2021年01月30日

世界のギョーザ特集パート5が始まります!

もひ〜・・・24時のゴールは間に合わなかったか!

昨日の午後から在宅勤務でアパートにこもっていたのですよ。
ここだと静かで仕事が捗りますからね。

皆さんも同じような経験があるかと思いますが、
オフィス(僕の場合はお店)にいると、
電話が鳴ったり、不意な来客があったりと、
(ほとんどアポなしで来るからね〜)
なかなか集中して仕事ができない。

特に単純作業ではなく、
ゼロから何かを作るようなことをしているときは、
(ある意味このブログもそう)
中断させられると元に戻れなくなってしまう。
だからとにかく静寂が欲しい。
(というか Leave me alone!)

僕は入り込みやすいたちで、
条件さえそろえば、3〜4時間はノンストップでやっています。

え? はっ! もう夜だ!

みたいに。

実際、ととら亭の仕事はおもしろいんですよ。
量が多過ぎるのが問題ですけど、
(締め切りがじゃんじゃん来るのも!)
でも、11年近くやっていてモチベーションが下がったり、
オフの日の午後にブルーになったことは一度もありません。

そうした意味で僕はとてもハッピーだと思っています。

もちろんそれは社会的成功や経済的成功を意味してはいません。
11年前も今も僕はただの旅人ですし、それ以上でも以下でもない。
(つまりぜんぜん進歩がない!)
たぶん、素の自分にいちばんフィットしているんでしょうね。

今回の特集もしばらく前から温めていたものです。
食文化は本当におもしろい。
一皿のギョーザでさえ、想像を超えた広がりを持ち、
時間と空間を超えて、とんでもないところまで繋がっている。

モンゴルの旅は印象的でしたね。

取材ノートや資料を読み返しつつ、
キャプションを書いていたら、
僕は自分がすでに、旅に出ていることに気が付きました。

そう、一皿の料理が、旅のゲートを開けるのですよ。

Open your eyes.

えーじ

世界のギョーザ特集パート5
posted by ととら at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月28日

プログレッシブ レストラン

22時閉店の次は20時閉店。

営業時間の変更は業務オペレーションのみならず、
僕らの生活リズムに大きく影響します。

しかしながらいつぞやお話した『万年時差ボケ』と同じように、
不規則がデフォルトになっている僕らには、
この時短要請も業務変数のひとつなんですよ。

ですから今週のように、
店舗都合で1週間ディナー営業のお休みを追加しても、
そういうリズムでプレイするだけなので、
大きな不都合はありません。

そういえばバンドをやっていた時も、
僕は変拍子が得意でした。
それも Take Five みたいにシンプルな連続パターンではなく、
5拍子や7拍子が小節単位で不規則に変化する変態もの。
ドラムスは3拍子、ベースの僕は5拍子でプレイして、
最小公倍数の15拍目で揃うようなプログ系をよくやっていたのです。

とまぁ、マニアックな話はともかく、
半休を頂いて取り組んでいるのが旅のメニュー替え。

ランチ営業が終わって午後からはともこは仕込み。
僕はワインの商品撮影のあと、
アパートに戻ってキャプション書きです。
進捗状態からして、
明日の午後にはウェブサイトでリリースできるかな?

あ、ご安心を。
仕事は変拍子ですけどアプトプットはポップです。
世界のギョーザ特集ですからね!

えーじ

P.S.
ってことは、ととら亭をバンドに例えると、
イエスやキングクリムゾンではなく、エイジアなのかしらん?
ん〜・・・古い話ですみません。
posted by ととら at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月25日

冬の旅の寒い宿

いや〜、この週末は寒かったですね。
雪こそ降らなかったものの、
どんより曇った空はいかにも冬〜って感じでした。

そんな夜道を毎晩あるいて帰った僕らですが、
熱いシャワーを浴びれば、凍える寒さもすっかり忘れ、
「あ〜、わが家はいいねぇ〜」なノホホン気分。

いや、アパートをアップグレードしたわけではありません。
相変わらず6畳間の寝室だけ暖房を入れて、
電子レンジで温めた賄いを食べていただけです。

ならば、その充足感のココロとは?

