2022年01月28日

何してるの?

ととら亭の営業を終了して2カ月が経ちました。

野方で商店街の仲間やお客さまと会うたびに、
「何してるの?」とよく訊かれます。

「元気にぼちぼちやってますよ」

話がややこしくなるので、いつも回答は曖昧に。

12月15日の店舗引き渡しまでは、
片付けや掃除で毎日けっこう忙しかったです。
立つ鳥跡を濁さず、ですからね。
12年間お世話になった大家さんですし。

そこから年末までは、各種手続きでお役所まわり。
電話やインターネットの解約と停止手続き、
10年間眠っていた自動車の復活手配も重なり、
これまたバタバタしておりました。

そして年末年始は両家の実家へ。

これらに加えてTReP関連の仕事では、
柴又やハウスメーカーさんまで出かけたりと、
けっこう予定がみっちりだったのですよ。

そして在宅中はさらに別プロジェクトの企画を練っていました。
名付けてTEG!

え? また妙な略称か?

元IT屋はこうしないと、どうも気分が盛り上がらなくてね。
これは Trans-Eurasia continent Grand tour の略で、
柴又の仕事が一段落つき、世界のコロナ情勢が沈静化したら、
3年分まとめてドカンとユーラシア大陸を横断しようっていう、
大それた計画です。

もちろん目的は食文化の探求。
渡航国数が40か国を越え、調査対象料理も多いので、
今からさまざまな角度で下調べを進めています。

そこでお世話になっているのが図書館。
近くの野方図書館から遠くは中野区中央図書館や練馬まで、
足を延ばしては受験生よろしく、積み上げた本と格闘中。
ん〜・・・世界は広い。知らないことばっかりだ。

あ、先日から始めた看板作りも進んでいますよ。
北千住まではお話しましたよね?
それじゃ次は江戸川リベンジ編ね。

と、僕らの日常を話しつつ気になっているのが、
皆さんの近況です。

それぞれのお客さまの顔を思い浮かべながら、
二人してよく話しているんですよ。

「****さん、どうしてるかな?」って。

えーじ
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2022年01月25日

D.I.Y. as usual. その3

先日、看板用の流木拾いで北千住に行ってきました。
独立前の5年間を過ごしたこの街は、
ある意味、ととら亭の揺籃の地でもあるんですよ。
開業プロジェクトがスタートしたのはここからですし、
オリジナルメニューが生まれたのも借家の狭いキッチンでしたからね。

駅の東口側は東京電機大学ができて大きく様変わりしました。
それでもよくよく見てみると、この街の本質はあの頃のまま。
銭湯だって健在です。(ノラ猫たちも!)
という訳で、歩き始める前の腹ごしらえは、
神保町ではお馴染みだった天丼のいもやさんへ。
なんと支店が西口の日光街道近くにあるんですよ。

お店の佇まいは12年前と同じでしたが暖簾をくぐってびっくり!
ホールとキッチンは30歳代と思しき男性じゃないですか。

いもやさんに通ったことのある方ならいわずもがな、
働いている方々は、みなさん僕より年上でしたからね。
(神保町のお店が閉まったのはそれが原因との説も・・・)
思えばここで年下のスタッフに会ったのは初めてでした。
こんなところにも月日の流れを感じます。

しかし、変わらないのは味。
美味しかったですね。
お腹の中からタイムスリップした気分で店を出た僕らでした。

さて、満腹になったところで出発。
今日のルートは僕がよく走っていたジョギングコースです。
柳原2丁目付近の荒川河原から北上し、千住大橋を渡って対岸へ。
そこから南下しつつ、堀切橋を渡って足立区側に戻る。
実は野方のととら亭で使っていた看板や店頭什器は、
このルート上で拾ったものなんですよ。
(もちろん柴又でも使います)

今回もあるかな?

arakawa01.jpg
(この土手のすぐ左下にある借家に住んでいました)

っと期待を膨らませて歩くこと1時間余り。
残念ながら目ぼしい収穫はありませんでしたけど、
僕らは清々しい気分で帰途についたのです。
ここにきて初心に戻るという、思わぬオマケがありましたからね。

