どんな形であれ結果を受け入れる最高の条件とは、
最後まで走り切ることではないか?
この激動の1年だけではなく、
自分の過去を振り返って、僕はそう信じています。
星の数ほど失敗をしでかし、
学生時代、会社員の頃を通して、
100点満点など取ったためしはありませんが、
僕が後悔と無縁なのは、
この生き方のお蔭なのかもしれません。
やるだけやったんだ。
上出来じゃないか。
ノーサイドのホイッスルを聞きながら、
何度そう思ったことでしょう。
2022年は飛び抜けて困難の多い年でしたが、
トライはされまくっても、
こっちだって無得点だったわけじゃない。
今日はその最後の日。
僕の心は晴れやかです。
ゆっくり休んで、また立ち上がろう。
新しい旅に向かって。
えーじ
2022年12月31日
2022年12月30日
仕事納め2022
今日でととら亭も仕事納め。
去年は11月末で「閉店」でしたから、
2年ぶりですね。
長い旅路のひと区切りというこの感覚は、
野方から柴又へ場所が移っても変わりません。
とりわけこの1年間は、
僕の人生でも未経験だったことの連続でしたからね。
振り返ると、よくまぁ、ここまで来れたものだ、
としみじみ思います。
地図のない旅は迷いの連続。
今の判断が正しかったのか、それとも間違っていたのか、
リアルタイムで確認することはできません。
ただ信じて、歩くしかないのです。
でも、ある程度進んだところで、
ああ、この道でよかったんだ、
そう胸をなでおろすときもあります。
今年最後のディナーは、
カウンター席が野方のお客さまで、
テーブル席が柴又のお客さまのご予約で満席となりました。
僕らはどうやら道を踏み外してはいなかったようです。
時計は17時40分。
さて、そろそろ暖簾を出しましょうか。
えーじ
去年は11月末で「閉店」でしたから、
2年ぶりですね。
長い旅路のひと区切りというこの感覚は、
野方から柴又へ場所が移っても変わりません。
とりわけこの1年間は、
僕の人生でも未経験だったことの連続でしたからね。
振り返ると、よくまぁ、ここまで来れたものだ、
としみじみ思います。
地図のない旅は迷いの連続。
今の判断が正しかったのか、それとも間違っていたのか、
リアルタイムで確認することはできません。
ただ信じて、歩くしかないのです。
でも、ある程度進んだところで、
ああ、この道でよかったんだ、
そう胸をなでおろすときもあります。
今年最後のディナーは、
カウンター席が野方のお客さまで、
テーブル席が柴又のお客さまのご予約で満席となりました。
僕らはどうやら道を踏み外してはいなかったようです。
時計は17時40分。
さて、そろそろ暖簾を出しましょうか。
えーじ
2022年12月27日
年末に向かって
今年も残すところ、あと5日。
ととら亭の仕事納めは30日(金)です。
それじゃ大晦日は初めての大掃除で汗を流そう!
というわけにはいきません。
なぜなら仕事始めが元旦ですし、
その後は6日に旅のメニュー替えが控えており、
定休日はずっと先の1月10日!
体力もつかしらん?
そう心配する間もなく、
いま二人して取り組んでいるのは仕入れと仕込みです。
そう、お店は営業していても、
仕入れ先はみんなお休みでしょう?
そこでえらい数の荷物が届いているのですよ。
ま、これも住居付き店舗だからできること。
ひんやりした2階の廊下には、
段ボールに入った乾物やお酒がずらっと並んでいます。
もちろん冷凍庫や冷蔵庫もぱんぱんに。
それから大切なのが支払い。
お世話になったお店や企業に、すべて送金が終わって、
はぁ〜、今年も終わりだな・・・
というか、乗り切れたな・・・
そんな実感が湧いて来ます。
何せ2022年は独立を超えたTReP、
ととら亭移転プロジェクトがありましたからね。
ほんと、よくここまで来れたと思いますよ。
まさに Mission Impossible な1年でございました。
さて、そんな記念すべき年のフィナーレです。
最後まで僕らしいプレイを心掛けたいと思います。
えーじ
ととら亭の仕事納めは30日(金)です。
それじゃ大晦日は初めての大掃除で汗を流そう!
というわけにはいきません。
なぜなら仕事始めが元旦ですし、
その後は6日に旅のメニュー替えが控えており、
定休日はずっと先の1月10日!
体力もつかしらん?
そう心配する間もなく、
いま二人して取り組んでいるのは仕入れと仕込みです。
そう、お店は営業していても、
仕入れ先はみんなお休みでしょう?
そこでえらい数の荷物が届いているのですよ。
ま、これも住居付き店舗だからできること。
ひんやりした2階の廊下には、
段ボールに入った乾物やお酒がずらっと並んでいます。
もちろん冷凍庫や冷蔵庫もぱんぱんに。
それから大切なのが支払い。
お世話になったお店や企業に、すべて送金が終わって、
はぁ〜、今年も終わりだな・・・
というか、乗り切れたな・・・
そんな実感が湧いて来ます。
何せ2022年は独立を超えたTReP、
ととら亭移転プロジェクトがありましたからね。
ほんと、よくここまで来れたと思いますよ。
まさに Mission Impossible な1年でございました。
さて、そんな記念すべき年のフィナーレです。
最後まで僕らしいプレイを心掛けたいと思います。
えーじ
2022年12月24日
柴又での贅沢
贅沢といっても人それぞれですが、
柴又に移り住んで以来、僕が楽しんでいるのはジョギング。
いや、ジョギング自体は野方時代もやっていましたけど、
走る場所がまったく違うのですよ。
今日はそのショートコースをちょろっとご覧に入れましょうか。
ととら亭を出て閑静な住宅街を750メートルほど走ると、