例によって価値観の基準がやたらと低いから。

まぁ、どんなところと比べているのかと申しますと、
たとえば2009年の南米の旅。
時期は7月〜9月だったのですが南半球なので季節は冬。
しかもアンデス地方は標高3,000メートル前後が当たり前で、
むちゃくちゃ寒かったんですね。

そんな旅では日暮れと同時に宿に逃げ込むのが一番!

っと、いいたいところですが、
1泊の予算が日本円で2,000円前後だった僕らは、
ついに3か月間、暖房付きの宿には泊まれませんでした。
そこで実際どんな部屋を泊まり歩いていたかというと・・・

『ただの部屋』です。

え? 意味不明?

ですから字義どおりに、ただの部屋なんですよ。
ドアを開けるでしょ、次に目に入るのはベッドがひとつ。

以上!

テレビやエアコンはおろか、
机も椅子もない。
そしてときにはこんなことも・・

「えーじ、寒いね」
「うひ〜、部屋の中も氷点下じゃないかしらん?
 息が白いよ」
「うん、なんか風も吹いてくるし」
「風? いくらなんでもそりゃないよ」
「でもす〜す〜するじゃん」
「すきま風?」
「ほら、もっと強い風がときどき吹いてくるよ」
「ほんと? 僕は感じな・・・」

と言って天井を見上げると、そこには天窓が。
そして凝らした目に飛び込んできたのは・・・

「ガ、ガラスが欠けて穴が開いてる!」

氷点下の世界で暖房がなく、窓の割れた部屋に泊まる。
それはいったい何を意味するのか?

そう、まさしく部屋の中で野宿!
さらにそこで過ごす一夜とは・・・

シャワーを浴びるなら滝に打たれるつもりで気合を入れ、
薄着で共用のシャワールームへ駆け込みます。
そこもまた当然、部屋と同じように、
すばらしく換気がいいものですから、
裸になれば気分はもう修験僧!
さらに人肌程度のちょろちょろシャワーを浴びれば、
5分もかからずしてじゅうぶん悟りの境地に至ります。

やがてニルヴァーナが見えてきたところで部屋に戻り、
さっきと真逆のことを超高速で行うのです。

そう、部屋に入ってきた時と同じ防寒ジャケットまで着込み、
矢庭にベッドへもぐりこむ!
こうしないと寒くて眠れません。
というか、凍死しちゃうかも。
ペルーやボリビアではほとんどこんな宿ばかりでした。

とまぁ、これが基準なので、
安アパートの6畳間とはいえ、暖房があって暖かい。
(ベッド(布団)は臭くないし、体も痒くならない!)
シャワーだって熱いお湯がじゃんじゃんでる。
となれば、僕らにとって、

「あ〜、わが家はいいねぇ〜」となるのも、
ご理解いただけるかと存じます。

ん〜、志が低いと生活コストは下がりますね。
もしかしたらこういうのも、
コロナ禍でのサバイバルに役立っているのかしらん?

えーじ
posted by ととら at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月22日

やっぱり、ととらスタイルで

学生にせよ社会人にせよ、
他人の評価は社会的生物である人間にとって、
とても重要な意味を持ちます。
だから成績に一喜一憂するのは程度の差こそあれみな同じ。

しかし、ここにディープな落とし穴があります。

評価は世界に唯一無二のものではないんですよ。

ちょっと固い言いかたをすると、
評価、すなわち価値とは、
評価される対象とコンテクストの相対的な関係で流動的に決まります。

万古不変の絶対的な価値なんてものは歴史上存在しない。
(あったら教えてください)

たとえば、卑近な例で恐縮ですが、
根回しが不得意で独断的な僕は、
会社員時代、地雷を踏むのをたいへん得意としておりました。

ですから企画のボツやプロジェクトの頓挫を意味する、
上司の「オレ聞いてないぞ」というフレーズは、
しごく耳慣れたものだったのでございます。
(ジョー、いつも尻ぬぐいしていただき、すみませんでした!)

