思ったとおり・・・と申しますか、
先日の予想どおり、
新しいととら亭のお客さまは好奇心旺盛な方が多いですね。
それもご来店されるのは旅行や外国、
そして食べたことのない料理に興味のある方がほとんど。
まぁ、そうでもなければ、
この入りにくい店の暖簾をくぐるはずもありませんからね。
また、写真のない黒板メニューを恐れもせず、
僕の口車に乗って注文される方が多いのも、
チャレンジャーとしての優れた素質がうかがえます。
なかでも印象に残ったのは、とある中学生の女の子。
見たことも聞いたこともないメニューを前に、
さぞかし戸惑っているんじゃないかな?
と思いきや、まるで図鑑でも見るように目を輝かせていました。
そして料理そのものを目の当たりにしたときの表情は、
まさしく未知の文化とのファーストコンタクト。
いいですね。
こりゃ、旅人の素質十分だ。
そしてかく言う僕も、
逆の立場で初めてのお客さまとの出会いを楽しんでいます。
どこから来た人なのだろう?
どうやってととら亭を知り、なぜ来たんだろう?
ここの印象を聞くのも興味深いものがありますね。
作った本人は主観の塊ですから、
客観的なご意見を聞いていると、反対に新鮮な驚きがあるのですよ。
料理との出会い、人との出会い。
「旅の食堂」とは何かのたとえではなく、
まさしくホントの意味で、「旅の」食堂になったのかもしれません。
えーじ