と、絶句することってありません?
え? ない? ホントに?
僕なんざアフリカや南米を旅しているときだけではなく、
日本にいてもしょっちゅうですよ。
(特にコロナ禍が始まってからというもの・・・)
で、場合によっては、
「がっで〜む、さなばびっち!」
と心の中で毒づくこともしばしば・・・
(もっとむかついた時はF系で!)
しかし、短気は損気。
怒ったところで、怒鳴ったところで状況は良くなりません。
そこでそんな時のために、頭を冷やす仕掛けを作っておきました。

僕のPCの壁紙は旅先で撮った写真です。
それもベストショットのスクリーンセーバー。
(写真は2019年のレバノン)
これを見ると、なんていうんでしょうかね、
人生のパースペクティブを取り戻せるんですよ。
だいたいにして激怒するようなことがあっても、
1カ月もすれば大した問題ではなくなっているでしょ?
それこそ1年も経ったら思い出すことだって難しくなるし。
(少なくとも僕の場合はね)
旅の写真、それも自分が撮ったものだと、
ただ見るだけで、その時の情景が思い浮かんできます。
すると、肩の力がすっと抜けて、
本来の、旅人としての自分に戻れるんですよ。
この目の前のトラブルは、
僕の次の旅にとって何の影響があるのか?
いま必死にしがみついていることが、
次の旅で何の役に立つのか?
シビアに受け止めている問題は、
旅先で出会ったホームレスや難民の問題と比べても、
大きいものなのか?
そう考えているうちに、
僕は野方に居ながらにして旅の空の下にいる。
そしてはっとわれに返って、
もう一度、目の前の問題を見ると、
「ふ〜ん・・・ま、いいんじゃない?」
旅人の特効薬。
こいつは効くんですよ。
えーじ