昨日から予定通り、ランチ営業を再開しました。
相変わらずの規制まみれですが、
「待ってたんですよ」
なんて言われると、
それでもやってよかったな・・・
そうしみじみ思った僕らです。
どうもありがとう。
えーじ
2021年07月30日
2021年07月28日
ワクチン2回目打ちました!
一昨日の昼前に、1回目と同じ商店街の耳鼻咽喉科医院で、
2回目の新型コロナワクチンを接種してきました。
気になる副反応ですが、
前情報どおり、2回目の方が強く出ましたね。
(ちなみにファイザー製です)
と言っても僕は接種部位の痛みが前回の、
「ちょっとぶつけたかな?」
から「けっこう強くぶつけたな?」程度に変わったくらい。
腕が上がらないほどの状態にはなりませんでした。
(どのみちいつも体のどこかに痛みがあるので気にならないし・・・)
それから今回は痺れも出ましたね。
接種後、30分もすると、
「ん? なんか左手の小指と薬指が変だ」
これは正坐していて足が痺れた状態を軽くした感じと言えば近いかな?
それも放っておいたら翌日の夕方には消失。
接種からまもなく48時間が経過しますが、
今はもう何の違和感もありません。
ところが、ともこはちょっと大変でしたね。
(本人は「若いから!」といっておりますが・・・)
接種直後からの痛みは1回目を2倍くらい上回り、
夜には37.3度まで発熱。
これはカロナールを飲んだらすぐ落ち着きました。
次が翌日の早朝。
熱は平熱だったものの体の節々が痛むというので、
今度はロキソニンを服用。
この時は僕も少し頭が重かったこともあり、
(朝早く起こされたからかな?)
一緒に飲んでまた少し眠ったのですが、
1時間半ほどして起きたら、二人ともけろりと元気に。
僕に至っては接種部位の痛みまで完全に消えているじゃないですか。
この変化にはちょっと驚きましたね。
彼女は夜もまた急に熱が出たのでカロナールを飲み、
早めに休んだら、今朝はもう元気いっぱい。
さっきから明日のランチの仕込みをのしのし始めています。
そんなわけでコロナ禍が始まった昨年の1月以来、
「ワクチンがないんじゃどうしようもない」と、
長らく地道な感染防止努力でハラハラしていましたが、
これで大きな安心材料が得られたと思います。
さて、意見の分かれるワクチン接種。
『その1』の繰り返しになりますけど、
打つか打たないかは個人の判断だと僕は考えています。
そしてリスク評価の軸とその重み付けは、
これまた個人によってぜんぜん違いますから、
お勧めも、そのまた逆も僕はしません。
ただ言えるのは、これまた繰り返しになりますが、
ネット上を飛び交う個人的な発言は、
(僕のも含めて)
重要な判断材料にしない方がいいということ。
そこで僕が経営者として注目しているのが、
イスラエルとイギリスの状況なんですよ。
あの辺が概ね半年後の日本の状況に近いんじゃないかな?
そして旅人として注目しているのが、
観光をどう立て直すか試行錯誤を始めているギリシャとイタリア。
感染者は増やしたくないけど観光客には来て欲しい。
このジレンマの中での取り組みとその結果は、
今後、多くの国々が参考にして行くと思っています。
要は実際に行われた行動とその結果を判断材料に使うのですよ。
(もちろんそれとて鵜呑みにせず、複数の情報ソースを比較して)
だって推測を使ってさらに推測を組み立てたって、
荒唐無稽なフィクションにしかなりませんからね。
となると、来年の2月前後には、
またワクチンを接種しないといけないんだろうな。
このシリーズは長く続きそうです。
えーじ
2回目の新型コロナワクチンを接種してきました。
気になる副反応ですが、
前情報どおり、2回目の方が強く出ましたね。
(ちなみにファイザー製です)
と言っても僕は接種部位の痛みが前回の、
「ちょっとぶつけたかな?」
から「けっこう強くぶつけたな?」程度に変わったくらい。
腕が上がらないほどの状態にはなりませんでした。
(どのみちいつも体のどこかに痛みがあるので気にならないし・・・)
それから今回は痺れも出ましたね。
接種後、30分もすると、
「ん? なんか左手の小指と薬指が変だ」
これは正坐していて足が痺れた状態を軽くした感じと言えば近いかな?
それも放っておいたら翌日の夕方には消失。
接種からまもなく48時間が経過しますが、
今はもう何の違和感もありません。
ところが、ともこはちょっと大変でしたね。
(本人は「若いから!」といっておりますが・・・)
接種直後からの痛みは1回目を2倍くらい上回り、
夜には37.3度まで発熱。
これはカロナールを飲んだらすぐ落ち着きました。
次が翌日の早朝。
熱は平熱だったものの体の節々が痛むというので、
今度はロキソニンを服用。
この時は僕も少し頭が重かったこともあり、
(朝早く起こされたからかな?)
一緒に飲んでまた少し眠ったのですが、
1時間半ほどして起きたら、二人ともけろりと元気に。
僕に至っては接種部位の痛みまで完全に消えているじゃないですか。
この変化にはちょっと驚きましたね。
彼女は夜もまた急に熱が出たのでカロナールを飲み、
早めに休んだら、今朝はもう元気いっぱい。
さっきから明日のランチの仕込みをのしのし始めています。
そんなわけでコロナ禍が始まった昨年の1月以来、
「ワクチンがないんじゃどうしようもない」と、
長らく地道な感染防止努力でハラハラしていましたが、
これで大きな安心材料が得られたと思います。
さて、意見の分かれるワクチン接種。
『その1』の繰り返しになりますけど、
打つか打たないかは個人の判断だと僕は考えています。
そしてリスク評価の軸とその重み付けは、
これまた個人によってぜんぜん違いますから、
お勧めも、そのまた逆も僕はしません。
ただ言えるのは、これまた繰り返しになりますが、
ネット上を飛び交う個人的な発言は、
(僕のも含めて)
重要な判断材料にしない方がいいということ。
そこで僕が経営者として注目しているのが、
イスラエルとイギリスの状況なんですよ。
あの辺が概ね半年後の日本の状況に近いんじゃないかな?
そして旅人として注目しているのが、
観光をどう立て直すか試行錯誤を始めているギリシャとイタリア。
感染者は増やしたくないけど観光客には来て欲しい。
このジレンマの中での取り組みとその結果は、
今後、多くの国々が参考にして行くと思っています。
要は実際に行われた行動とその結果を判断材料に使うのですよ。
(もちろんそれとて鵜呑みにせず、複数の情報ソースを比較して)
だって推測を使ってさらに推測を組み立てたって、
荒唐無稽なフィクションにしかなりませんからね。
となると、来年の2月前後には、
またワクチンを接種しないといけないんだろうな。
このシリーズは長く続きそうです。
えーじ
2021年07月26日
それではそろそろ
一昨日、すでにウェブサイトでお知らせしましたが、
7月29日(木)よりランチ営業を再開いたします。
多くの人が暑気に慣れ、
オリンピック観戦への興味のピークも一段落した頃でしょうし、
ランチならやっても意味があるかな・・・と思いまして。
いやはやこの2週間、かなりのんびりさせて頂きました。
例によって遠出ができるわけではありませんから、
あくまで野方で晴耕雨読に近い日々でしたけど。
僕はこういうのが苦にならないのですよ。
怠惰な性格ですから。
しかし、ともこは違います。
のんびりはダメですね、基本的に。
とにかくじっとしていられない。
取材旅行中もどこかで半休を入れたりするのですが、
ホテルの部屋でごろっとしていられるのも2〜3時間が限度。
すぐにそわそわ何かをし始めちゃう。
そしてそれも手詰まりになると子供のようにぐずり出しますから、
結局、半休がそのまた半分になって出動する羽目に。
げんに再開までまだ3日ある今日も、
彼女はいそいそお店に出かけて行ってしまいました。
(僕は涼しいアパートでこれを書いています)
ま、僕は『在宅勤務』ができても、
ともこはそうはいきませんから仕方ないんですけどね。
さて、僕はあと3日間、何をしようかな?
終わりなきデスクワークはほどほどに、
夏らしく、外で汗をかいてきますか!
