2020年03月16日

話のツボ

僕は今までいろいろ雑多な仕事をしてきましたが、
ととら亭ほど職業、生活ともにバックグラウンドの違う人たちと、
接する機会はありませんでした。

そこで気付いたことのひとつに『話のツボ』があります。

これ、心のスイッチともいえるもので、
一見、寡黙に見える人でもツボにはまると、
別人のように話し始めるんですよね。

そこで僕はときどき、
ひとりでカウンターに座ったお客さまのツボを探すことがあります。

この話題でどうだ・・・
ん・・・ノッてこないね。
んじゃ、これは?

という具合に。

このツボ、旅の食堂だからといって、
旅行ばかりとは限りません。
料理、音楽、アート、演劇、小説、スポーツなどのソフトなものから、
哲学や政治、宗教などディープなものまで、
人によってほんとにさまざま。

時にはノッてきた専門家から即席レクチャーを受けることがあり、
たいへん勉強になることもあります。

ただいずれも共通しているのは、
ツボにはまって話す人は、みなさんキラキラしていますね。
(もちろんポジティブな話題の場合ですけど・・・)

しかしながら場合によっては、
あえてそのツボを避けることもあります。

たとえばわが家の場合、
ともこにスーパーマーケット系の話を振ろうものなら、さぁ、大変。
くたくたに疲れはてた週末の深夜ですら、
突然V8エンジンがかかり、

「そうそう! 今日ね! ノガーダ用のピーマンを探しに行ったらさ。
 (ここでギアが2ndに入ります)
 サカガミさん(野方にあるやや高級なスーパー)で289円のピーマンが、
 丸正さん(同じく在野方の庶民派スーパー)で198円だったのよ!
 (3rdにシフトアップ!)
 それも量と質はおんなじ! 得しちゃった!
 ねぇ? ちょっと! えーじ! 聞いてる?」

最後はギアがトップに入り、
たたみかけるような演説が始まるのですよ。

ふ〜・・・

話のツボ。
皆さんも、ご使用上の注意をよくお読みいただいてから押してくださいね。

えーじ
posted by ととら at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記