嫌いではなくなったことかな?

あ、でも見る時間はないんですよ!
今日も18時からディナー営業ですから。

えーじ
posted by ととら at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記