えーじ
7月29日(木)よりランチ営業を再開いたします。
多くの人が暑気に慣れ、
オリンピック観戦への興味のピークも一段落した頃でしょうし、
ランチならやっても意味があるかな・・・と思いまして。
いやはやこの2週間、かなりのんびりさせて頂きました。
例によって遠出ができるわけではありませんから、
あくまで野方で晴耕雨読に近い日々でしたけど。
僕はこういうのが苦にならないのですよ。
怠惰な性格ですから。
しかし、ともこは違います。
のんびりはダメですね、基本的に。
とにかくじっとしていられない。
取材旅行中もどこかで半休を入れたりするのですが、
ホテルの部屋でごろっとしていられるのも2〜3時間が限度。
すぐにそわそわ何かをし始めちゃう。
そしてそれも手詰まりになると子供のようにぐずり出しますから、
結局、半休がそのまた半分になって出動する羽目に。
げんに再開までまだ3日ある今日も、
彼女はいそいそお店に出かけて行ってしまいました。
(僕は涼しいアパートでこれを書いています)
ま、僕は『在宅勤務』ができても、
ともこはそうはいきませんから仕方ないんですけどね。
さて、僕はあと3日間、何をしようかな?
終わりなきデスクワークはほどほどに、
夏らしく、外で汗をかいてきますか!
えーじ
2021年07月24日
許されない社会
突然ですが、
皆さまにお訊きしてもよろしいでしょうか?
生まれてから、今日この日までの間に、
誰かに暴力を振るったことはありませんか?
誰かをいじめたことはありませんか?
誰かを差別したことはありませんか?
自分が言われたら傷つくようなことを言ったことはありませんか?
誰かを仲間はずれにしたことはありませんか?
誰かの陰口を言ったことはありませんか?
誰かを見下したことはありませんか?
容姿で誰かをからかったことはありませんか?
もし、あなたがこのすべてにノーだと仰るなら、
僕があなたを信用することはないでしょう。
なぜなら、僕たち人間が、
他者をいっさい傷つけずに生きることは不可能だからです。
マザー・テレサやダライ・ラマだって例外ではありません。
(ちなみに僕はすべてが該当しています)
もちろん、その行為の動機が常に悪意であるとは言いません。
ほとんどの場合は、自分が何をしているのか、
その行為によって相手がどう感じているのか分かっていない。
だから後悔するんですよ。
あんなことはしちゃいけなかったんだって。
そして、その学習のプロセスを成長と呼ぶのではないか?
ここまでの話に同意していただけるのなら、
次もまた受け入れてもらえると思います。
それは、
人間は例外なく過ちを犯す生き物である。
言い換えると、人間である以上、過ちは不可避である。
そこで問題となるのが、
過ちに対して、
僕らは個人的に、また社会的にどう対処すべきなのか?
僕は法律の素人ですが、
個人の場合、賠償うんぬんより基本的なのは、
謝って、反省することだと思います。
あれは過ちでした、もうしませんって。
これなら幼稚園でも教えてくれていますよね?
そして過ちを犯した人を取り囲む社会としての僕らは、
相手が謝って、反省しているのであれば、
基本的には許すことだと思います。
もちろん、なんでも謝りゃいいってもんじゃありません。
体に不可逆的な障害を負わされたり、
愛する人を奪われた立場で相手を許すというのは、
並大抵のことではないでしょう。
(僕もできる自信がありません)
しかし、僕が今日、ここで皆さんとシェアしたい問題は、
過ちを許さない、僕らの社会の傾向です。
誰かが過ちを犯したが最後、
謝ろうが反省しようが、とことんまで追いつめるでしょう?
過ちの度合いに対して不釣り合いなくらい、
そこまでやるか? というほどに。
これにはネットなどの匿名で非難可能なからくりが最大限に利用され、
1対X(無限大の他者)による集団リンチが常態化している。
しかもこれは一党独裁型国家の政府主導ではなく、
日本の場合、例の自粛警察よろしく、
僕ら国民のひとりひとりが自主的にやっているんですよ。
これが何を意味するのか?
話をもどしましょう。
人間は例外なく過ちを犯す生き物である。
しかし、過ちは許されてはならない。
こうしたジョージ・オーウェルもびびる社会を、
僕たちは自主的に目指し始めているのではないか?
(北朝鮮や中国を悪く言えませんよね?)
許されない社会。
これには身近にも思い当たる節があります。
組織の隠ぺい体質が報道されるのは日常茶飯事ですが、
僕が実感しているのは、若い世代の消極性。
彼、彼女たちからは、
どうも未知のものを避ける傾向が感じられるのですよ。
一度学習した、慣れ親しんだ世界からは出ようとしないような。
換言すると、リアルよりヴァーチャルを好むような。
そんな疑問を教育関係のお客さまに投げかけたことが何度もあります。
そこで帰ってきた答えはおしなべて、
「みんな失敗を怖がっているんですよ」
僕は続けます。
「なるほど、失敗して痛い目に遭ったわけですね。
じゃ、彼、彼女たちは、いったいどんな失敗をしたのですか?」
「いいえ、本人が大きな失敗をしたわけではありません」
・・・?
僕は最初、この会話の意味がよく分かりませんでした。
しかし、今では理解できて来たような気がします。
若い世代は、
過ちを犯した人に対する社会の反応から学習しているのではないか?
失敗(過ち)は許されない。
しかし人間である以上、それは避けられない。
だとしたら唯一有効な防御策は、行動を安全圏に限定すること。
ここでもう一度、
今これを読んでくれているあなたに質問させてください。
許されない社会で僕たちは幸せになれますか?
僕は個人的に、
誰もがジャン・ヴァルジャンになれる社会に生きたい。
そう心から願っています。
えーじ
皆さまにお訊きしてもよろしいでしょうか?
生まれてから、今日この日までの間に、
誰かに暴力を振るったことはありませんか?
誰かをいじめたことはありませんか?
誰かを差別したことはありませんか?
自分が言われたら傷つくようなことを言ったことはありませんか?
誰かを仲間はずれにしたことはありませんか?
誰かの陰口を言ったことはありませんか?
誰かを見下したことはありませんか?
容姿で誰かをからかったことはありませんか?
もし、あなたがこのすべてにノーだと仰るなら、
僕があなたを信用することはないでしょう。
なぜなら、僕たち人間が、
他者をいっさい傷つけずに生きることは不可能だからです。
マザー・テレサやダライ・ラマだって例外ではありません。
(ちなみに僕はすべてが該当しています)
もちろん、その行為の動機が常に悪意であるとは言いません。
ほとんどの場合は、自分が何をしているのか、
その行為によって相手がどう感じているのか分かっていない。
だから後悔するんですよ。
あんなことはしちゃいけなかったんだって。
そして、その学習のプロセスを成長と呼ぶのではないか?
ここまでの話に同意していただけるのなら、
次もまた受け入れてもらえると思います。
それは、
人間は例外なく過ちを犯す生き物である。
言い換えると、人間である以上、過ちは不可避である。
そこで問題となるのが、
過ちに対して、
僕らは個人的に、また社会的にどう対処すべきなのか?
僕は法律の素人ですが、
個人の場合、賠償うんぬんより基本的なのは、
謝って、反省することだと思います。
あれは過ちでした、もうしませんって。
これなら幼稚園でも教えてくれていますよね?
そして過ちを犯した人を取り囲む社会としての僕らは、
相手が謝って、反省しているのであれば、
基本的には許すことだと思います。
もちろん、なんでも謝りゃいいってもんじゃありません。
体に不可逆的な障害を負わされたり、
愛する人を奪われた立場で相手を許すというのは、
並大抵のことではないでしょう。
(僕もできる自信がありません)
しかし、僕が今日、ここで皆さんとシェアしたい問題は、
過ちを許さない、僕らの社会の傾向です。
誰かが過ちを犯したが最後、
謝ろうが反省しようが、とことんまで追いつめるでしょう?
過ちの度合いに対して不釣り合いなくらい、
そこまでやるか? というほどに。
これにはネットなどの匿名で非難可能なからくりが最大限に利用され、
1対X(無限大の他者)による集団リンチが常態化している。
しかもこれは一党独裁型国家の政府主導ではなく、
日本の場合、例の自粛警察よろしく、
僕ら国民のひとりひとりが自主的にやっているんですよ。
これが何を意味するのか?
