2022年09月28日

野方のOB

昨夜は先日ご紹介した芝居を観に、
4カ月ぶりの野方へ。

なんか母校を訪れたOBのような気分でした。

僕が細部までデザインし、
11年余に渡って旅を続けたお店は、いま焼き鳥屋さんに。

それはまるで自分の教室の自分の席に、
知らない人が座っているのを見るような、
不思議な感覚でしたね。

開演まで少し間があったので、
10年間住んだアパートに行ってみたら、
ここはまだ誰も入居していませんでした。

いずれも自分の過去であるにもかかわらず、
僕はもう、そこへ入る鍵を持っていないのです。

時は流れ続ける。
それも前に向かって。

奇しくも芝居は不思議の国のアリスを底本にしたもの。

若手の熱演を観ていて、
僕もまた、
時の迷路にさ迷い込んだような気がしてきたではないですか。

ここには別の僕がいて、別のととら亭があって、
そしてまったく別の過去があったような・・・

いや、そもそも本物も偽物もない、
可能性の重なり合いをどこから眺めるのか?
人生というのは、ただそれだけの違いのような・・・

客電が灯り、夜の街に出てもなお、
現実感が心もとなかったのは、
舞台の上に、ハイティーンの、
楽器をプレイする自分を見ていたからかもしれません。

ああ、彼は現実に存在し、
そしてまだ、あの頃のまま生きている。
僕の中で。

なるほどね。
それではもう一度、青臭いプレイを始めましょうか。

えーじ
posted by ととら at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記