2021年11月10日

ととら愛ゆえに

グランドフィナーレに向けて、
ランチ、ディナーともにご予約が埋まってまいりました。

その数というもの、僕らの想像をはるかに超えておりまして、
本当にうれしく思っています。

なかには短期間で繰り返しご来店いただいている方もいて、
並々ならぬ「ととら愛」を感じることも。
(残念ながら僕個人に対してではありませんが)

そんな矢先、賄いを食べながらその話をしていると、
ともこが不敵な笑顔を浮かべてこう言い放ったのです。

「でもみんな、あたしほどじゃないよ!」
(これまた残念ながら僕個人に対してではありませんが)

彼女曰く、

「あたしなんて数日おきにじゃなく、一日中ここにいるんだからね。
 ととら亭が好きなことにかけては誰にも負けないよ!」

ん〜・・・
なんでそう対抗意識を燃やしているのかよく分かりませんが、
ともこの言い分にも一理あるような気がします。

なにせ、「今日は完全オフにしようよ」と言っても、
ことあるごとに理由を付けてはお店に行ってしまいますし。
「忙しくて大変だ!」と騒ぎつつも、
カウンターから横目で見ていると、
言葉とは裏腹に溌剌と料理を作っているじゃないですか。

思えば僕はアパートで仕事をすることが珍しくありませんけど、
(今もそう)
彼女の場合、この11年余の大半の時間をととら亭で過ごしています。
これはもう「住んでいる」と言っても過言ではない。
「好き」じゃなかったらできない相談です。

そこでともこは今、深刻な問題に直面しているのですよ。
それは・・・

「ねぇ、柴又のととら亭のキッチンはいつ使えるようになるの?」
「ん〜・・・そうだね、いろいろ調整してるけど、
 早くても来年の4月中旬あたり・・・かな?」
「え〜っ! そんな先?」
「だってしょうがないよ、店舗以前に住宅が建ってないんだから」
「じゃ、12月から4月までの4カ月間、あたしはどうしたらいいのよぅ?」
「どうしたらって・・・引っ越しやら何やら準備があるし、
 それ以外は少しのんびりしたら?」
「冗談やめて!」

ととら愛ゆえの悩みは深し・・・

ともこが今月28日以降どうするのか?
ま、温かく見守ってあげて下さい。

えーじ
posted by ととら at 12:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記