2020年04月03日

入院日記 パート3 その5

昨日のパフォーマンステストの結果、
ホールではまったく機能しなかったものの、
パントリー内であれば片足立ち状態で、
ほとんどの業務はできることが分かりました。
(もちろんスピードは落ちますが・・・)

よっしゃ、これで行こう!

と気合を入れた矢先に、ともこからモノ言いが・・・

「ランチならあたしひとりでもできるから、
 ディナーのちょっと前に出勤すれば?」
「それじゃ大変だろう?」
「あのね、そこでえーじが片足でぴょこぴょこやってると、
 気になってしょうがないのよ!」
「う・・・そう?」
「それにまだ決算終わってないんでしょ?」
「あ、そうだった」
「じゃ、夕方までアパートでそれをやってた方がいいんじゃない?」

ってわけで戦力外通知を受け、
僕は先発ならぬリリーフ選手となってしまいました。
ま、確かに決算も遅れていましたからね。
実はこういうデスクワークも入院中にやるはずだったんですよ。
ところが例によって想定外のことが起こりまして。

それというのも・・・

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車椅子に乗るためにはまずベッドに横座りになり、
そこから立ち上がって座面にお尻を向ける・・・

この流れで腰の位置を変えようとした時、

はうっ!

って、・・・こ、これは・・・マジかよ?

腰の安全装置が外れたぞ!
それも爆発寸前だ!

しまった、左足に気を取られていて力技で腰を回すのに、
腹筋に力を入れるのを忘れてた!
こいつはまずいな・・・ビリっときたぜ。
もう一回、無理したらたぶん、そのまま動けなくなっちまう。

(BGM: Theme of Mission impossible)

なんてこった! この音楽はやめてくれ!
まったく、どうして毎回こうなっちまうんだ?

と嘆いていてもしょうがない。
なんとかしなくちゃ。
考えろ。落ち着いて考えるんだ。

そこへ別の看護士さんが現れました。

「久保さん、もうすぐリハビリの先生が来ますからね」
「あ、いやちょっと別の問題が起こりまして」
「・・・? どうしたんですか?」
「僕は腰部椎間板ヘルニアの持病があるんですよ。
 で、リハビリ前にウォームアップしていたら、
 発作寸前の状態になってしまったのです」
「え? 痛いんですか?」
「いや、まだ痛くはないんですが動けなくなる寸前なんですよ」
「まぁ!」
「そこで3つお願いがあります」

僕がそういうと彼女は素早くペンとメモを出しました。

「まず僕が預けた薬の中にトラムセット、ロキソニン、
 テルネリン、ムコスタの4点セットがあります。
 それを至急持って来て下さい。
 あとコルセットを貸して頂けると助かります。
 最後に尿瓶も!」
「分かりました。ちょっと待っていて下さい」

僕はゆっくり体を元の姿勢に戻すと、
そのまま彼女が戻って来るのを待ちました。
ほどなく病室に急ぎ足の足音が近付き、

「久保さん、はい、お薬!」

おお、ありがたい!

僕はその場で薬を飲みました。

「で、コルセットですけど、今これしかないんですよ」

彼女が手にしていたのは僕が緊急用に持ち歩いてるものとほぼ同じ。

「OK、それなら自前の物を持って来ています」
「あと尿瓶。これで大丈夫ですか?」
「ありがとう、これで十分です」

こんな話をしているところへ現れたのがリハビリの先生。

「久保さん、まず今日は車椅子に乗りましょうか」
「いや、先生、ちょっと状況が変わりまして・・・」

僕が経緯を話しているうちに彼の表情が次第に曇り、

「ん〜・・・たしか退院の希望日は・・・
 今度の日曜日でしたよね?」
「はい」
「今日は木曜日・・・この状態で3日後に退院は無理ですよ」

ん〜・・・反論の余地なし。

まずいな、シナリオが狂っちまった。
プランBは・・・

どうする?

to be continued...

えーじ
posted by ととら at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記