始まりの街、北千住。

帰りの電車の中で気付いたのは、
僕らもまた変わっていないんだな・・・

ということでした。

えーじ
posted by ととら at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月22日

便利さの裏側に

電話というより実態は小型パソコンであるスマートフォン。
ネットワーク経由で操作できる冷蔵庫や洗濯機などの情報家電。
目に見えないおカネの電子マネー。
そして無人のコンビニに運転手のいない自動運転車。

ハイテク化というより複雑化して行く身近な道具を前に、
む〜・・・っと渋い顔をしているのは僕だけではないでしょう。

いや、前回お話したデジタルディバイドのことではありません。

「便利と不便、どっちがいい? もちろん便利ですよね!」
このフレーズをいちばん素直に受け取っていないのは、
逆説的にもこれを言っている(技術で食ってる)人たちなんじゃないかな?

かつてIT業界にいたころ、
「紙とペンで出来る仕事をなぜワープロでやらねばならんの?」
から始まった素朴な疑問は、
現場で転がり回るうちに、ほどなく確信へと変わり始めました。

え? コストのことを言っているのではありません。
まぁ、それも無関係ではないのですけど、
ひとりのSEとして感じていたのは、
トラブルシューティングのリスクだったのです。
(まさしく、これが仕事のほとんどだったので・・・)

たとえばですね、
僕がライダーで国内を旅していたころ、
オートバイの選定基準はカッコよさや価格と同じ重みを、
整備性に置いていました。
なぜなら「パンクした!」や「エンジンがかからない!」ときに、
自分で直すのが前提だったからです。

え? ビンボー旅行だからだろう?

違いますよ!
当時のサロベツ原野や椎葉林道の奥で「止まっちまった!」ら、
自分でどうにかするしかないのです。
携帯電話はないし、1時間待っても他の車はまず通りませんからね。

プラグはスパークしているか?
ガソリンはキャブレターまで来ているか?

路肩に座り込み、オイルで手を真っ黒にしながら、
あれこれ奮闘していたのを思い出します。

ところが!

いまのハイブリッドカーに乗っていてトラブったら、
もうロートルSEにはお手上げですよ。
シューティングしようにも構造が複雑すぎて分からない。
(というか、まずドアが開けられないかも!)

このマクロな例がみずほ銀行で続いている障害です。
以前もお話しましたが、システムが複雑になりすぎて、物理構成から論理関連性まで、
全体像が誰にも分からなくなってしまっているんですよ。
だから根本的にはシューティング出来ない。
これまでも、この先も。

そして僕がもうひとつ気がかりなのは、
こうした複雑系がすべて電気で動いているということ。

仕事でセキュリティを担当したことのある方ならご存知のとおり、
リスク分散はいまや基本の基です。
それがエネルギー事情では真逆に収斂している。

身近な例でいいますと、オール電化ハウス。
停電したらどうなると思います?
タワーマンションもそう。
自家発電装置がなければエレベータは動きませんし、
揚水ポンプが停まるので水道も(トイレも!)使えない。

もっと怖い話をしますと、今や企業で常識となっている電子錠。
ほら、IDカードでピっと開けるやつ。
あれも停電したとき、(もしくはサーバとの通信が途絶えた時)
どんな振舞いをするのか知っておいて損はないと思います。
なぜなら、地震だ!→ 停電した! → うわぁ、火事だ!
というシチュエーションはこの国で十分想定されるでしょう?

実は僕が勤務していた現場で、
停電から閉じ込められたことがありました。
あの時、火災が起こっていたら・・・
(実際は抜け道(バックドア)を知っていたので脱出しましたが)

システム(道具)は使い方以上に、壊れた時のことを考える。

これ、SEや飲食店経営だけではなく、
旅人には欠かせない認識なんですよ。

えーじ
posted by ととら at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月19日

2022年のウサギとカメ

「あたし、PCR検査を受けてこようかな?」

先日、高崎市の実家に帰る前、
ともこがこんなことを言いだしました。

「そうだね、自覚症状がない場合もあるから、
 念のために確認しておくのもいいんじゃない?」
「ウエルシア薬局に行くと無料でやってくれるんだって」
「そりゃいいね。なら都立家政にお店があるよ」