話をもどしましょう。
人間は例外なく過ちを犯す生き物である。
しかし、過ちは許されてはならない。
こうしたジョージ・オーウェルもびびる社会を、
僕たちは自主的に目指し始めているのではないか?
(北朝鮮や中国を悪く言えませんよね?)
許されない社会。
これには身近にも思い当たる節があります。
組織の隠ぺい体質が報道されるのは日常茶飯事ですが、
僕が実感しているのは、若い世代の消極性。
彼、彼女たちからは、
どうも未知のものを避ける傾向が感じられるのですよ。
一度学習した、慣れ親しんだ世界からは出ようとしないような。
換言すると、リアルよりヴァーチャルを好むような。
そんな疑問を教育関係のお客さまに投げかけたことが何度もあります。
そこで帰ってきた答えはおしなべて、
「みんな失敗を怖がっているんですよ」
僕は続けます。
「なるほど、失敗して痛い目に遭ったわけですね。
じゃ、彼、彼女たちは、いったいどんな失敗をしたのですか?」
「いいえ、本人が大きな失敗をしたわけではありません」
・・・?
僕は最初、この会話の意味がよく分かりませんでした。
しかし、今では理解できて来たような気がします。
若い世代は、
過ちを犯した人に対する社会の反応から学習しているのではないか?
失敗(過ち)は許されない。
しかし人間である以上、それは避けられない。
だとしたら唯一有効な防御策は、行動を安全圏に限定すること。
ここでもう一度、
今これを読んでくれているあなたに質問させてください。
許されない社会で僕たちは幸せになれますか?
僕は個人的に、
誰もがジャン・ヴァルジャンになれる社会に生きたい。
そう心から願っています。
えーじ
2021年07月22日
僕のトラシュー人生 その2
ある日、突然、
自宅の有線電話から市外通話がかけられなくなりました。
しかも市外番号にかけようとすると、
契約した記憶のない会社から、
「このサービスを使うには加入してください」
と言われてしまう。
新手のハッキングか?
一瞬そんな疑念も浮かびましたが、
トラブルシューティング(以下トラシュー)を続けて行くと・・・
次の役者はNTTさんね。
僕は116番に電話して、ここまでの経緯を説明しました。
「マイラインをNTTに手動変更すると通話できるのですね?」
「そうなのですよ」
「だとしますと、マイラインの設定が、
楽天モバイルに向けられている可能性が考えられます。
お調べしますので電話番号をどうぞ」
30秒ほどの待ち受け音が流れたあと、
「お客さまのマイライン設定は、
フュージョンコミュニケーションズに向けられています」
「フュージョンコミュニケーションズ?」
僕は記憶を手繰り始めました。
どこかで聞いた名前だな。
確か、そこにマイラインを申し込んだかもしれない。
しかし、申し込みうんぬんを言っているのは楽天モバイルだ。
「もう一度、先方に確認をお願いできますでしょうか?」
まずい。話がループしてきた。
こうなるとたらい回しにされて解決できなくなっちまう。
もう一度、電話する前にファクトを整理して切り分けてみよう。
1.市外局番だけがかけられない。
2.市外局番にかけると出る楽天モバイルに契約記録がない。
3.マイラインをNTTに手動指定するとかけられる。
4.NTT側のマイライン設定は、
フュージョンコミュニケーションズになっている。
それから直近で起こった環境変化は何かあったか?
ん〜・・・そうだ、
5月末でIP電話のサービスが打ち切られたっけ?
自宅のネット環境は今やオールドファッションなADSL。
今年9月末でサービス打ち切りとの連絡があり、
それに先立ってIP電話サービスは5月末で終了していたのです。
・・・?
待てよ、この事案が表面化したのは7月に入ってからだけど、
先月はアパートから市外局番にかけたことはなかったかもしれない。
とすると、
もしかしたらIP電話の打ち切りが何か影響しているのかも?
そういえば6月に、この電話では別の障害が発生していたのでした。
気が付くとADSLモデムのVoIPインディケータが赤で点灯しており、
通話が全くできなくなっていたのです。
その時のトラシューではプロバイダのサポセンに訊いたところ、
ADSLモデムの設定が、
『IP電話を使用する』状態のままになっている可能性があるとのこと。
なるほどモデムにログインしたらその通りでした。
そこで設定を戻して解決。
なんかこれが関係ありそうだぞ。
キーはフュージョンコミュニケーションという社名と、
マイラインを設定した時期だな。
僕はもう一度、楽天モバイルに電話してみました。
「フュージョンコミュニケーションズという社名に、
心当たりはありますでしょうか?」
「はい。以前は別会社でしたら2015年に当社の子会社となり、
社名が楽天コミュニケーションズとなりました」
よし、点と点が一か所つながった!
とするとマイラインを申し込んだ時期と、
IP電話を使い始めた時期を突合すれば、
ヒントが見えるかもしれない。
僕は電話口で相手を待たせたまま、
頭をフルスピードで回し始めました。
そうか!
「それでは次の電話番号で契約があるか確認していただけますか?」
僕が伝えた電話番号とは、
ととら亭を開業して2年後に野方へ引っ越す前、
練馬に住んでいたときのもの。
「ありました」
ビンゴ〜!
「それはどうなっています?」
「2012年の1月に登録されていた電話番号が使用されなくなり、
その後、更新されないので解約されています」
この時期はまさしく引っ越しと符合しており、
引っ越しは同時にIP電話を申し込んだタイミングでもありました。
IP電話はマイラインを経由しないため、
サービスが停止されても通話は問題なくできます。
そういうことか。
僕は礼を言って電話を切り、あらためて116番にかけ直しました。
そして経緯を伝えた後、
「現在マイラインの設定が、
フュージョンコミュニケーションズに向けられていいるのですが、
NTTに変更していただけますでしょうか?」
「1週間ほどお時間がかかります」
「結構です。進めて下さい」
すべては9年前の1月に起こっていたんだ。
マイラインの契約電話番号変更をしなかったことが、
今になって表面化したとは。
こうして謎の『楽天モバイル事件』は解決し、
自宅から普通に市外通話がかけられるようになったのでした。
しかし・・・
to be continued...
えーじ
自宅の有線電話から市外通話がかけられなくなりました。
しかも市外番号にかけようとすると、
契約した記憶のない会社から、
「このサービスを使うには加入してください」
と言われてしまう。
新手のハッキングか?
一瞬そんな疑念も浮かびましたが、
トラブルシューティング(以下トラシュー)を続けて行くと・・・
次の役者はNTTさんね。
僕は116番に電話して、ここまでの経緯を説明しました。
「マイラインをNTTに手動変更すると通話できるのですね?」
「そうなのですよ」
「だとしますと、マイラインの設定が、
楽天モバイルに向けられている可能性が考えられます。
お調べしますので電話番号をどうぞ」
30秒ほどの待ち受け音が流れたあと、
「お客さまのマイライン設定は、
フュージョンコミュニケーションズに向けられています」
「フュージョンコミュニケーションズ?」
僕は記憶を手繰り始めました。
どこかで聞いた名前だな。
確か、そこにマイラインを申し込んだかもしれない。
しかし、申し込みうんぬんを言っているのは楽天モバイルだ。
「もう一度、先方に確認をお願いできますでしょうか?」
まずい。話がループしてきた。
こうなるとたらい回しにされて解決できなくなっちまう。
もう一度、電話する前にファクトを整理して切り分けてみよう。
1.市外局番だけがかけられない。
2.市外局番にかけると出る楽天モバイルに契約記録がない。
3.マイラインをNTTに手動指定するとかけられる。
4.NTT側のマイライン設定は、
フュージョンコミュニケーションズになっている。
それから直近で起こった環境変化は何かあったか?
ん〜・・・そうだ、
5月末でIP電話のサービスが打ち切られたっけ?
自宅のネット環境は今やオールドファッションなADSL。
今年9月末でサービス打ち切りとの連絡があり、
それに先立ってIP電話サービスは5月末で終了していたのです。
・・・?
待てよ、この事案が表面化したのは7月に入ってからだけど、
先月はアパートから市外局番にかけたことはなかったかもしれない。
とすると、
もしかしたらIP電話の打ち切りが何か影響しているのかも?