しかし、組織内では困った要素の独断性も、
ととら亭の仕事、つまり個人事業主には不可欠のスキルなのですよ。
組織内では困った鉄砲玉野郎に固有の即断と突破力は、
ととら亭だけではなく、バックパッカーとしての旅に欠かせません。

ちょっとカッコつけると、
僕は反乱軍ではなくミレニアム・ファルコン号を駆る、
ハン・ソロとチューバッカや、
最近ではガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのでこぼこチームを、
イメージすることがあります。

ヒエラルキーや規則や面倒くせえ根回しなんかクソくらえ!(失礼)
オレたちは自由に自分の旅を続けるぜ!

ってな調子で、昨夜も星図ならぬ月間予定表を広げ、
僕らは直近の作戦を練っていました。
そして例によって急に舵を切ることにしたのです。

今やっているチェコ・スロヴァキア料理特集パート2は、
期日を繰り上げて、1月24日(日)のディナーで終了します。

で、1月25日(月)から1月29日(金)までディナーをお休みし、
(ランチは火・金を除いて通常どおり営業します)
1月30日(土)のディナーから世界のギョーザ特集パート5をスタート!

今回のラインナップはギョーザ本でもご紹介した、
ドイツのマウルタッシェンとスロバキアのピロヒーに加え、
新作としてモンゴルの具沢山スープギョーザのバンシタイ・シュルをご紹介!

アンコールメニューも同時に変えて、
今回はエジプトのタゲン・サマックと、
ジョージアのスパイシースペアリブの2本立て!

そんなわけで当初メニュー替えのために休業する予定だった、
2月3日(水)、4日(木)は通常通り営業します。

ん〜、こういう身軽なのが好き。

Let's Rock!!

えーじ
posted by ととら at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月19日

Think together case1

3回前のブログ『プロ意識のその下に』を書いていて、
「ちと誤解を招くかもなぁ・・・」と思っていたことがありました。

それは二元論の罠。

これはもの凄く根深い問題なので僕も日常的に気を付けていますが、
つい何か好ましくないことが起こると反射的に、

「あんたが悪い!」

そう思ってしまう。

もうちょっと詳しく言うと、
ものごとをすべからく二項対立の概念で捉えるヤバイ癖のことなんですよ。
たとえば『善・悪』、『正・邪』、『優・劣』などなど。

で、この次が問題なんですが、
僕がさきに『反射的に』といったとおり、
「なんじゃこりゃ?」となった途端、
本人は自分が正しい側に立っていて、
同時に相手を間違っている側に立たせている。

このメタレベルの出発点は本能的といってもいいほど、
本人には透明化されていて気付くのが難しい。

「あ〜、今月も売り上げが悪い・・・
 コロナのせいだ! 政治家が悪い! お客さんも悪い!」

ってな具合にね。

でも、ことはそんなに単純な話じゃありませんよね?

ここで『プロ意識のその下に』に戻って、
僕の話だけを聞いていると、

『困ったちゃん』= 悪い人、間違っている。
『医療関係者』 = いい人、正しい。

そう思いませんでした?
ですよね?

じゃ、話が複雑になるので、あの時は省いた部分をお話しますと・・・

救急搬送されてきた『困ったちゃん』、
ここではS氏といい換えましょう。

手術で麻酔が効いていたときは何の問題もなかったのですが、
痛みや不快感を感じ始めるや否や、
ほとんど15分おきのナースコール攻撃を開始しただけではなく、
病室中に響き渡るノンストップの独り言DJに変身したのです!

しかもその内容はエンタメ系とは無縁の嫌悪感を催すことばかり。
さらに食事中でも「すんませ〜ん、うんこ行きたくなりました!」
関節が痛むと嘆いてはもらったサリチル酸系軟膏を塗りまくり、
強烈なメンソール系の臭いが充満した病室は、
ほとんど体育会系の部室!(う〜、食事ができん!)