そこで彼女はさっそく電話を取り、

「ええ、そうです。はい。はい。
 それじゃ、結果は2日後に出るのですね。
 え? ええ!? そうなんですか!
 ・・・・分かりました。ありがとうございます」

「どうだった?」
「ダメよ」
「なんで? 予約がいっぱいだったの?」
「ううん、スマホからホームページに登録して、
 結果はメールを受信してからダウンロードするんだって」

ともこは今でもガラケーなのです。
それで十分、彼女のニーズは満たされておりますので。

「じゃ、僕のを使えば?」
「自分のじゃなきゃダメっていわれちゃった」
「はぁ?」

デジタルディバイドが叫ばれて久しくなりましたが、
その風潮はさらに強まったようですね。
そういえば、しばらく前から義母が通うスポーツクラブで、
各種クラスの予約がネット経由だけになり、
多くの高齢会員が途方に暮れたそうな。

これ、e-TAXやマイナンバーを例に挙げて何度かお話していますけど、
官民問わず、モノありきの思想は根深いですね。
システムは人間が使ってはじめて結果が出ます。
つまり人間側が使えなけりゃ、
せっかく手間暇かけて(官の場合は税金を投入して!)
作った仕組みも、ただのカネ食いオブジェにしかなりません。

スマホだって、
高齢者がいきなり使えと言われても無理な話でしょう?
中にはスマホが買えない所得層の人たちだっているんですよ。

わが家の場合は、娘、息子がいろいろな手続きを代行してますが、
そうした家族が常にいるとも限りません。

では、システムの網の目からこぼれた人たちは、
ネットにさまざまな手続きから買い物までが集約されて行く社会で、
どうやって暮らして行けばいいのか?

新しいものに飛びつくのはアメリカ・アジア型社会の傾向ですが、
目的と結果に目を向けた場合、
ローテクもまた、あながち捨てたもんじゃないのではないか?

ウサギとカメの寓話が教えることは、
今の世の中でもじゅうぶん通用するような気がします。

えーじ
posted by ととら at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月16日

D.I.Y. as usual. その2

さてさて、今日も出動しました看板の素材探し。
ルートは京成本線江戸川駅から、
江戸川の西岸を矢切の渡しまで北上するというもの。

edogawa04.jpg

距離にしてざっと3.5キロメートルほどでしょうか。
風は穏やかで気温も上がり、とても気持ちよかったです。

なんていうと健全かつ長閑な雰囲気ですが、
実際は野球少年たちが汗を流す傍ら、
こそこそと茂みに消えてはまた顔を出してキョロキョロ。
挙動が怪しいことこの上なし。

どおりで観戦のご両親たちが、
胡乱な眼差しを向けてきたわけであります。

ともあれ僕らだって、
暇つぶしでこんなことをしているのではありません。
何をするにも経費の節約は至上課題。(失業中ですし)
以前、ちょろっとお話しましたが、
お店作りがD.I.Y.だけではなく、
素材もまた単純に買うわけにはいかないのです。

今日は残念ながら収穫はありませんでした。
目にした流木はどれも帯に短し襷に長し。
そこで気を取り直して矢切の渡しから柴又駅へ向かい、
寅ちゃん(店舗兼新居のコードネーム)の育ち具合をチェック。

お〜、基礎がほとんど出来ていました!
スケジュールは例によって遅れに遅れているとはいえ、
紙に描いたイメージが形になってくるのは感動です。

ハウスメーカーとの契約上、
引き渡しまで写真公開できないのが残念ですけど、
この基礎の形は僕のPCの中で何度となく、
書き直したものでしたからね。

うんうん、この調子で行けば、次の週末には上棟かな?

さぁ、こっちものんびりはしていられません。
早く看板作りに着手しなくては。

ってわけで、明日は懐かしの北千住へ行き、
荒川の川岸を探したいと思います。

えーじ
posted by ととら at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月13日

ペイしない犯罪

年末年始にはお馴染みとなった、
ファーストフードやコンビニでの強盗と立てこもり。

以前はこうしたニュースを聞くと、
容疑者はいったいどんな経済観念を持ってるんだろ?
そう訝ったものです。

だって牛丼屋やコンビニを叩いても、
せいぜい30万円前後にしかならないでしょ?
しかも今どき防犯カメラが当たり前ですから、
逃げ切れる可能性はほとんどない。
まさに超ハイリスク&超ローリターン!