そういえば6月に、この電話では別の障害が発生していたのでした。
気が付くとADSLモデムのVoIPインディケータが赤で点灯しており、
通話が全くできなくなっていたのです。
その時のトラシューではプロバイダのサポセンに訊いたところ、
ADSLモデムの設定が、
『IP電話を使用する』状態のままになっている可能性があるとのこと。
なるほどモデムにログインしたらその通りでした。
そこで設定を戻して解決。
なんかこれが関係ありそうだぞ。
キーはフュージョンコミュニケーションという社名と、
マイラインを設定した時期だな。
僕はもう一度、楽天モバイルに電話してみました。
「フュージョンコミュニケーションズという社名に、
心当たりはありますでしょうか?」
「はい。以前は別会社でしたら2015年に当社の子会社となり、
社名が楽天コミュニケーションズとなりました」
よし、点と点が一か所つながった!
とするとマイラインを申し込んだ時期と、
IP電話を使い始めた時期を突合すれば、
ヒントが見えるかもしれない。
僕は電話口で相手を待たせたまま、
頭をフルスピードで回し始めました。
そうか!
「それでは次の電話番号で契約があるか確認していただけますか?」
僕が伝えた電話番号とは、
ととら亭を開業して2年後に野方へ引っ越す前、
練馬に住んでいたときのもの。
「ありました」
ビンゴ〜!
「それはどうなっています?」
「2012年の1月に登録されていた電話番号が使用されなくなり、
その後、更新されないので解約されています」
この時期はまさしく引っ越しと符合しており、
引っ越しは同時にIP電話を申し込んだタイミングでもありました。
IP電話はマイラインを経由しないため、
サービスが停止されても通話は問題なくできます。
そういうことか。
僕は礼を言って電話を切り、あらためて116番にかけ直しました。
そして経緯を伝えた後、
「現在マイラインの設定が、
フュージョンコミュニケーションズに向けられていいるのですが、
NTTに変更していただけますでしょうか?」
「1週間ほどお時間がかかります」
「結構です。進めて下さい」
すべては9年前の1月に起こっていたんだ。
マイラインの契約電話番号変更をしなかったことが、
今になって表面化したとは。
こうして謎の『楽天モバイル事件』は解決し、
自宅から普通に市外通話がかけられるようになったのでした。
しかし・・・
to be continued...
えーじ
2021年07月20日
僕のトラシュー人生 その1
僕はトラブルが嫌いです。
だから面倒なことは極力さけて生きています。
ホントですよ。
にも関わらず、
気が付けば放り込まれているのがトラブルの穴。
職業が変わっても、オンでもオフでも、
困ったことに、
この傾向は物心ついてからず〜っと続いているのです。
そしていずれもスーパーヒーローやドラえもんが現れて、
解決してくることはありません。
だから大抵D.I.Y.。
たとえば直近でこんなことがありました。
ともこがアパートから僕の実家に電話しようとした時のこと。
「あれ〜? 電話かからないよ」
「またオヤジが居留守つかってんじゃないの?」
「違うの、変なとこにかかっちゃう」
「・・・?」
「楽天モバイルとかなんとか言ってるよ」
「はぁ? 携帯でかけてるの?」
「ううん。おうちの電話」
「有線電話で電話して楽天モバイルにかかるわけないでしょ」
「だって出るんだもん」
ふぅ・・・まぁた、ともこが訳のわからんことを・・・
「かしてごらん」
僕は電話を取って横浜にある実家の電話番号にかけてみました。
すると、1回のコール音すら鳴らず、
唐突に自動音声が、
『こちらは楽天モバイルです。
おかけになりました電話番号はサービスへの加入が必要です』
ホ、ホントだ!
「なんだこりゃ?」
「でしょ〜? あ、またえーじ、私のこと疑ってたね?」
「そんなことないよ」(あたりです)
「楽天モバイルって使ってたっけ?」
「いや、名前は知ってるけど縁を持ったことはないな」
「じゃ、なんでかかるの?」
ふむ。その通り。
しかも有線電話から有線電話にかけているにもかかわらず、
なぜ『モバイル』なんだ?
そこでお店に電話をかけると、普通にコール音が鳴ります。
携帯電話にかけても問題なし。市外局番だけかけられません。
もう一度、自動アナウンスを最後まで聞くと、
フリーダイヤルの問い合わせ番号を言っていました。
聞いちゃった方が早いな。
「もしもし?」
僕は電話口に出た女性に状況を説明してみました。
すると、
「お客さまの電話番号を教えて戴けますでしょうか?」
「はい。03-3213-XXXXです」
「少々お待ちくださいませ」
そして約30秒後。
「お待たせいたしました。ただいま記録を照会したのですが、
お客さまの電話番号は登録されておりません」
「・・・?
それは奇妙ですね。確かに僕も登録した記憶はないのですが、
にもかかわらず、市外局番にかけると御社に繋がってしまいます」
「そ、そうですね・・・」
声の様子から彼女が考え込んでいるのが分かります。
「お客さま、それでは1220033をおかけになる電話番号の前に入れて、
もう一度かけて戴けますでしょうか?」
「これは何の番号ですか?」
「122はマイライン解除番号で、0033はNTTの指定番号です」
「分かりました。やってみましょう」
「もしかからなければ、先方に、
かかればお客様側に何らかの問題があると考えられます」
「なるほど。では、かかった場合はどうしたらいいでしょう?」
「NTTに問い合わせしてみて戴けますでしょうか?」
「116番で?」
「はい、そうです」
「ありがとうございます」
僕はさっそく教えて戴いたとおりにやってみました。
すると、
お、コールした!
ってことは問題はこっちにある・・・ということだな。
じゃ、次の役者はNTTさんか。
僕はすぐに116番をコールしました。
to be contineued...
えーじ
だから面倒なことは極力さけて生きています。
ホントですよ。
にも関わらず、
気が付けば放り込まれているのがトラブルの穴。
職業が変わっても、オンでもオフでも、
困ったことに、
この傾向は物心ついてからず〜っと続いているのです。
そしていずれもスーパーヒーローやドラえもんが現れて、
解決してくることはありません。
だから大抵D.I.Y.。
たとえば直近でこんなことがありました。
ともこがアパートから僕の実家に電話しようとした時のこと。
「あれ〜? 電話かからないよ」
「またオヤジが居留守つかってんじゃないの?」
「違うの、変なとこにかかっちゃう」
「・・・?」
「楽天モバイルとかなんとか言ってるよ」
「はぁ? 携帯でかけてるの?」
「ううん。おうちの電話」
「有線電話で電話して楽天モバイルにかかるわけないでしょ」
「だって出るんだもん」
ふぅ・・・まぁた、ともこが訳のわからんことを・・・
「かしてごらん」
僕は電話を取って横浜にある実家の電話番号にかけてみました。
すると、1回のコール音すら鳴らず、
唐突に自動音声が、
『こちらは楽天モバイルです。
おかけになりました電話番号はサービスへの加入が必要です』
ホ、ホントだ!
「なんだこりゃ?」
「でしょ〜? あ、またえーじ、私のこと疑ってたね?」
「そんなことないよ」(あたりです)
「楽天モバイルって使ってたっけ?」
「いや、名前は知ってるけど縁を持ったことはないな」
「じゃ、なんでかかるの?」
ふむ。その通り。
しかも有線電話から有線電話にかけているにもかかわらず、
なぜ『モバイル』なんだ?
そこでお店に電話をかけると、普通にコール音が鳴ります。
携帯電話にかけても問題なし。市外局番だけかけられません。
もう一度、自動アナウンスを最後まで聞くと、
フリーダイヤルの問い合わせ番号を言っていました。
聞いちゃった方が早いな。
「もしもし?」
僕は電話口に出た女性に状況を説明してみました。
すると、
「お客さまの電話番号を教えて戴けますでしょうか?」
「はい。03-3213-XXXXです」
「少々お待ちくださいませ」
そして約30秒後。
「お待たせいたしました。ただいま記録を照会したのですが、
お客さまの電話番号は登録されておりません」
「・・・?