うひゃ〜、スゴイねこりゃ、どんな人だろう?
とカーテンの隙間から覗いてみれば、年齢は50歳前後。

子供じゃない。
しかしその傍若無人のふるまいからは、
S氏は他者の存在をまったく認識していないとしか思えない。

僕は日中、ほとんど談話室に行っていましたし、
ベッドに帰ればヘッドフォンで音楽を聴いていたので、
それほど苦痛を感じませんでしたが、
困ったのは医療関係者と他の患者さんたち。

なかには最大で4人の寝たきり状態の方がいましたから、
病室は忍耐力の耐久テストルームと化してしまったのです。

ほどなくして、隣のベッドからは、
「こいつ、ぶっ殺してやろうか・・・」という声が聞こえたり、
テレビをタダで見たい、髭剃りを買ってきてほしい、
繁忙時に『うんこが出きらないのでもう一回トイレに行きたい』
攻撃を連打された看護師さんが声を荒げてしまったり、
(よくあそこまで耐えていたと思いますが・・・)
病室のムードは病院とは思えない、一種異様なものになってきました。

そしてついにある晩、

「うるせぇんだてめぇ!黙ってろ!」

と怒声が爆発し、

「あのさぁ、みんな我慢してんだよ。
 いい加減にやめてくれないかな、もう!」

との叫びが追従する緊急事態に発展してしまったのです。
キレたのは皆さん、普段は温厚な方ばかり。

さすがにここまでくると僕も傍観者ではいられなくなり、
「ナースセンターで相談してきますから、ちょっと待っていてください」

そうして結果的にS氏は個室に移され、病室には平和が訪れたのでした。
めでたし、めでたし・・・

で終わると、
まさしくS氏は他人の迷惑を顧みない『ひどい人』ですよね?
でしょ?
でも次を続けるとどうなります?

S氏は知的障害と聴覚障害を持ち、
家族とも離れ、ひとりで生活保護を受けながら生活していたのです。

怪我で救急搬送されるのは健常者でも大変なことです。
各種手続きや入院時の日用品の手配など、
なかなか思うようにはいかないでしょう。
それを3重のハンディキャップを抱えた彼は、
ひとりでどうにかしようと奮闘していたのです。
とうぜん、その手段も結果も、僕らがやるようにはいきません。

S氏が個室に移された後、看護師長さんが談話室に現れ、

「久保さん、すみません。
 たいへんご迷惑をおかけしました」

と頭を下げてきました。

「いや、これは誰かが誰かに謝ることではないんですよ。
 たしかに関係者全員が大変でしたけど、
 特定の誰かが悪いわけじゃない」

僕はこのエンディングがベストだったとは思っていませんでした。
結果的に病室は平常に戻りましたが、
コストのかかる個室を差額なしで提供するババを病院側が引くという、
代償を伴った結果だったからです。

民営の病院では医療行為もまたすべからくビジネスであり、
サービスと対価の比率が崩れれば経営が危うくなってしまいます。
また、病室側には平和が訪れたものの、
S氏はまだ入院していたので、
医療関係者は引き続きナースコール攻撃に晒されていたでしょう。

ではS氏を強制退院させればいいのか?
そうすれば患者さんも医療関係者もハッピーかもしれません。

しかし生活保護を受けている知的障碍者から、
医療のチャンスを奪ってもいいのか?
言い換えれば、社会的弱者は淘汰されてしかるべきなのか?

もっというと、
僕がS氏ではなく、S氏が僕ではなかったのが、
本人の意思が及ばない、持って生まれた運命だとすると、
もし僕が彼だったら、僕はどうすればいいのか?

そう、僕がここで一緒に考えてほしいのは、
あなたをイライラさせる『困ったちゃん』は、
ハリウッド映画に出てくる分かりやすい純粋な悪の権化ではなく、
僕らと少しも変わらない、同じ人間だということです。

ただ、置かれた境遇で、それぞれのスキルの範囲で、
自分の人生に取り組んでいるだけ。
しかし、その結果と他者に及ぼす影響が理解できないこともある。

退院するとき、僕は病院にメモを残しました。
この件は、誰かが悪いという問題ではない。
残念ながら僕には具体的な解決策が出せませんけど、
確かなのは、S氏が肉体的にも、精神的にも、経済的にも、
助けを必要としているということ。

Think together.