センスないね。
どんな人なんだろ? なに考えてんだろ?

更に首をかしげたのは、
たいていの容疑者が市井に暮らす普通の人だった、ということ。
犯罪を犯したからといって、
ダースべイダーやサノスみたいなヴィランとは限りません。
そもそも根っからの悪党なら、銀行や億万長者の金庫など、
もうちょっと気の利いたターゲットを狙うでしょう?
それが普段使ってるに違いないファーストフードとコンビニですよ。
なんとも小市民的発想じゃないですか?

ではなぜ僕やあなたと何ら変わらない人が、
まったくペイしない犯罪を自主的に犯すのか?

それを考え始めたとき、
僕の中で長い付き合いとなった「豊かさとは何か?」という問いと、
この問題がパラレルのような気がしてきました。

僕らが疑うことなく抱いている「豊かさの定義」。
いや、人生における「成功の定義」といい換えてもいいかな?
そしてそれを有言無言で押し付けてくる社会圧。

いつしかこの生涯つづくゲームが、
透明なベールとなってこの国を覆い、
僕らはといえば、
あたかも自由意思で参加したような顔をして(そう固く信じて!)、
プレイヤーのひとりになりきっている。

ここでこのマスゲームが勝ち負け型になっている点に着目すると、
ペイしない犯罪に身を染めた人々は、
どちらのグループに属していると思います?

行き先のない敗者。
孤独、そして最後に待ち受ける貧困。
ここからペイしない犯罪までの距離は、
それほど遠くないでしょう。

ここで僕の自問自答はループします。

もし僕らがこのゲームの勝ち組だとしたら、
それは持って生まれた才能や容姿、親の年収とは関係なく、
100パーセント自分で努力した結果だといいきれるでしょうか?

もっといえば、「優秀な」僕らなら、
新聞の3面記事に載った人と同じ境遇に陥っても、
彼、彼女とは違う選択ができるのでしょうか?

いや、僕はここで犯罪者を庇護し、
すべてを自己責任型社会のせいだと主張しているのではありません。

社会のバグをデバッグせよとアジっているのでもない。

世界でプレイされているのは、たったひとつのゲームではない。
だからひとつのゲームで負けても、
別のゲームでなら勝てる可能性があるし、
勝ち負けのないゲームに参加する(自ら始める)自由だってある。

そう言いたいだけ。

そして究極的には、
ゲームに参加せず生きる選択肢だってあるのではないか?

僕らの社会が本当に「豊か」であるなら、
溢れかえったモノだけではなく、
価値観と生き方にも多様性があったっていい。

少なくとも、僕はそう信じたいです。

えーじ
posted by ととら at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月11日

D.I.Y. as usual. その1

昨日は江戸川の川岸をぐるっと歩いて来ました。
柴又のととら亭建設現場から矢切の渡しがある川岸まで、
おおむね800メートル。

edogawa03.jpg
(画面中央は金町浄水場の取水塔)

ここで何をしていたのか?

散歩?

違います。
実は重要なミッションがあって、
僕らは水際を延々と松戸市側まで回り込み、
市川の国府台(こうのだい)駅まで歩いていたのですよ。

それは看板の素材探し。

柴又では今までの日本語に加えて、
英語表記の木製看板も掲示する予定なのです。
そこで手ごろな流木はないものかと、
出動することになりました。

ん〜・・・これは長すぎる・・・
これじゃ幅が足りない・・・
と、矢切の渡しから北(上流)に向かって歩くこと10数分、
新葛飾橋の袂まで来たときに、

お、これいいじゃん!

edogawa01.jpg

大きさはイメージ通り。
しかし完ぺきではありません。
木がもろくなっていて柔らかく、
長期使用には防腐処理が必要だろうなぁ・・・。

そこで僕らは再び歩き出し、
新葛飾橋を渡って千葉県の松戸市側へ。
そう、葛飾区は東京23区の東のはずれ。
なかでも柴又はそのさらにはずれで、
直線距離にすると、
ととら亭から千葉県までたった800メートルしかありません。