まもなく江戸川の土手に出ます。
そしてこの階段を駆け上がれば、

どうです、この空間!
野方時代によく走った、
明正寺川沿いから平和の森公園までのルートもお気に入りでしたが、
ここまで空が大きく開けた場所はありませんでした。

そして違うのは広さだけではなく空気。
広大な河川敷だけではなく、川向うに農地が広がっているせいか、
空気がぜんぜん違うんですよ。
秋には草刈の香りもあって、
胸いっぱいにその匂いを吸い込みながら走っていると、
日常のちまちましたことなんか、どうでもよくなってきます。
それに平日はご覧のとおり、
この素晴らしい環境をひとり占めできるのですからね。
これを贅沢と言わずしてなんと言いましょうか?

ショートコースの折り返しは、
寅さん記念館に隣接する柴又公園の駐輪場。
ここでストレッチをやって、ととら亭に戻ります。
僕が走る時間は夕焼けがきれいですよ。
街灯が灯った商店街を過ぎるころには、
なんだか心がとても豊かになったような気がします。
こういう贅沢もいいもんだ。
実に安上がりな男なのでございます。
えーじ
柴又に移り住んで以来、僕が楽しんでいるのはジョギング。
いや、ジョギング自体は野方時代もやっていましたけど、
走る場所がまったく違うのですよ。
今日はそのショートコースをちょろっとご覧に入れましょうか。
ととら亭を出て閑静な住宅街を750メートルほど走ると、

まもなく江戸川の土手に出ます。
そしてこの階段を駆け上がれば、

どうです、この空間!
野方時代によく走った、
明正寺川沿いから平和の森公園までのルートもお気に入りでしたが、
ここまで空が大きく開けた場所はありませんでした。

そして違うのは広さだけではなく空気。
広大な河川敷だけではなく、川向うに農地が広がっているせいか、
空気がぜんぜん違うんですよ。
秋には草刈の香りもあって、
胸いっぱいにその匂いを吸い込みながら走っていると、
日常のちまちましたことなんか、どうでもよくなってきます。
それに平日はご覧のとおり、
この素晴らしい環境をひとり占めできるのですからね。
これを贅沢と言わずしてなんと言いましょうか?

