2022年08月28日

旅の食堂の小さな旅

思ったとおり・・・と申しますか、
先日の予想どおり、
新しいととら亭のお客さまは好奇心旺盛な方が多いですね。
それもご来店されるのは旅行や外国、
そして食べたことのない料理に興味のある方がほとんど。

まぁ、そうでもなければ、
この入りにくい店の暖簾をくぐるはずもありませんからね。

また、写真のない黒板メニューを恐れもせず、
僕の口車に乗って注文される方が多いのも、
チャレンジャーとしての優れた素質がうかがえます。

なかでも印象に残ったのは、とある中学生の女の子。

見たことも聞いたこともないメニューを前に、
さぞかし戸惑っているんじゃないかな?
と思いきや、まるで図鑑でも見るように目を輝かせていました。

そして料理そのものを目の当たりにしたときの表情は、
まさしく未知の文化とのファーストコンタクト。

いいですね。
こりゃ、旅人の素質十分だ。

そしてかく言う僕も、
逆の立場で初めてのお客さまとの出会いを楽しんでいます。

どこから来た人なのだろう?
どうやってととら亭を知り、なぜ来たんだろう?

ここの印象を聞くのも興味深いものがありますね。
作った本人は主観の塊ですから、
客観的なご意見を聞いていると、反対に新鮮な驚きがあるのですよ。

料理との出会い、人との出会い。

「旅の食堂」とは何かのたとえではなく、
まさしくホントの意味で、「旅の」食堂になったのかもしれません。

えーじ
posted by ととら at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記