2022年08月11日

柴又の音

柴又は静かな町です。

主な道路は南北に走る柴又街道ですが、
片側一車線で交通量も少なく、
野方でいうところの環七や新青梅街道のような、
主要道路はありません。

また柴又駅は道路から奥まっているので、
隣の新柴又駅や金町駅のような駅前ロータリーもない。

実際、こうして窓を開けた3階でこれを書いていて、
自動車の音は聞こえないのですよ。

そして驚きはととら亭。
駅のホーム隣接にもかかわらず、
これまた鉄道の音は聞こえてもかすかなもの。

まぁ、それもそのはず、
京成電鉄金町線は高砂、柴又、金町の3駅しかなく、
当然、快速や特急列車は走っていません。
車両も4両編成でスピードは自転車級ですから、
ホーム中ほどともなると、
振動も走行音も微々たるものなのです。

それでも最初は「毎日始発電車で起こされたらイヤだな」と思い、
寝室周りは遮音シートを貼り、窓は2重窓にしたのですが、
住んでみたら日中ですらし〜んとしてしまいました。
この静けさは駅のホームから、
6メートル程度しか離れていないベッドで寝ているとは思えません。

そんなわけで、
営業中もお客さまがホームからの音に気付かれることはないですね。

僕としては、時おり聞こえてくる微かな電車や踏切の音は、
一種の心地よいBGMのように感じています。

これもまた柴又で得た贅沢のひとつです。

えーじ
posted by ととら at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記