それは奇妙ですね。確かに僕も登録した記憶はないのですが、
にもかかわらず、市外局番にかけると御社に繋がってしまいます」
「そ、そうですね・・・」
声の様子から彼女が考え込んでいるのが分かります。
「お客さま、それでは1220033をおかけになる電話番号の前に入れて、
もう一度かけて戴けますでしょうか?」
「これは何の番号ですか?」
「122はマイライン解除番号で、0033はNTTの指定番号です」
「分かりました。やってみましょう」
「もしかからなければ、先方に、
かかればお客様側に何らかの問題があると考えられます」
「なるほど。では、かかった場合はどうしたらいいでしょう?」
「NTTに問い合わせしてみて戴けますでしょうか?」
「116番で?」
「はい、そうです」
「ありがとうございます」
僕はさっそく教えて戴いたとおりにやってみました。
すると、
お、コールした!
ってことは問題はこっちにある・・・ということだな。
じゃ、次の役者はNTTさんか。
僕はすぐに116番をコールしました。
to be contineued...
えーじ
2021年07月17日
高くついてる不感症
完全休業5日目になりました。
取材旅行はおろか国内移動もままなりませんので、
野方でのんびりしております。
となると、とつぜん爆発的に増えるのが時間。
あれこれ『考えごと』をするなんていう、
贅沢まで出来るようになりました。
そこで今さらながらに気付いたのが、
僕の行動の根底にあるのが『不感症』だった、ってこと。
まずをもってバーチャルじゃ楽しむことができない。
旅行もグーグルアースで満足できれば、
おカネはかからないし危険な目に遭うこともないでしょ?
だから昨今はやりの『リモートなんちゃら』ってのもダメ。
とにかく体感しないと楽しめない。
エンタメ系も同じなんですよ。
音楽や映画鑑賞に読書も好きですけど、
客席に座っているよりステージに上がりたくなっちゃう。
スポーツもそう。
スタンドで応援するより、
ユニフォームを着てグラウンドに降りたくなっちゃう。
いや、目立ちたいからじゃないんですよ。
その方がずっと楽しいんです。
というか、客観じゃ満足できない。
あくまで主観的じゃないと「ん〜・・・いいねぇ!」
ってならない。
思えばこれは高くつきました。
とてもね。
ビンボー旅行とはいえ、
これまでにいくら旅で使ったか想像もできません。
加えて僕の救急搬送および入院歴も、
すべからくこれに起因している。
だってほら、飛び込む先はいつだって整形外科でしょ?
とどのつまり、僕の「なんでこうなるの?」の原因は、
この不感症だったんですね。
今でこそ多少なりとも分別が付くようになりましたが、
(当人比。そう思ってるだけかも?)
若造の頃は『やってみなけりゃ分からない』をモットーに、
とにかくあれこれ手を出して、
当然のことながらだいぶイタイ目にも遭いました。
そしてそれが僕の根底を形成する経験主義になっている。
人の言うことを聞かないというのも、
弁解するわけじゃありませんが、
それが僕にとって情報だからなんですよ。
もっとも相手が経験を話している場合は別ですけどね。
受け売りを再生しているだけなら聞き流しちゃう。
ともあれ、こうした性格とライフスタイルは、
コストが高くつくし、
経験主義ということは転んでみなければ学習しないため、
身も心も傷だらけになってしまいます。
お勧めしません。
えーじ
取材旅行はおろか国内移動もままなりませんので、
野方でのんびりしております。
となると、とつぜん爆発的に増えるのが時間。
あれこれ『考えごと』をするなんていう、
贅沢まで出来るようになりました。
そこで今さらながらに気付いたのが、
僕の行動の根底にあるのが『不感症』だった、ってこと。
まずをもってバーチャルじゃ楽しむことができない。
旅行もグーグルアースで満足できれば、
おカネはかからないし危険な目に遭うこともないでしょ?
だから昨今はやりの『リモートなんちゃら』ってのもダメ。
とにかく体感しないと楽しめない。
エンタメ系も同じなんですよ。
音楽や映画鑑賞に読書も好きですけど、
客席に座っているよりステージに上がりたくなっちゃう。
スポーツもそう。
スタンドで応援するより、
ユニフォームを着てグラウンドに降りたくなっちゃう。
いや、目立ちたいからじゃないんですよ。
その方がずっと楽しいんです。
というか、客観じゃ満足できない。
あくまで主観的じゃないと「ん〜・・・いいねぇ!」
ってならない。
思えばこれは高くつきました。
とてもね。
ビンボー旅行とはいえ、
これまでにいくら旅で使ったか想像もできません。
加えて僕の救急搬送および入院歴も、
すべからくこれに起因している。
だってほら、飛び込む先はいつだって整形外科でしょ?
とどのつまり、僕の「なんでこうなるの?」の原因は、
この不感症だったんですね。
今でこそ多少なりとも分別が付くようになりましたが、
(当人比。そう思ってるだけかも?)
若造の頃は『やってみなけりゃ分からない』をモットーに、
とにかくあれこれ手を出して、
当然のことながらだいぶイタイ目にも遭いました。
そしてそれが僕の根底を形成する経験主義になっている。
人の言うことを聞かないというのも、
弁解するわけじゃありませんが、
それが僕にとって情報だからなんですよ。
もっとも相手が経験を話している場合は別ですけどね。
受け売りを再生しているだけなら聞き流しちゃう。
ともあれ、こうした性格とライフスタイルは、
コストが高くつくし、
経験主義ということは転んでみなければ学習しないため、
身も心も傷だらけになってしまいます。
お勧めしません。
えーじ
2021年07月14日
新しい世代の飛翔
仕事を世襲する職業では先代が高名だった場合、
何かと比較される後継ぎの苦労がよくしられています。
また親の七光りとばかりに、
個人的な努力の成果をやっかまれることもあるでしょう。
しかし、この俗例は、
昨年亡くなったエドワード・ヴァン・ヘイレンの息子、
ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンには当てはまらないようです。
父が存命だったころからバンドのベーシストとして、
マイケル・アンソニーの穴を埋めるという大役を果たし、
単なる親ばか採用との評価を一蹴する実力を披露していました。
その彼が先日リリースしたアルバム『Mammoth WVH』を聴いた僕は、
エディーが彼を息子としてではなく、
プロのミュージシャンとして採用したことを確信したのです。
なんとウルフギャングは、
すべての楽器演奏のみならずヴォーカルも取り、
この衝撃のデビュー作をたった一人で作り上げたのでした。
そしてそれは、父のバンドの音楽とは、
まったくと言っていいほど方向性の異なるものだったのです。
音楽業界でマルチプレーヤーはそれほど稀な存在ではありません。
さまざまな楽器を器用にこなす人はたくさんいます。
(ポール・マッカートニーやボストンのトム・ショルツなど)
しかし、その多くが専門のプレーヤーには少々及ばないのも事実です。
ところがウルフギャングのプレイは、
そのいずれもが高度なレベルに達していたのでした。
いや、確かにギターの腕前は父に遠く及んでいません。
ドラムスも叔父のアレックスにはかなわないでしょう。
しかし僕が驚いたのは、彼のヴォーカルです。
マイケル・アンソニーのハイトーンコーラスパートをこなしていた時から、
きれいな声をしているな、と思っていたのですが、
『Mammoth WVH』を聴いた後では、
彼の実力を過小評価したものと認めざるを得ません。
驚くべきことに、
彼はヴォーカリストとしても十分通用するレベルだったのです。
それはまさしく、父をはるかに超えた才能でした。
今後の活躍を期待しつつ心配なのは、
マルチプレーヤー故の才能の枯渇です。
こうした一種の天才は、
作品に対する自分のイメージを明確に持っているのことが時に禍し、
他者の意見に耳を傾けない傾向があります。
これはバンドからソロに転向したミュージシャンが、
なかなかバンド時代を超えられない例としてよく知られているでしょう。
スティング(元ポリス)やエリック・クラプトン(元クリーム)、
ピーター・ガブリエル(元ジェネシス)などは例外的な存在なのです。
ともあれ、彼がここからどんな旅を続けて行くのか。
エディーも天国で楽しみにしているでしょう。