ショートコースの折り返しは、
寅さん記念館に隣接する柴又公園の駐輪場。
ここでストレッチをやって、ととら亭に戻ります。
僕が走る時間は夕焼けがきれいですよ。
街灯が灯った商店街を過ぎるころには、
なんだか心がとても豊かになったような気がします。
こういう贅沢もいいもんだ。
実に安上がりな男なのでございます。
えーじ
2022年12月21日
ラストスパート2022
昨日は今年最後の定休日。
今日から30日の仕事納めまで、年末恒例のマラソン営業です。
(23日(金)と27日(火)のランチはお休み)
柴又で初めての年末年始。
23日(金)と24日(土)のディナーはほぼ満席ですが、
後はどうなるか、僕らもまったく分かりません。
毎日どうなるか予測がつかず、
ある意味、日々これ新鮮ですね。
この齢になってまた1年生というのも悪くないかな?
元旦からいきなり営業というのも、
野方時代ですらやったことがありませんし。
思えば僕らの旅は、ずっとこの繰り返しのような気がします。
慣れに甘んずれば楽なのは分かっていますが、
どうも退屈しちゃうのですよ。
同じように、歩けば楽なのに走ってしまう。
そんなわけで、今日からの10日間も、
ととら亭らしく、やるだけやってみたいと思います。
えーじ
P.S.
とはいえ、大晦日に燃え尽きて寝込まないよう気を付けます。
はい。
今日から30日の仕事納めまで、年末恒例のマラソン営業です。
(23日(金)と27日(火)のランチはお休み)
柴又で初めての年末年始。
23日(金)と24日(土)のディナーはほぼ満席ですが、
後はどうなるか、僕らもまったく分かりません。
毎日どうなるか予測がつかず、
ある意味、日々これ新鮮ですね。
この齢になってまた1年生というのも悪くないかな?
元旦からいきなり営業というのも、
野方時代ですらやったことがありませんし。
思えば僕らの旅は、ずっとこの繰り返しのような気がします。
慣れに甘んずれば楽なのは分かっていますが、
どうも退屈しちゃうのですよ。
同じように、歩けば楽なのに走ってしまう。
そんなわけで、今日からの10日間も、
ととら亭らしく、やるだけやってみたいと思います。
えーじ
P.S.
とはいえ、大晦日に燃え尽きて寝込まないよう気を付けます。
はい。
2022年12月19日
虹色のクリスマス
柴又で初めてのクリスマス。
というわけで、野方ではお馴染みでしたが、
ここでもう一度ご説明を。
ととら亭では特別のクリスマスコースはありません。
それどころか、リースやツリーなどのデコレーションもない。
(僕もサンタクロースのコスプレはしていません)
つまり、いつもどおりフツーに営業しています。
なぜか?
ん〜・・・違和感があるんですよ。
このイベント性に。
24日、25日のちょっとお洒落なレストランは、
さながらカップルと家族連れ専用になっちゃうでしょ?
普段はお一人でふらっと来る方も少なくないととら亭まで、
ここぞとばかりに余所行きのセレモニーを始めるのは、
いかがなものかと思いまして。
いや、先に白状しておきますと、若かりし頃は、
僕も気張ってクリスマスディナーに出かけたり、
当時流行っていたペンションを予約して行ったりしていました。
(あ〜、青春だ)
だからそうした過ごし方を批判しているわけではありません。
ただ1軒くらい、
フツーにやっている場所があってもいいのではないか?
一日の過ごし方とは、引き延ばせば一生の生き方とも言えます。
それを家族でなければ、
カップルでなければいけないと決めつけて、
暗黙の社会圧を醸し出すのはどうかと思うんですよ。
一時にせよ、一生にせよ、
ひとりで生きるという選択肢があったっていい。
それはけして後ろめたいものではない。
イエス様だって、
自分の誕生日に仲間外れを作るのは喜ばないでしょう?
だから虹色のMerry(楽しい・ほがらかな) Christmas。
すべての人にとって、この日が楽しい一日でありますように。
えーじ
というわけで、野方ではお馴染みでしたが、
ここでもう一度ご説明を。
ととら亭では特別のクリスマスコースはありません。
それどころか、リースやツリーなどのデコレーションもない。
(僕もサンタクロースのコスプレはしていません)
つまり、いつもどおりフツーに営業しています。
なぜか?
ん〜・・・違和感があるんですよ。
このイベント性に。
24日、25日のちょっとお洒落なレストランは、
さながらカップルと家族連れ専用になっちゃうでしょ?
普段はお一人でふらっと来る方も少なくないととら亭まで、
ここぞとばかりに余所行きのセレモニーを始めるのは、
いかがなものかと思いまして。
いや、先に白状しておきますと、若かりし頃は、
僕も気張ってクリスマスディナーに出かけたり、
当時流行っていたペンションを予約して行ったりしていました。
(あ〜、青春だ)
だからそうした過ごし方を批判しているわけではありません。
ただ1軒くらい、
フツーにやっている場所があってもいいのではないか?
一日の過ごし方とは、引き延ばせば一生の生き方とも言えます。
それを家族でなければ、
カップルでなければいけないと決めつけて、
暗黙の社会圧を醸し出すのはどうかと思うんですよ。
一時にせよ、一生にせよ、
ひとりで生きるという選択肢があったっていい。
それはけして後ろめたいものではない。
イエス様だって、
自分の誕生日に仲間外れを作るのは喜ばないでしょう?
だから虹色のMerry(楽しい・ほがらかな) Christmas。
すべての人にとって、この日が楽しい一日でありますように。
えーじ
2022年12月16日
小さなお菓子と大きな思い
クリスマスケーキにクリスマスコース、
そしておせち料理・・・
この時期になると、
普段にも増して頂くリクエストですが、
2010年にデビューして以来、僕らの回答はずっと、
「すみません、やってないんですよ」
お客さまのご要望に対して「できません」というのは、
まがりなりにもビジネスマンの端くれとして、
センスのない話だと分かっております。
しかしながら、これを実現するということは、
ととら亭が皆さんの知るととら亭ではなくなるという、
意味にもなるからなのですよ。
と申しますのも、
クリスマスケーキを仮に100台作るとしたら、
それをスポンジの段階から保存する、
冷凍冷蔵スペースが必要になります。
また、お渡しする1カ月前から、
デコレーションを始めるわけにはいかないので、
直前に大勢のスタッフも雇わなければなりません。
これはおせち料理も同様で、
50人前を用意するだけでも今の新店舗でさえ、
保存、作業スペースともにまったく足りないのです。
そしてクリスマスコースも、
客席キャパ満席の16人分を提供するとなれば、
同じように盛り付けスペースと、
専門職のマンパワーの不足に直面することとなります。
これらを解決する答えはひとつ。
店舗を拡張し、従業員を雇うこと。
それもまた経営の選択肢のひとつでしょう。
顧客ニーズに合わせた事業規模の拡大は、
ハウトゥー本的なサクセスストーリーの王道です。
でもね、その株式会社ととら亭が運営する柴又店や野方店には、
ホールに僕の姿はありませんし、
料理もともこではなく、
オーサライズされたレシピに沿って、
あなたの知らない「誰か」が作ったものになるのですよ。
そうなったととら亭に、皆さんはまだ来てくれますか?
僕らにしても求めているのは、
事業の拡大による年収の増加と社会的ステータスの向上ではありません。
そこでクリスマスも年末も、
いつも通りにやってます・・・となるわけです。
しかし、そんなフツーの日々でも、
ともこなりの、ととら亭らしい季節ものがあります。
それは手作りのシュトーレン。
例によって数に限りがありますけど、
小さなお菓子に彼女の大きな思いが詰まっています。
これが独立以来かわらない僕らのポリシーなのですよ。

