2022年10月25日

書の香り

前から疑問に思っているのですけど、
本とネットの読み物の違いって何でしょうね?
言い換えると図書館とネットカフェの違いとは?

僕は「これだ!」と断言できないのですが、
感覚的には明らかな違いを感じている。

端的に言ってしまいますと、
図書館や書店の書架を前にしたときのワクワク感が、
スクリーン上のブックリストを前にしたときには感じられないのですよ。

どうしてだろ?
両方とも同じ文字と画像の情報なのにね。

そういう意味では、
読んでいる時の感じも違うんですよ。

紙の本のページを繰っているのと、
タブレットやスマホの画面をスクロールしているときでは、
同じ読書をするにしても別物のような気がします。

電気仕掛けは、どうも意識が散漫になるというか、
なんか集中力に差が出ているような。
読破した満足感も少ないし。
ま、Kindleペーパーホワイトならともかくhtmlのテキストだと、
いろいろ「便利な」仕掛けやら広告やらが賑やかで、
さながら駅で立ち読みしているようなものですからね。

そうか、それとディスプレイには匂いがないんだ。
ほら、図書館や古本屋に入った時に感じる、
あのインクの香りというか、かび臭ささというか・・・

たとえばこれ。

oldmagazine.jpg

この前ゲットした晶文社の「季刊同時代演劇」創刊号と第二号。
最初の発行日は1970年2月10日です。
開封して目次を開いたときの微かな匂いに惹かれて、
思わず鼻を近付けてしまいました。
なんか、半世紀にわたって封印されていた空気が、
ふっと解き放たれたような・・・

僕はけして古書フェチではありませんが、
こうしたレアものを手にすると、
読む前にあれこれ弄り回してしまいます。

夜が長くなりました。

たまには電気ガジェットのスイッチを切って、
紙の本と向き合うのも乙なものです。

えーじ
posted by ととら at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記