僕もまたウルフィーがもたらすであろう新鮮な驚きを、
静かに待ちたいと思います。
えーじ
何かと比較される後継ぎの苦労がよくしられています。
また親の七光りとばかりに、
個人的な努力の成果をやっかまれることもあるでしょう。
しかし、この俗例は、
昨年亡くなったエドワード・ヴァン・ヘイレンの息子、
ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンには当てはまらないようです。
父が存命だったころからバンドのベーシストとして、
マイケル・アンソニーの穴を埋めるという大役を果たし、
単なる親ばか採用との評価を一蹴する実力を披露していました。
その彼が先日リリースしたアルバム『Mammoth WVH』を聴いた僕は、
エディーが彼を息子としてではなく、
プロのミュージシャンとして採用したことを確信したのです。
なんとウルフギャングは、
すべての楽器演奏のみならずヴォーカルも取り、
この衝撃のデビュー作をたった一人で作り上げたのでした。
そしてそれは、父のバンドの音楽とは、
まったくと言っていいほど方向性の異なるものだったのです。
音楽業界でマルチプレーヤーはそれほど稀な存在ではありません。
さまざまな楽器を器用にこなす人はたくさんいます。
(ポール・マッカートニーやボストンのトム・ショルツなど)
しかし、その多くが専門のプレーヤーには少々及ばないのも事実です。
ところがウルフギャングのプレイは、
そのいずれもが高度なレベルに達していたのでした。
いや、確かにギターの腕前は父に遠く及んでいません。
ドラムスも叔父のアレックスにはかなわないでしょう。
しかし僕が驚いたのは、彼のヴォーカルです。
マイケル・アンソニーのハイトーンコーラスパートをこなしていた時から、
きれいな声をしているな、と思っていたのですが、
『Mammoth WVH』を聴いた後では、
彼の実力を過小評価したものと認めざるを得ません。
驚くべきことに、
彼はヴォーカリストとしても十分通用するレベルだったのです。
それはまさしく、父をはるかに超えた才能でした。
今後の活躍を期待しつつ心配なのは、
マルチプレーヤー故の才能の枯渇です。
こうした一種の天才は、
作品に対する自分のイメージを明確に持っているのことが時に禍し、
他者の意見に耳を傾けない傾向があります。
これはバンドからソロに転向したミュージシャンが、
なかなかバンド時代を超えられない例としてよく知られているでしょう。
スティング(元ポリス)やエリック・クラプトン(元クリーム)、
ピーター・ガブリエル(元ジェネシス)などは例外的な存在なのです。
ともあれ、彼がここからどんな旅を続けて行くのか。
エディーも天国で楽しみにしているでしょう。
僕もまたウルフィーがもたらすであろう新鮮な驚きを、
静かに待ちたいと思います。
えーじ
2021年07月11日
7月12日からの営業について
ん〜・・・
ともこといろいろ考えたのですけどね、
再び非常事態宣言下におかれる明日からは、
当分の間、お店を閉めることにいたしました。
時短営業、入店人数制限、酒類の提供禁止。
これに加えてランチへのマイナス影響が大きい酷暑と、
皆さんがおうちに引きこもる、
スポーツイベント番組の放送が重なった場合、
ととら亭のような飲食店は収支トントンどころか、
食材のロスでマイナスになってしまう可能性が高いのですよ。
そしてなにより、
せっかく作ったものを捨てるという、
悲しい思いもしたくありませんし。
そこで暫く様子を見つつ、
復活のタイミングを待ちたいと思います。
ご来店を計画されていた皆さまには申し訳ないのですが、
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
えーじ
P.S.
ブログで近況と再開のめどはお伝えしますね。
ともこといろいろ考えたのですけどね、
再び非常事態宣言下におかれる明日からは、
当分の間、お店を閉めることにいたしました。
時短営業、入店人数制限、酒類の提供禁止。
これに加えてランチへのマイナス影響が大きい酷暑と、
皆さんがおうちに引きこもる、
スポーツイベント番組の放送が重なった場合、
ととら亭のような飲食店は収支トントンどころか、
食材のロスでマイナスになってしまう可能性が高いのですよ。
そしてなにより、
せっかく作ったものを捨てるという、
悲しい思いもしたくありませんし。
そこで暫く様子を見つつ、
復活のタイミングを待ちたいと思います。
ご来店を計画されていた皆さまには申し訳ないのですが、
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
えーじ
P.S.
ブログで近況と再開のめどはお伝えしますね。
2021年07月09日
それを言っちゃお終いだよ
予想どおりと申しますか、
やっぱり非常事態宣言が再発令されることになりましたね。
というわけで、
期間的にも内容的にも驚くべきものは何もありませんが、
今回はちょっと腕組しながら申し上げたいことがあります。
西村さん、それを言っちゃお終いだよ。
(寅さん風に)
命令に従わない事業者を取り締まる法律が不十分なのは分かります。
でもね、酒販業者や金融機関などの民間企業に汚れ役を押し付けるのは、
やっちゃいけないことだと僕は思うなぁ。
どうしてもというなら、
東京都でやった『なんちゃって見回り隊』みたいに、
民間企業への完全丸投げではなく、自分の手を汚さなくちゃ。
それにね、厳しいことをいうと、
『飲食店にお客さんを注意させる』、
『取引業者に得意先の注文を断らせる』といった発想の裏にあるのは、
『おカネのもらい方』の根本的な違いなんですよ。
簡単に言うとですね、
こうした発想を持っている方は、
給料なり何なりの生計を立てる収入を得る際、
「ありがとうございます」という言葉をいうことがないでしょ?
これはね、想像以上に『考え方』を超えて、
人格にすら影響するということを僕は学びました。
(特にととら亭の仕事で)
行政が要請することであるなら、取り締まりもまた行政でやるべきです。
特にそれが汚れ役の場合はなおさらね。
今どき小学校ですら、
『あの子は問題児だからみんなで無視しろ』みたいな、
村八分指導はやらないでしょ?
とまぁ、あんまりな話なもので鼻息荒くなってしまいましたが、
ととら亭は相変わらず愚直にやっていますので、
行政の要請にはこれまでのところ従っています。
そこで問題は、12日からどうしましょうねぇ・・・
前にもお話しましたけど、
時短要請、酒類販売禁止という、質量ともの影響を被ると、
正直、ディナーは仕事になりません。
というかロスが発生してマイナスになりかねない。
唯一のまともな仕事だったランチも、
スポーツイベントが台風並みの集客マイナス効果となる現状、
オリンピック期間中は、これまたやっても意味があるかどうか・・・
む〜・・・
この辺は今日の経営会議でじっくり検討し、
ぎりぎり日曜日には発表したいと思います。
えーじ
やっぱり非常事態宣言が再発令されることになりましたね。
というわけで、
期間的にも内容的にも驚くべきものは何もありませんが、
今回はちょっと腕組しながら申し上げたいことがあります。
西村さん、それを言っちゃお終いだよ。
(寅さん風に)
命令に従わない事業者を取り締まる法律が不十分なのは分かります。
でもね、酒販業者や金融機関などの民間企業に汚れ役を押し付けるのは、
やっちゃいけないことだと僕は思うなぁ。
どうしてもというなら、
東京都でやった『なんちゃって見回り隊』みたいに、
民間企業への完全丸投げではなく、自分の手を汚さなくちゃ。
それにね、厳しいことをいうと、
『飲食店にお客さんを注意させる』、
『取引業者に得意先の注文を断らせる』といった発想の裏にあるのは、
『おカネのもらい方』の根本的な違いなんですよ。
簡単に言うとですね、
こうした発想を持っている方は、
給料なり何なりの生計を立てる収入を得る際、
「ありがとうございます」という言葉をいうことがないでしょ?
これはね、想像以上に『考え方』を超えて、
人格にすら影響するということを僕は学びました。
(特にととら亭の仕事で)
行政が要請することであるなら、取り締まりもまた行政でやるべきです。
特にそれが汚れ役の場合はなおさらね。
今どき小学校ですら、
『あの子は問題児だからみんなで無視しろ』みたいな、
村八分指導はやらないでしょ?