えーじ
そしておせち料理・・・
この時期になると、
普段にも増して頂くリクエストですが、
2010年にデビューして以来、僕らの回答はずっと、
「すみません、やってないんですよ」
お客さまのご要望に対して「できません」というのは、
まがりなりにもビジネスマンの端くれとして、
センスのない話だと分かっております。
しかしながら、これを実現するということは、
ととら亭が皆さんの知るととら亭ではなくなるという、
意味にもなるからなのですよ。
と申しますのも、
クリスマスケーキを仮に100台作るとしたら、
それをスポンジの段階から保存する、
冷凍冷蔵スペースが必要になります。
また、お渡しする1カ月前から、
デコレーションを始めるわけにはいかないので、
直前に大勢のスタッフも雇わなければなりません。
これはおせち料理も同様で、
50人前を用意するだけでも今の新店舗でさえ、
保存、作業スペースともにまったく足りないのです。
そしてクリスマスコースも、
客席キャパ満席の16人分を提供するとなれば、
同じように盛り付けスペースと、
専門職のマンパワーの不足に直面することとなります。
これらを解決する答えはひとつ。
店舗を拡張し、従業員を雇うこと。
それもまた経営の選択肢のひとつでしょう。
顧客ニーズに合わせた事業規模の拡大は、
ハウトゥー本的なサクセスストーリーの王道です。
でもね、その株式会社ととら亭が運営する柴又店や野方店には、
ホールに僕の姿はありませんし、
料理もともこではなく、
オーサライズされたレシピに沿って、
あなたの知らない「誰か」が作ったものになるのですよ。
そうなったととら亭に、皆さんはまだ来てくれますか?
僕らにしても求めているのは、
事業の拡大による年収の増加と社会的ステータスの向上ではありません。
そこでクリスマスも年末も、
いつも通りにやってます・・・となるわけです。
しかし、そんなフツーの日々でも、
ともこなりの、ととら亭らしい季節ものがあります。
それは手作りのシュトーレン。
例によって数に限りがありますけど、
小さなお菓子に彼女の大きな思いが詰まっています。
これが独立以来かわらない僕らのポリシーなのですよ。