あなたがもし、
医療関係者だったら、患者さんだったら、僕だったら、
そしてS氏だったら・・・
どうしたらいいと思います?

僕は今でもその答えが見つからないでいるのですよ。

えーじ
posted by ととら at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月16日

ミスターハッタリ & イエスマン

「これから面接なんですよ」

こんなご時世だからか、
年齢、性別を問わず、こうしたお話をしばしば聞きます。

面接・・・かぁ・・・

ヤドカリ人生の僕らもここ10数年は受けていませんが、
その前は珍しいことではありませんでした。
長い旅に出るたびに仕事を辞めてしまいましたからね。
ダブル失業中の時など、

「ともこ、明日はどこの面接だっけ?」
「えっと、求人雑誌の会社。えーじは?」
「給料が良さそうだからIT系に潜り込みたいんだけど、
 めぼしいのがないんで取り敢えず運送屋かな?」

こんな会話を交わしていたこともありました。

一般的にはこうしたときナーバスになるものでしょうけど、
(銀行残高も危機的状況でしたし・・・)
僕らは失業慣れしていたせいか、案外淡々とこなしていました。

たぶん、転職でシリアスになっている人より、
目標がシンプルだったからかもしれません。
なんといっても、

とりあえずカネになればいい!

でしたから。

どのみちまた旅に出るとなれば辞めちゃうだろうし、
出世とか定年退職なんて言葉も僕らの辞書にはなかったし。
(親は泣きますね)

となると、
取り組む仕事もやったことがない方がおもしろい。
旅と同じように、いろんな世界(業界)を見てみたい。

で、どんな風に面接を受けていたかというとですね、
僕はミスターハッタリかイエスマンに変身していたのですよ。

まず出合い頭に相手の虚を突いて、
その場のイニシアチブを取りに行きます。
たとえば、

ノックをしてドアを開き、物静かに、

「失礼します」

そして目線を面接官全員に素早く合わせながらニカっと笑顔を浮かべ、
対等な立場であるかのような自信に満ちた口調で、

「こんにちは! よろしくお願いいたします!」

ここで相手が呆気にとられた顔になっていたら、こっちのものです。
その後はもうシンプルに、

「××××はご存じですか?」と訊かれれば、
「はい」
「では〇〇〇〇はできますか?」と訊かれれば、
「もちろんです」

え? 本当にそうだったのかって?
知ってるわけないじゃないですか。
だって初めての業界だもの。

ですからIT業界に入り込んだ時も、
PCはDOS−VとMACしかいじったことがないにもかかわらず、
WindowsNTで構成されたドメインのヘルプデスクに応募しちゃったのです。
当然、ドメコンのプライマリとかDHCPとか言われても、
ぜぇ〜んぜんわからない。

そこで現場では知ったかぶりをキメながら、
ド根性で勉強して現実とのギャップを埋め始めたのです。
(Y部長、すみません。ご迷惑をおかけしました!)

え? バレたらだどうするんだ?

大丈夫、最悪、クビになっても、またハローワークに行けばいいだけのこと。
それに1週間いただけだって、
次の面接のときに「実務経験があります!」って、
さらにハッタリをかますネタになるじゃないですか?

さいわいそこではボロが出ず、数年務めた味をしめて、
次はサーバー管理者、そのまた次はネットワーク管理者というぐあいに、
「できます」「知ってます」式でキャリアアップしていったのです。

ま、白状しますと、
僕が逆に面接する立場になったとき、
そういう『手口』を知っていましたから、
単純に「知ってますか?」「できますか?」式ではなく、
より具体的な、例えばサーバ管理であれば、
「WindowsOSサーバでブルースクリーンになり、
 STOPコードが表示された場合はどうしますか?」
とか、
「担当ネットワーク内でネットワークワームが検知された場合、
 あなたはどうしますか?」
のような実戦でしか学べないような質問をして、
僕のような不埒な輩をふるいにかけていたのです。

しかし、結果的に採用不採用の判断は、
僕のいじわる質問の正解率ではなく、
応募者の方の人柄を見てのことがほとんどでした。

なぜならIT稼業といえどもスキルさえあればいいというわけではなく、
人間と人間で結果を出してゆく仕事でしたから。

もしかしたら僕が通った面接でも、
ハッタリを見破っていた面接官の方がいて、
「ふん、おもしろいやつだな」
という理由で採用してくれたのかもしれません。

うん、たぶんそうでしょう。

面接は気合です。
元気よく行ってみよう!