とまぁ、あんまりな話なもので鼻息荒くなってしまいましたが、
ととら亭は相変わらず愚直にやっていますので、
行政の要請にはこれまでのところ従っています。
そこで問題は、12日からどうしましょうねぇ・・・
前にもお話しましたけど、
時短要請、酒類販売禁止という、質量ともの影響を被ると、
正直、ディナーは仕事になりません。
というかロスが発生してマイナスになりかねない。
唯一のまともな仕事だったランチも、
スポーツイベントが台風並みの集客マイナス効果となる現状、
オリンピック期間中は、これまたやっても意味があるかどうか・・・
む〜・・・
この辺は今日の経営会議でじっくり検討し、
ぎりぎり日曜日には発表したいと思います。
えーじ
2021年07月06日
ワクチン1回目打ちました!
昨日のお昼少し前、同じ商店街にある耳鼻咽喉科医院で、
新型コロナワクチンの1回目を接種しました。
で、皆さん気になるところの副反応ですが、
僕は接種6時間後くらいから軽い筋肉痛を感じ始め、
顔がほてった感じがしたので検温すると、
平熱より少し高めの36.6度。
変わって今朝は微妙な体温上昇がなくなり、
後は同じで「ん? なんかぶつけたかな?」程度の筋肉痛。
ともこはほてりを感じませんでしたけど、
筋肉痛の度合いは僕よりやや強いかな?
いずれも腫れはなく、仕事に支障を感じることもなし。
端的に申しますと、
毎年受けているインフルエンザワクチンの接種と変わりませんでした。
2回目は7月26日の月曜日。
これで100パーセントではなくても、大きな安心材料を手に入れられます。
なんて話をしておりますけど、
僕はけして「だから皆さんも、どんどん接種しましょう!」
と喧伝しているわけではありません。
リスク評価の検討条件はひとそれぞれ違います。
僕らはただ自分たちの体と生活の条件をベースに、
新型コロナウイルスに罹患した場合とワクチン接種によるリスクを比較し、
よりリスクの低い方を選択したに過ぎません。
ですから条件も、リスクの重み付けも異なるみなさんには、
「どうぞ」とも「やめましょう」とも言えない。
ただ、意思決定をするにあたって参考にしていただけるかな?
というレベルのお話をふたつできると思います。
それは、
1.重要な意思決定の判断材料に確度の低い情報は使わない。
今回に限らず、僕らは旅に関する判断をするときも、
個人のブログ(僕の話も!)やユーチューブ、SNS等の情報は、
参考程度にすることはあっても、真に受けることはありません。
とりわけ現場を取材することはなく、
ネットサーフィンで集めた情報をもとに述べられた意見は、
オリジナルなきコピーのそのまたコピーに過ぎないので、
まったく信用しない。というか読むこともない。
2.100パーセントはない。
放射性物質の漏洩や感染症などの、不安を喚起する状況が発生した場合、
僕たちが求めるのは『絶対の安全』です。
しかし、これは不可能なんですよ。
というか、緊急事態に限らず、世の中『絶対』はまずない。
だからもし、あなたが『100パーセント』安全なワクチンを待っているとしたら、
それが手に入る日は永久に来ないでしょう。
そこで僕たちがやっているのはリスク比較という手法です。
たとえば、僕らが接種した、
ファイザー製mRNAワクチンで重篤な副反応が起こる確率は、
CDCの発表した数字によると9万人に1人(約0.00001111パーセント)。
これはインフルエンザウイルスワクチンで、
同様なケースが発生する場合の確率の約8.5倍だそうですが、
僕らが取材旅行で晒される航空機事故の確率0.0009パーセントに比べると、
(アメリカの国家運輸安全委員会発表)
81分の1でしかない。
それにそもそも東京都民の新型コロナウイルス罹患確率は、
今日の時点で約1.27パーセント。
そしてその死亡率は、ん? これまた同じ約1.27パーセントか。
偶然の一致かな?
となると罹患率の高い飲食業従事者というリスクや、
今後の取材で渡航時にワクチンパスポートを求められる可能性を鑑みると、
既往症等の健康上の理由がない限り、打たないという選択肢はない。
こんな風に考えて決断したのです。
あ、そうそう、mRNAなんて遺伝の勉強で習った単語が出てくると、
反射的に「危ない!」って思っちゃう人が多いと思いますけど、
そんな時は、『DNAとRNAの違い』と、
遺伝情報が伝わる流れ(方向)の『セントラルドグマ』、
それからセントラルドグマの例外ともいえる『逆転写酵素』の三つを調べれば、
ある程度の安心材料になるのではないかしらん?
ま、いずれにしても重要な判断は、
自分で調べて、自分で考えて、自分で下すべきだと僕は考えています。
えーじ
新型コロナワクチンの1回目を接種しました。
で、皆さん気になるところの副反応ですが、
僕は接種6時間後くらいから軽い筋肉痛を感じ始め、
顔がほてった感じがしたので検温すると、
平熱より少し高めの36.6度。
変わって今朝は微妙な体温上昇がなくなり、
後は同じで「ん? なんかぶつけたかな?」程度の筋肉痛。
ともこはほてりを感じませんでしたけど、
筋肉痛の度合いは僕よりやや強いかな?
いずれも腫れはなく、仕事に支障を感じることもなし。
端的に申しますと、
毎年受けているインフルエンザワクチンの接種と変わりませんでした。
2回目は7月26日の月曜日。
これで100パーセントではなくても、大きな安心材料を手に入れられます。
なんて話をしておりますけど、
僕はけして「だから皆さんも、どんどん接種しましょう!」
と喧伝しているわけではありません。
リスク評価の検討条件はひとそれぞれ違います。
僕らはただ自分たちの体と生活の条件をベースに、
新型コロナウイルスに罹患した場合とワクチン接種によるリスクを比較し、
よりリスクの低い方を選択したに過ぎません。
ですから条件も、リスクの重み付けも異なるみなさんには、
「どうぞ」とも「やめましょう」とも言えない。
ただ、意思決定をするにあたって参考にしていただけるかな?
というレベルのお話をふたつできると思います。
それは、
1.重要な意思決定の判断材料に確度の低い情報は使わない。
今回に限らず、僕らは旅に関する判断をするときも、
個人のブログ(僕の話も!)やユーチューブ、SNS等の情報は、
参考程度にすることはあっても、真に受けることはありません。
とりわけ現場を取材することはなく、
ネットサーフィンで集めた情報をもとに述べられた意見は、
オリジナルなきコピーのそのまたコピーに過ぎないので、
まったく信用しない。というか読むこともない。
2.100パーセントはない。
放射性物質の漏洩や感染症などの、不安を喚起する状況が発生した場合、
僕たちが求めるのは『絶対の安全』です。
しかし、これは不可能なんですよ。
というか、緊急事態に限らず、世の中『絶対』はまずない。
だからもし、あなたが『100パーセント』安全なワクチンを待っているとしたら、
それが手に入る日は永久に来ないでしょう。
そこで僕たちがやっているのはリスク比較という手法です。
たとえば、僕らが接種した、
ファイザー製mRNAワクチンで重篤な副反応が起こる確率は、
CDCの発表した数字によると9万人に1人(約0.00001111パーセント)。
これはインフルエンザウイルスワクチンで、
同様なケースが発生する場合の確率の約8.5倍だそうですが、
僕らが取材旅行で晒される航空機事故の確率0.0009パーセントに比べると、
(アメリカの国家運輸安全委員会発表)
81分の1でしかない。
それにそもそも東京都民の新型コロナウイルス罹患確率は、
今日の時点で約1.27パーセント。
そしてその死亡率は、ん? これまた同じ約1.27パーセントか。
偶然の一致かな?
となると罹患率の高い飲食業従事者というリスクや、
今後の取材で渡航時にワクチンパスポートを求められる可能性を鑑みると、
既往症等の健康上の理由がない限り、打たないという選択肢はない。
こんな風に考えて決断したのです。
あ、そうそう、mRNAなんて遺伝の勉強で習った単語が出てくると、
反射的に「危ない!」って思っちゃう人が多いと思いますけど、
そんな時は、『DNAとRNAの違い』と、
遺伝情報が伝わる流れ(方向)の『セントラルドグマ』、
それからセントラルドグマの例外ともいえる『逆転写酵素』の三つを調べれば、
ある程度の安心材料になるのではないかしらん?