そして川を渡った僕らは驚きました。
柴又の対岸に広がるのは農地!
ネギやキャベツが青々としているじゃないですか。

あ〜、思えば遠くへ来たもんだ。

さて気を取り直して、
今度は江戸川の川下にある市川市の国府台駅を目指します。

ところが!
流木のある川岸へ行けません。
新葛飾橋から北総線の鉄橋までの1500メートルは、
江戸川ラインゴルフ場となっており、
ボールが飛んでくる川岸には入れないのです。

仕方ないね。

そこでその区間を迂回し、
北総線の鉄橋下からミッション再開。
しかし江戸川の東岸側は入れるエリアが限られていただけではなく、
水際まで葦が繁茂していて近付けなかったり、
コンクリートの護岸で流木の引っかかるポイントがなかったりで、
結局、収穫は先のひとつのみ。

ま、これを保険として、また探しに来たいと思います。

えーじ
posted by ととら at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月09日

僕がオヤジを感じるとき

さまざまな格差が問題となっている今でも、
普遍的に平等なことがあります。

それは時間。

先日も年始の駅で行き交う人々を眺めていたとき、
年齢、性別、容姿はまったく違っても、
全員が例外なく、かつ同時に新年を迎えたんだな・・・
と今さらながらに納得していました。

しかし、そうは言っても、
年を越したり誕生日を迎えたとたん、
ああ、またひとつ齢を取ったのか、
という実感(体感?)はすぐわきませんよね?

僕もいろいろ故障こそあれ、
今のところ実年齢を意識することは、ほぼありません。

ところが例外的な場所があるのですよ。

それは中古CD屋と古本屋。

なぜか?

お客さんがみなオヤジばっかり!

とりわけジャズの専門店に行ってごらんなさい。
店内を見渡せば、僕より先輩の方がほとんどですよ。
そうするといかに身体能力に問題がない僕でも、
「ああ、齢を取ったんだなぁ・・・」となるわけです。

これは神保町を徘徊していても同様で、
まさか趣味で年齢を感じるようになるとは思いませんでした。
オートバイですら今やオヤジの乗り物ですからね。

そこで再びバックパックを背負って旅路に着いたとき、
僕は自分を何歳と感じるのだろう?

空港で周りを見回したとき、
若手のバックパッカーがいますように。

頼むよ、若者諸君!

えーじ
posted by ととら at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月07日

そういえば、あの夜は

関東地方は4年ぶりの大雪。

雪国の方は、
たった10センチの降雪量で『大雪』とは?
でしょうけど、
不慣れな関東人を慌てふためかせるには十分なんですよ。

営業中は僕も泣かされました。

まず店頭の雪かきをしなけりゃなりませんが、
雪国の家に常備されている除雪用スコップなどのツールがない。
そこで最初はチリトリなんかを代用して、
えいえいやってたのです。(いと悲し・・・)

さらにあの姿勢はヤバかった。
腰部椎間板ヘルニアにはきわめてデンジャラスなのです。
結果的に、
「あんたは余計なトラブルを起こすから中にいて!」
と戦力外通知を受け、ベンチで旗を振る役に。

そういえばその椎間板ヘルニア、
最初の発作は昨日のような大雪が降った翌日の深夜でした。
つまり今日のような日。
あれはタイミング的にも最悪だったのです。

と申しますのも、
今朝のニュースをご覧のとおり、降雪中から救急車は出ずっぱりで、
翌日の整形外科はほぼ医療崩壊状態。
僕はなんとか救急車の中まで運ばれたものの、
搬送先の病院を探すこと30分。
それでも見つからず、東京ルールの適用となったのでした。

今夜も凍った道路で転倒する方が少なからず出るでしょう。
整形外科病院はひっきりなしに救急車が出入りし、
ERの通路ではストレッチャーが渋滞。
さながら野戦病院のような状態になっていると思います。

そんなわけで、今日の一歩は慎重に。
公助は期待できませんからね。

えーじ
posted by ととら at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月04日

Natural born liberalist

元旦にマックでハンバーガーを頬張りつつ、
考えていたんですけどね。

人生における安定と変化。
そのどちらに軸足を置くかは人それぞれですよね?

