現代の混乱した社会で暮らしていれば、
日々いろいろなことが起こって当たり前。
そしてその内容は、いいことだけではなく、
とうぜん悪いこともある。
ってなことぐらい、凡人の僕だって分かってます。
ところが、なぜだ?
と思わず天を仰ぎたくなるときもありますよね?
たとえばビッグな悪いことが連続したりすると。
これ、まさしく先日の僕がそうでした。
明日は現場で重要な墨出し
(機材設置に伴う配管の指定作業)というときに、
夜になって横浜の実家で不測の事態が発生したのです。
しかし現場での仕事は、僕が行かないとできません。
ん〜・・・困ったね。
そこで、
「仕方ない。明日はともこに実家へ行ってもらって、
連絡を取り合いながらパラレルで動こう」
そして翌日。
移動しながら入ってくる情報は良くないものばかり。
はぁ〜・・・やれやれ・・・
気分はだんだんブルーになってきましたが、
現場では頭を切り替えて集中しなければなりません。
さいわい工事業者さん同士の連携はスムーズに取れ、
墨出しも完了。
そこで施工状況の確認を始めたのですが、作業が進むにつれ、
僕は憂鬱を通り越して気が遠くなってきたのです。
なぜかといいますと、
発注したことがやってない!
だけではなく、やっていても間違ってる!!
しかもそんな箇所が合計10カ所もあるじゃないか!!!
引き渡しまで、あと3週間しかありません。
アパートの退去通知はとうに出しており、
その後の引っ越しや家具の納品もブッキング済み。
め、めまいがしてきた・・・
落ち着けえーじ。
ここで怒鳴りたいお前の気持ちはよく分かる。
しかし怒りを爆発させてこのドツボから抜け出せるのか?
僕は深呼吸しながら状況を整理し、
いま打つべきベストの善後策を模索し始めました。
明日は別のもめ事に関する打ち合わせがある。
(そう、残念ながら、これまた氷山の一角でしかないのですよ)
そこでこの問題も議題に乗せ、まとめて対応した方が早い。
それには正確に状況を伝えることが大切だ。
僕は作業の幾つかで中止指示を出し、メールを打つため急いで自宅へ。
と、現場から表へ出たところで携帯電話が鳴り始めました。
相手は住宅ローンを申し込んである銀行さん。
出てみれば、いつもは温和な担当者が憤慨した口調で、
住宅メーカーとの別のもめ事について、
仲裁を求め始めたじゃないですか。
の・・・呪われたか?
そしてアパートへ戻ってともこと合流した後も、
彼女の報告は芳しくないものばかり。
What a day...
とまれ、あと2時間で今日も終わりだ。
これ以上は悪くならないだろう。
僕は関係者に状況を知らせるメールを打った後、
早々に布団へもぐりこみました。
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一夜明けて外は快晴。
昨日のうちにやるべきことはやった。
今日はそのシナリオに沿って、
これまたやるべきことをやるだけだ。
実家の方は引き続きともこに出動してもらい、
僕はあらためて現場へ。
到着の直前に入ったともこからの連絡によると、
実家で起こった問題の詳細が明らかになり、
取り急ぎ、リカバリーへ向けたレールが引かれつつあるようです。
OK、いい知らせだぞ。
次はこっちの番だな。
現場には僕が一番乗り。
誰もいない、がらんどうの寅ちゃんで待っていると、
最初にやってきたのは、
異動でこの件から外れていたトラブルシューターのエースです。
担当外とはいえ、一縷の望みをかけ、
昨夜のメールで彼をccに入れていたのでした。
彼の顔を見た瞬間、
よし、これで一挙に巻き返せるぞ!
そして程なく参加者全員が集まったところで、
「僕はここで犯人探しをするつもりはありません。
この状況をあるべき姿に戻すため、
みなさんの力を貸してください」
こうして1時間後には僕が担当する方も、
昨日の問題を修正するレールが引かれたのでした。
昨日はBad day 今日はGood day。
明日はまたBad dayかもしれませんが、
前向きにやるべきことをやれば、
明後日はまたGood dayになる。
そう信じて行きましょうか。
えーじ