えーじ
posted by ととら at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月13日

幸せへのショートカット

コロナ騒動も始まって1年が経ちました。

感染者数は全国規模で相変わらず増えていますが、
その陰で前に進んだこともないわけではありません。

たとえば、重症化する確率や死亡率は、
月割りで比較すると昨年の4月、5月に比べて、
だいぶ改善されているように見えます。

しかしながら、
ち〜っとも進歩していないことがあるんですよね。

それは僕らの自己チューな性格。

報道に限らず、いろんな人の話を聞いていると、
皆さん見事なまでに自分の立場からのみ発言してる。

菅首相がやり玉にあげられている非常事態宣言がいい例ですよ。

僕が直接きいた範囲でも、発令を主張しているのは、
それが自分の生活にマイナスの影響がない方々がほとんどです。
(飲食店の経営者で、
「さっさと非常事態宣言を出せ!」なんて言っている人には、
 個人的に会ったことがありません)

反対にコロナなんて風邪と同じだよとばかりに、
公共の場でマスクを着けなかったり、
闇営業の店で盛り上がったりしている人々のなかに、
既往症を持つ高齢者はまずいないでしょう?

いずれも共通しているのは、
それがすべからく自己チューな立場で行われているということ。
言い換えれば、おもしろいくらいに、
自分とは異なる他者の存在がスコンと抜け落ちてる。

これは去年の4月からちっとも進歩がない。

でしょ?

というわけで、
1年を超えたコロナ禍から僕らが学ぶべき課題の筆頭は、
この視点なのではないか、と僕は思っています。

そしてほとんどが人災と化している今の状況で、
もっとも手っ取り早く、
コストをかけずに実現可能な幸せへのショートカットとは、
僕ら一人一人が、
自分とは異なる立場の人の身になって行動することではないのか?

これ、コロナ禍以外でも使えるからお得だと思いません?

ま、反対意見もあるでしょうけど、
少なくとも、
自己チューな僕が嘆くほど自己チューな世の中にはすべきではない。

これには同意していただけると願っております。

えーじ
posted by ととら at 22:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月11日

プロ意識のその下に

僕は職種に序列を感じない質ですが、
仕事の状況には敬意を払うことがままあります。

たとえば医療業界。

いや、コロナ禍のご時世ゆえのリップサービスではなく、
これまでお世話になったとき、現場で見た状況は、
なかなか困難なものがあったからです。

たとえば敵意。

タコ部屋が常だとイヤでも他の患者さんの挙動が目に入ってきます。
そしてどうしたわけか、必ずと言っていいほど、
中には『困ったちゃん』がいるのですよ。

どうでもいいことでナースコールを15分おきにするとか、
医療上の指示に従わないなど、
彼らのお戯れにはいろいろありますが、
共通しているのは自分を助けようとしている人々に、
ある種の敵意を持っていること。

時には暴君よろしく、
罵詈雑言の類を吐き捨てていたこともありました。

しかし、「おっちゃん、そりゃ言いすぎだよ」
と、僕の出る幕はありません。

彼、彼女たちは、その暴言や露骨な敵意をものともせず、
自分たちをののしる相手を救うことに献身していたのですから。

あれが博愛の精神なのかしらん?

僕はそうした光景を傍観しながら、
IT稼業時代を思い出していました。

コンピュータウイルスの感染事案やDMZのクラッキングなど、
火事場に投入されれば、僕らを待っているのは感謝や喜びの声より、
むしろ、「何分で直るの?」や、
「早くやってくれないと仕事になりゃしない!」
という、けんもほろろなお言葉の数々。

で、こっちも人間ですから、
「怪しい添付ファイルを開いちゃうんじゃあねぇ・・・」
くらいの『大きな』ひとりごとをお客様を前に呟いて、
上司をハラハラさせたこともありましたが、
それを思うと更なる侮辱を受けつつも仕事に徹する人々は、
ほんとに偉いなぁ・・・と感嘆せずにはいられません。

何が彼、彼女たちをそうさせるのでしょうか?