そしてどんな形であれパートナーとは、
このいずれかが一致しているもの。
(していないとビッグプロブレム!)

わが家の場合、今さら説明するまでもなく、
選んだというより、持って生まれたのが後者の方。
でなければ二人して50歳を越えてなお、
こんな脈略のない年末年始を過ごしたりしていません。

この極端な性格。
百歩譲って40歳代で独立というのはあると思います。
しかし、せっかくその仕事が安定した12年後に、
収入を失うかもしれない(というかもう失っている)、
大きなリセットなどまずしないでしょう。

これはもう命綱なしのフリークライミングそのもの。

しかし、
個人的な『例年どおり』とか『恒例の』という、
パターン化した仕事(生活)に馴染めない僕らは、
結局『落ち着く = 旅立つ』という原点に戻ってしまうんですよね。

確かに、これを苦楽の秤にかければ、
結果はいわずもがな、しんどいに決まってる。
実際、酷寒の大晦日の晩に。
鼻水垂らしながらマーケットリサーチしてたりすると、
「僕らはいつまでこんなことをやってるんだろ?」
と素朴に思います。

それでも人間は、社会的な理想のひな型に押し込むのではなく、
その人の自然なスタイルで生きる方が、
究極的には楽なのではないか?

そう思いません?

そんなわけで、
今年は仕事だけではなく、
生き方も含めて原点回帰で行きましょう。

まずは移転計画TReP(トレップ)を進めねば。
今日も地道にこまごまとした雑務をやっております。

えーじ
posted by ととら at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月01日

2022年 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

と、平伏しつつ、
因習にこだわらない僕らの2021年最後の食事は、年越しそばならぬ、
日高屋のチゲ味噌ラーメン定食(ともこ)と中華そば定食(えーじ)。

さらに2022年最初の食事は、おせち料理とお雑煮ならぬ、
マックのコク旨アンガスビーフボロネーゼグラコロセット(ともこ)と、
炙り醤油風ダブル肉厚ビーフセット(えーじ)。

え? いったい何をやっているんだ?

仕事です。

いや、この食事は直接関係ありません。
柴又のマーケットリサーチに行っていたんですよ。
住宅地型商店街の野方と違って、
柴又は帝釈天を中心とした半観光地でしょ?
そこで大晦日と元旦の人出と飲食店の集客状況を調べていたのです。

うひ〜、それにしても寒かった!
今日はまだしも昨夜なんて体の芯から震えあがりましたよ。
道行くリサーチ中が寒いのは当然ですが、
移動中の電車の車内も換気が良くて殆ど外と変わらず。
おまけに乗り継ぎが悪く、ホームで待つこと各10分以上。

リサーチが終わった22時半ごろ、
金町で日高屋さんに転がり込んだときにはもう、
手足は悴み、鼻水だらだらの悲惨な僕らでありました。

それでも身を挺して調べた甲斐はあったのですよ。
やっぱり野方と柴又はだいぶ違いますね。
これらのデータをもとに営業スケジュールを練りたいと思います。
次は毎月10日にある縁日の様子もリサーチする予定。

こんな調子で年末年始を問わず、
柴又での開業に向けて、日々精進しております。

お待ちかねの方もいらっしゃいますし、
1日も早く、ととら亭を復活させねば!

えーじ

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あけましておめでとうございます。
ともこです。

昨年はととら亭にとって、大きな変化のある年になりました。
規制が多い中での営業は、忍耐を必要とするものでした。
最後の2カ月間は、
久しぶりに充実した日々を送ることが出来て良かったです。

ととら亭のことを大切に想ってくれるお客さまが、
こんなにいっぱいいてくれることを幸せに思います。
パートナーを信じて、自分を信じて、
全力で進んできたけど、
間違ってなかった! と思いました。

今年は今まで以上にハードな日々になるかもしれないけど、
楽しんでいこうと思います。
夢を持って、その夢の実現のために生きている今がとても幸せです。

皆さまにとって、今年が笑顔いっぱいの一年になりますように。
posted by ととら at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記