2020年05月02日

戦略的共存の道へ

皆さんもご存知のとおり、
国レベルでの非常事態宣言は延長の方向で調整に入りました。
さらに自治体の中でも僕らの住む東京都は、
感染者数において最もクリティカルな存在です。

となると、僕らも生き残りをかけて、
次のフェーズに入らなくてはならなくなりました。

そこで僕らが考えた戦略は・・・

ウイルスとの共存です。

こういうシビアな時は、
事実と推測、希望的観測、理想をしっかり区別し、
純粋にファクト主義で行きましょう。

そのためにはまず、ハリウッド映画にあるような、
悪(ウイルス)が滅び、
善(人類)が完全勝利するようなシナリオは捨てることです。

アビガンやレムデシビルの有効性には希望が持てますが、
それらは専用の予防ワクチンや治療薬ではありませんし、
特効薬を作って量産するには、
少なくとも半年から、
1年以上の時間はかかると想定した方が現実的でしょう。

これは言い換えると、それまでの間、
「何かあったらどうする?」という不安の延長にある、
完璧な安全と安心を求める夢を捨てることを意味します。

それは今のところ、地球上のどこにもないんですよ。

これ、ファクトでしょ?

そこで次に個人的な罹患リスクを評価してみました。

2020年1月1日における東京都の人口は13,951,636人。
これを母数にして5月1日のCOVID-19関連の数字で計算すると、

東京都の感染者数 4317人
重症者       97人
死亡        126人

ですから、

東京都の感染率     約 0.031 パーセント
罹患した場合の重症化率 約 5.2  パーセント
死亡率         約 3.0  パーセント

さらに2020年4月における中野区の人口は336,424人なので、
同じように計算すると、

感染者数        151人
中野区の感染率     約 0.045パーセント

なるほど。

このリスクと、
行政による協力金等の援助で経済的な『延命率』を評価した結果、
僕らは5月7日(木)から、まずランチ営業を再開することにしました。

ディナーについては先の罹患リスクの推移と、
東京都による営業時間の規制、そして実際の集客状況を勘案し、
5月13日(水)から再開する方向で調整に入っています。
(詳しくはウェブサイトの営業スケジュールを更新しますね)

このきわどいオペレーションは、
例えるならディーゼル機関の潜水艦で、
多数の駆逐艦や雷撃機と長期間にわたって交戦する状況に似ています。

艦(ととら亭)内の酸素(資金)には限りがあるため、
窒息(破産)する前に浮上(営業)しなければなりませんが、
それは爆雷による被弾(感染)するリスクを伴いますし、
また酸素(資金)を十分に補給するための浮上(営業)時間も、
別の雷撃による被弾リスク(営業時間規制)で十分には取れないのです。

要はトレードオフの関係にある二つのリスクヘッジを、
刻々と変化するリスク評価の結果と照らし合わせつつ、
ヒット・アンド・アウェイで切り抜ける。

これをやろうってわけです。

スリルありますよ。ほんと。

えーじ
posted by ととら at 11:35| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記