2021年01月11日

プロ意識のその下に

僕は職種に序列を感じない質ですが、
仕事の状況には敬意を払うことがままあります。

たとえば医療業界。

いや、コロナ禍のご時世ゆえのリップサービスではなく、
これまでお世話になったとき、現場で見た状況は、
なかなか困難なものがあったからです。

たとえば敵意。

タコ部屋が常だとイヤでも他の患者さんの挙動が目に入ってきます。
そしてどうしたわけか、必ずと言っていいほど、
中には『困ったちゃん』がいるのですよ。

どうでもいいことでナースコールを15分おきにするとか、
医療上の指示に従わないなど、
彼らのお戯れにはいろいろありますが、
共通しているのは自分を助けようとしている人々に、
ある種の敵意を持っていること。

時には暴君よろしく、
罵詈雑言の類を吐き捨てていたこともありました。

しかし、「おっちゃん、そりゃ言いすぎだよ」
と、僕の出る幕はありません。

彼、彼女たちは、その暴言や露骨な敵意をものともせず、
自分たちをののしる相手を救うことに献身していたのですから。

あれが博愛の精神なのかしらん?

僕はそうした光景を傍観しながら、
IT稼業時代を思い出していました。

コンピュータウイルスの感染事案やDMZのクラッキングなど、
火事場に投入されれば、僕らを待っているのは感謝や喜びの声より、
むしろ、「何分で直るの?」や、
「早くやってくれないと仕事になりゃしない!」
という、けんもほろろなお言葉の数々。

で、こっちも人間ですから、
「怪しい添付ファイルを開いちゃうんじゃあねぇ・・・」
くらいの『大きな』ひとりごとをお客様を前に呟いて、
上司をハラハラさせたこともありましたが、
それを思うと更なる侮辱を受けつつも仕事に徹する人々は、
ほんとに偉いなぁ・・・と感嘆せずにはいられません。

何が彼、彼女たちをそうさせるのでしょうか?

プロ意識?

いや、そのさらに深いところにある、
生き方を支える信念なのかも。

生き方と仕事の一致という意味では僕も引けは取らない、
と自負していますが、
やっぱり彼らを前にするとたじろいでしまうなぁ・・・

今年も頑張りたいと思います。

うん。

えーじ
posted by ととら at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記