プロ意識?

いや、そのさらに深いところにある、
生き方を支える信念なのかも。

生き方と仕事の一致という意味では僕も引けは取らない、
と自負していますが、
やっぱり彼らを前にするとたじろいでしまうなぁ・・・

今年も頑張りたいと思います。

うん。

えーじ
posted by ととら at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月08日

旅に嵐はつきものなので

さてさて荒れてきましたね。

予想通り非常事態宣言を背景に営業時短要請が強化されましたが、
東京都の新規感染者が一日で2千人台に跳ね上がったことには、
驚かれた方も多かったと思います。

かくいう僕もそうでした。

しかし、クールに行きましょう。
僕らは当面、行政指導の枠内で仕事をして行きます。

ディナー営業

18:00 オープン
19:00 オーダーストップ(お酒も)
20:00 クローズ



期間: 1月8日(金)〜2月7日(月)

ランチは通常通り営業します。

しかしながら席数は半分前後しか使えないので、
ご来店の際は事前にお電話いただけますと助かります。

なんか、ほんと、
リスキーな地域を旅しているときのようになってきたな。

大丈夫、僕らはこういうの慣れているんですよ。

えーじ
posted by ととら at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月06日

仕事始め2021

さぁ、今日から仕事だ!

と、心機一転、がんばろうとした矢先、
出鼻をくじく非常事態宣言〜っ!

しかも僕らは嫌われ者の東京都民の上に、
(ま、全国の新型コロナウイルス感染者の4人に1人が都民じゃあねぇ・・・)
さらに悪者の飲食業者とあっては、
(ここの根拠はイマイチわかりませんが・・・)

新年早々パブリックエネミーですか?

なムード。

む〜・・・

でもま、ヒールをやらされるのは今に始まった話じゃないし、
(会社員のころもさんざんやりましたので・・・)
これまた僕たちらしく、
アフリカや南米を旅しているときと同じような気分で、
暖簾を出したいと思います。

ん?
それにしても不思議なのは、
非常事態宣言を出す政府がオフィシャルな発表をする前に、
メディアが先行して、
「複数の政府関係者の話によりますと・・・」
と具体的な規制内容を報道していること。

危機管理の大原則として、
関係者がみな同じ情報を参照して行動するってことが、
こういうところからもなし崩しなんですよね。

『関係者』さんもリークするより、
決まっているなら自分のとこで公式に発表する方が、
全体のアクションを速く進められるんじゃないかしらん?
媒体ごとの表現や内容の差異で現場が混乱することも避けられるし。

って僕は思うんだけどな。

とりあえずととら亭としては、
小池さんからのお達しを待ちます。

それじゃ、2021年も行ってみましょうか!

えーじ
posted by ととら at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2021年01月05日

ととらな賄い

「毎日おいしいものを食べられていいですね!」

この仕事を始めて、
よくこういうお言葉を頂戴しています。
そしてこれが答えに窮するケースの上位でもあるのですよ。

なぜなら、
その答えがイエスでもありノーでもあるから。

イエスという意味では、
確かにおいしいものを食べています。
曲がりなりにもプロの料理人が作っている料理ですからね。
僕の立場からすると、
専任のコックさんがいるようなものです。
考えようによってはスゴイことですよね?

