2021年01月05日

ととらな賄い

「毎日おいしいものを食べられていいですね!」

この仕事を始めて、
よくこういうお言葉を頂戴しています。
そしてこれが答えに窮するケースの上位でもあるのですよ。

なぜなら、
その答えがイエスでもありノーでもあるから。

イエスという意味では、
確かにおいしいものを食べています。
曲がりなりにもプロの料理人が作っている料理ですからね。
僕の立場からすると、
専任のコックさんがいるようなものです。
考えようによってはスゴイことですよね?

しかし、ノーという意味もありまして。
それはまず、選択肢があまりないということ。

取材旅行のときは、
さっぱり軽くスープとサラダにしたいな・・・
な気分でも、取材リストに従って、
スニーカーくらいの大きさがある、
肉のかたまり系料理を食べなければならないことがあります。

それが日本にいる場合でも、
基本は残り物からのチョイスってことになるんですよ。
とりわけ今回の年末年始のように長いオフに入った場合は、
その後、売れ残ったものを延々と食べ続ける運命が待っているのです。

ロスだけではなく、
それを避けるためのともこの努力は計り知れないものがありますけど、
やっぱりゼロってのも無理なんですよ。

そこでこの年末年始に僕たちが食べていた料理なんですけどね、
前回お見せした『特別料理』を除くと、
こんな風になるのです。

makanai20210103.jpg

年末にご来店されたお客さまならすぐ分かったかな?
これはスポットで復活させたレバノン料理のラムケバブ。
しかし、彼女は愚直に残り物プレートを作っていたわけではなく、
残り飯をスパイスと一緒に炒めてアラビアチャーハンを作り、
それと合わせています。
(レバノンではこんな風にサーブされた時もありました)

サラダはこれまた残ったニンジンのマリネのてんこ盛り!

ちなみにワインや生ビールも飲み放題です。
わははは!

って、おいしかったけど、ロスはロスですから、
経営上はあんまり喜んでばかりもいられません。
こんなことをいいよいいよで続けていると、
コロナ禍以前の問題で、
お店は立ち行かなくなってしまいますからね。

とまぁ、飲食店の賄ってのは、
いずこも多少はビミョーなものなんですよ。

さて、それじゃお話はこれくらいにして、
今日の夕飯はなにかな?

えーじ
posted by ととら at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記