ま、いずれにしても重要な判断は、
自分で調べて、自分で考えて、自分で下すべきだと僕は考えています。
えーじ
2021年07月04日
一票に込めた思い
今日は東京都議会選挙の投票日。
僕らは早々に期日前投票に行ってきました。
毎回、選挙前にじっくり目を通すのが選挙公報です。
そこで区議会選挙も含め、地方選挙の時に気になるのが争点。
ここんとこずっと曖昧でしょ?
特に東京都の場合は。
今回もメジャー4各候補者が実績と公約に挙げているのは、
中野区の場合、
1.少子高齢化に関する問題(子育て・介護)
2.学費・医療費の負担減
3.新型コロナ対策
4.防災対策
以上なんですよ。
(他区も大同小異だと思いますが)
でね、僕がどう気になっているのかというと、
政党表記をマスクして読むと、
まるでメジャー4候補者が同じ政党に所属しているように見えるってこと。
そう、争点が曖昧というより、ほとんどない。
差は当事者が意識しているよりずっと小さい。
なんだから、
もっと仲良く、協力し合って一緒にやったらいかがでしょうか?
いや、皮肉を言っているのではありません。
また、一足飛びに大合流を提唱しているのでもない。
外野から一有権者の立場で見ていると、
政党間で火花を散らす軋轢は、
イデオロギーや政策の違いよりむしろ、
権力(議席)争いと、
それに伴うエモーショナルなものに見えなくもありません。
(少なくとも僕には)
でも、もう一度、民主主義政治の原点に帰ってみれば、
市民の代表たちがお互いをリスペクトし、
課題に向けて協力し合うことこそ、
最大限の幸福へ至る最短距離なのではないか?
憎しみ合う理由はない。
僕は素朴に、そう考えているのです。
そろそろ50パーセントプラス1という押切型政治ではなく、
51対49の合意形成を目指す、(OR型ではなくAND型の)
成熟した民主主義に移行してもいい時期なんじゃないかな?
これ、実は北欧型民主主義の受け売りなんですけど、
学費、医療費の無償化へ向けた流れや、
核家族化の帰結もいえる、
従来のセーフティーネットの破綻を目の当たりにしていると、
これまた北欧型の高福祉社会に向かっているとしか思えない。
(というか選択肢がない・・・でしょ?)
そしてそのあるべき未来への最短距離は・・・
和解。
今日から新たに議員バッジを付ける皆さま。
僅かな違いより大きな共通点に目を向け、
力を合わせて難題に取り組んでいただけたら・・・
そんな思いを込めて、
僕たちはそれぞれの一票を投じました。
えーじ
僕らは早々に期日前投票に行ってきました。
毎回、選挙前にじっくり目を通すのが選挙公報です。
そこで区議会選挙も含め、地方選挙の時に気になるのが争点。
ここんとこずっと曖昧でしょ?
特に東京都の場合は。
今回もメジャー4各候補者が実績と公約に挙げているのは、
中野区の場合、
1.少子高齢化に関する問題(子育て・介護)
2.学費・医療費の負担減
3.新型コロナ対策
4.防災対策
以上なんですよ。
(他区も大同小異だと思いますが)
でね、僕がどう気になっているのかというと、
政党表記をマスクして読むと、
まるでメジャー4候補者が同じ政党に所属しているように見えるってこと。
そう、争点が曖昧というより、ほとんどない。
差は当事者が意識しているよりずっと小さい。
なんだから、
もっと仲良く、協力し合って一緒にやったらいかがでしょうか?
いや、皮肉を言っているのではありません。
また、一足飛びに大合流を提唱しているのでもない。
外野から一有権者の立場で見ていると、
政党間で火花を散らす軋轢は、
イデオロギーや政策の違いよりむしろ、
権力(議席)争いと、
それに伴うエモーショナルなものに見えなくもありません。
(少なくとも僕には)
でも、もう一度、民主主義政治の原点に帰ってみれば、
市民の代表たちがお互いをリスペクトし、
課題に向けて協力し合うことこそ、
最大限の幸福へ至る最短距離なのではないか?
憎しみ合う理由はない。
僕は素朴に、そう考えているのです。
そろそろ50パーセントプラス1という押切型政治ではなく、
51対49の合意形成を目指す、(OR型ではなくAND型の)
成熟した民主主義に移行してもいい時期なんじゃないかな?
これ、実は北欧型民主主義の受け売りなんですけど、
学費、医療費の無償化へ向けた流れや、
核家族化の帰結もいえる、
従来のセーフティーネットの破綻を目の当たりにしていると、
これまた北欧型の高福祉社会に向かっているとしか思えない。
(というか選択肢がない・・・でしょ?)
そしてそのあるべき未来への最短距離は・・・
和解。
今日から新たに議員バッジを付ける皆さま。
僅かな違いより大きな共通点に目を向け、
力を合わせて難題に取り組んでいただけたら・・・
そんな思いを込めて、
僕たちはそれぞれの一票を投じました。
えーじ
2021年07月01日
ホンネの話
怠惰な僕がこう言うと信ぴょう性に欠けますけが・・・
まともに仕事がしたい!
昨年の4月以降、
東京都の飲食店はほとんど何らかの規制下にあり、
こと昨秋から半年あまりは、
本来の形で仕事ができたためしがありません。
え? いつからそんな働き者になったんだ?
いや、確かにそうなんですけどね。
独立前の僕だったら、
ここぞとばかりに空いた時間を使って、
羽を伸ばしていただろうと思います。
しかし、ととら亭の仕事はちょっと違うんですよ。
売り上げが収入に直結しているという事情もありますが、
それより内容が問題でして。
なぜなら、ととら亭とは飲食店の形態をとりつつも、
僕たちの旅の経験をシェアすることを目的としているでしょ?
そうなると、
中途半端な仕事はたとえおカネになったとしても、
やっぱり「ん〜・・・そうじゃねぇ・・・」ってなるんですよ。
もちろん僕らを取りまく社会的状況は理解しているつもりですし
規制の意味だって分からなくもありません。
ともあれ感情は別ですからね。
今日で2021年も折り返し。
ワクチン接種率の上昇という光がある反面、
こと東京都に関してはオリンピックを前に感染者数が増加に転じ、
行政の対応も混乱を深めています。
僕たち飲食店はその渦中にあり、
半月先の未来でさえ見通すことが出来ない。
トンネルの出口はどこにあるのか?
いや、どこまで走ったら見えるのか?
先週末、時短営業ながらも久しぶりに、
ちょびっと僕たちらしい仕事ができたひと時がありました。
ああ、これが僕らの仕事であり、
また、ライフスタイルなんだよな・・・
しみじみそう思った僕らでございました。
えーじ
まともに仕事がしたい!
昨年の4月以降、
東京都の飲食店はほとんど何らかの規制下にあり、
こと昨秋から半年あまりは、
本来の形で仕事ができたためしがありません。
え? いつからそんな働き者になったんだ?
いや、確かにそうなんですけどね。
独立前の僕だったら、
ここぞとばかりに空いた時間を使って、
羽を伸ばしていただろうと思います。
しかし、ととら亭の仕事はちょっと違うんですよ。
売り上げが収入に直結しているという事情もありますが、
それより内容が問題でして。
なぜなら、ととら亭とは飲食店の形態をとりつつも、
僕たちの旅の経験をシェアすることを目的としているでしょ?
そうなると、
中途半端な仕事はたとえおカネになったとしても、
やっぱり「ん〜・・・そうじゃねぇ・・・」ってなるんですよ。
もちろん僕らを取りまく社会的状況は理解しているつもりですし
規制の意味だって分からなくもありません。
ともあれ感情は別ですからね。
今日で2021年も折り返し。
ワクチン接種率の上昇という光がある反面、
こと東京都に関してはオリンピックを前に感染者数が増加に転じ、
行政の対応も混乱を深めています。
僕たち飲食店はその渦中にあり、
半月先の未来でさえ見通すことが出来ない。
トンネルの出口はどこにあるのか?
いや、どこまで走ったら見えるのか?
先週末、時短営業ながらも久しぶりに、
ちょびっと僕たちらしい仕事ができたひと時がありました。
ああ、これが僕らの仕事であり、
また、ライフスタイルなんだよな・・・
しみじみそう思った僕らでございました。
えーじ