しかし、ノーという意味もありまして。
それはまず、選択肢があまりないということ。

取材旅行のときは、
さっぱり軽くスープとサラダにしたいな・・・
な気分でも、取材リストに従って、
スニーカーくらいの大きさがある、
肉のかたまり系料理を食べなければならないことがあります。

それが日本にいる場合でも、
基本は残り物からのチョイスってことになるんですよ。
とりわけ今回の年末年始のように長いオフに入った場合は、
その後、売れ残ったものを延々と食べ続ける運命が待っているのです。

ロスだけではなく、
それを避けるためのともこの努力は計り知れないものがありますけど、
やっぱりゼロってのも無理なんですよ。

そこでこの年末年始に僕たちが食べていた料理なんですけどね、
前回お見せした『特別料理』を除くと、
こんな風になるのです。

makanai20210103.jpg

年末にご来店されたお客さまならすぐ分かったかな?
これはスポットで復活させたレバノン料理のラムケバブ。
しかし、彼女は愚直に残り物プレートを作っていたわけではなく、
残り飯をスパイスと一緒に炒めてアラビアチャーハンを作り、
それと合わせています。
(レバノンではこんな風にサーブされた時もありました)

サラダはこれまた残ったニンジンのマリネのてんこ盛り!

ちなみにワインや生ビールも飲み放題です。
わははは!

って、おいしかったけど、ロスはロスですから、
経営上はあんまり喜んでばかりもいられません。
こんなことをいいよいいよで続けていると、
コロナ禍以前の問題で、
お店は立ち行かなくなってしまいますからね。

とまぁ、飲食店の賄ってのは、
いずこも多少はビミョーなものなんですよ。

さて、それじゃお話はこれくらいにして、
今日の夕飯はなにかな?

えーじ
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2021年01月04日

保守でリベラルな舞台裏

今年はどうやら、
今日から仕事始めの方が多いようですね。

僕らは休みに入って野方でのんびりしつつ、
ぼちぼち仕事を始めています。

といっても舞台裏ですけどね。

僕はアパートで新しいお仕事PCの仕込み。
ともこはシャッターを降ろした店で冷凍ストッカーの掃除、
などなど。

で、食事は一緒に食べるのですが、
場所によって内容が変わってきます。
アパートには調理器具がほとんどないので、
電子レンジで温める程度のものしか食べられません。

ま、パンとコーヒーのワンパターン朝食ならいいんですが、
出来立てが身上の料理となると、
ととら亭で食べることに。

たとえばこれ。

makanai20210101.jpg

やっぱりギョーザは焼きたてじゃないとね!

え? 来月からやるギョーザ特集の試食か?

いや、純粋に賄いです。
久しぶりのゆっくりしたオフなもので、
ともこが日本式ギョーザを作ってくれました。

これ、会社員時代はしばしば食べていたのですけど、
独立後は賄い作りに十分な時間をかけることができず、
なかなか食べれなかったんですよ。

いやぁ〜、おいしかったです!
(売り物には出せませんけど・・・)

それからこれ。

okonomiyaki2021.jpg

ずらっと並んでいるのは、いろんなバージョンのお好み焼き!

これもかつてはよくやったものですが、
ととら亭をはじめてからというもの、
賄いで食べる機会はまったくありませんでした。

というわけで、
朝は保守ですが、昼以降は、普段食べられないものを食べよう!
とリベラルに料理を決めている僕らでした。

えーじ
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2021年01月01日

かつてない道を前にして

あけましておめでとうございます!

年末年始といえば、
公私ともにひとつの区切りというイメージでしたが、
今回に限っていうなら、
ハードな旅の中継点・・・かな?

そこであれこれ詰め込まず、
せめてこの休みの間くらいは、
体を休めて英気を養おうと思っています。

Simple and Slow.

実家に戻れなかったのは残念でしたけど、
こうしてのんびりするのもいいですね。

元旦は思いっきり寝坊して、
朝のコーヒーをゆっくり楽しみ、
家族や友人たちの顔を思い浮かべながら年賀状を書く。

午後は気分転換に沼袋の公園まで散歩に行きました。
2度の手術を乗り越えた左ひざも順調に回復しています。

2021年はいろいろな意味で、
これまでにない旅になりそうです。
そしてそれは既に始まっている。

これまでの経験を活かし、
僕たちらしく、目的地を目指したいと思っています。

まずはショートピッチでコロナ禍を切り抜けながら、
2月の旅のメニュー替えと決算の準備かな?

みんなでいい1年にしましょう!

nyannounce2021.jpg

ともこ & えーじ
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