バックパッカーと言えば、
フリースタイルの自由な旅で知られていますが、
意外とあれこれ制約があるのですよ。
こと、お役所系や制服組との関りにもなると、
100パーセント相手の言いなりにならざるをえません。
特にビザの取得や入出国については、
「こりゃ何の意味があるの?」なことでもやらねばなりませんし、
スケジュールにしても、完全に相手に合わせて、
指定された時間に、指定された場所へ、
指定されたものを持って行くしかない。
交渉の余地なし!
そうした意味では、
コロナ騒動下の飲食店経営も同じようなものがあります。
皆さんもご存じのとおり、非常事態宣言が延長されましたよね。
ま、これは予想していたので驚くにはあたりませんけど、
僕の懸念材料は、
今回の対策の効果が芳しくなかったことと、
オリンピック開催までもう2か月ほどしか日にちがないこと。
『開催』と大書きされた壁へ突き進むチキンレースは、
一見フェアでも実は壁の材質が違うという、
生々しい政治と経済の裏事情が隠されています。
ブレーキをかけずに突っ込んでも、バッハ会長が激突するのは紙の壁。
菅首相のはモルタル製。
丸山五輪相と山下JOC会長、
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本会長のはベニヤ板。
みなさん、それほど大けがはしません。(特にバッハさんは)
ところが小池都知事を待っているのは本物のコンクリート。
(WHOのテドロス事務局長は棄権ですな)
この材質(結末)の違いを各ドライバーは、よぉ〜く知っているでしょう。
そこで話がマクロからミクロに戻ります。
あの小池さん(ある意味、僕らの親分)がこのまま黙って、
ひとりでコンクリート壁に突っ込むと思います?
僕ら都内で規制下にあるすべての事業者を巻き込んで、
菅首相の車に体当たりをかますくらい平気でやるんじゃないかな?
と深読みした僕が描いているワーストシナリオは、
今回の延長の先に待っているのが6月1日からの通常営業ではなく、
さらに厳しい規制、たとえば店内営業禁止なんですよ。
そしてその先はオリンピックが終わるまで営業停止。
そんなわけで、
最初は今月末までディナー休業を継続しようかしらん?
と思っていましたが、ワーストシナリオが的中した場合、
せっかく始めた南米料理特集も、たった3日で終了になってしまいます。
そこで5月15日(土)から、ディナー営業を再開することにしました。
しかしながら現在の酒類販売禁止、20時閉店という、
厳しい規制下にあることは変わりません。
このハードルを越えるために、メニューは特集を中心に絞り込み、
ご入店可能人数の制限もかけての営業となりますことをご了承ください。
はぁ〜・・・先は長く、険しいですな。
P.S.
詳しくは5月の営業スケジュールをご覧ください。
えーじ