2020年04月30日

ピンク色の思い出

ともこです。

商店街の中にあっても、
シャッターを閉めたととら亭の中はとても静かです。
旅の料理の試作はある程度のまとまった時間と集中力が必要なので、
この機会にどんどんやってみようと思っていました。
そこへちょうど、カフェリーゾのみなみちゃんのお母さんから、
北海道産のすごくいいビーツをいただいたんですよ。

それを下茹でしてからピューレにするとこんな風になります。

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すごい色ですけど自然のままなんですよ。
ここから私が作ろうと思ったのは、
ロシアとバルト三国を旅した時の思い出の料理です。
3年前にロシア料理特集をやりましたけど、
そこでご紹介したもの以外にも美味しい料理がたくさんあって、
いつかやってみたいとずっと思ってました。

最初は夏の冷たいスープ。
リトアニアの『シャルティバルシュアイ』です。

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試作

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現地で食べたもの

さっきのピューレをヨーグルトと牛乳で伸ばし、
刻んだキュウリとビーツを入れて最後にディルを散らします。
いちごのミルクシェークみたいですけど甘くありません。
コクがあるけどさっぱりしていてとても美味しいんですよ。

次はロシアの『セルド ポド シュボイ』といって、
ビーツとニシンのマリネ、ポテト、茹で卵を使ったサラダです。

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試作

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現地で食べたもの

これはセルクルという円筒形の型の中にポテト、ニシンのマリネ、
マリネしたビーツ、おろした茹で卵をケーキみたいに重ねたもの。
日本では生食用のニシンが手に入り難いので、今回はイワシを使いました。
白ワインがぴったりの前菜です。

ロシアやバルト三国ではどこも黒パンがおいしくて、
それと『シャルティバルシュアイ』と『セルド ポド シュボイ』があれば、
主菜がなくてもふたりとも大満足でした。

こうして作った試作の料理を賄いで食べてから、
ふたりで3年前の取材旅行の写真を見ました。
その時の景色だけではなく、
風の香りや太陽の光まで一緒に思い出せて、
また楽しい気分になれました。

次は何を作ろうかな?

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posted by ととら at 11:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記