えーじ
2022年12月13日
小さな体と大きな勇気
幾多の荒波を乗り越えて、
何とかたどり着いた柴又の師走。
ここまで来れば安心だ。
と思いたいのが人情ですが、
トラブルや困難というのは波のように寄せては返し、
終わることがありません。
それもときには同時にやってきますから、
いい加減、
どうしてオレだけ?
勘弁してくれよ。
そう弱音のひとつも吐きたくなります。
だけど冷静になれば分かるように、
けして「オレだけ」じゃないんですよ。
周りを見渡せば身近なところにも、
より厳しい条件と直面している人がたくさんいる。
僕はそうした友人に囲まれているので、
もらえる勇気が不足したことはありません。
君が小さな体で精いっぱい生きているのに、
僕がへこたれてどうする?
そう思いながら友人の顔を思い浮かべれば、
どんなときでも、また立ち上がれる。
だから僕らは旅を続けて行ける。
大きな勇気をありがとう。
えーじ
何とかたどり着いた柴又の師走。
ここまで来れば安心だ。
と思いたいのが人情ですが、
トラブルや困難というのは波のように寄せては返し、
終わることがありません。
それもときには同時にやってきますから、
いい加減、
どうしてオレだけ?
勘弁してくれよ。
そう弱音のひとつも吐きたくなります。
だけど冷静になれば分かるように、
けして「オレだけ」じゃないんですよ。
周りを見渡せば身近なところにも、
より厳しい条件と直面している人がたくさんいる。
僕はそうした友人に囲まれているので、
もらえる勇気が不足したことはありません。
君が小さな体で精いっぱい生きているのに、
僕がへこたれてどうする?
そう思いながら友人の顔を思い浮かべれば、
どんなときでも、また立ち上がれる。
だから僕らは旅を続けて行ける。
大きな勇気をありがとう。
えーじ
2022年12月10日
ホームがアウェイに
この前の定休日、
今年最後の「仕入れ」で新宿まで遠征してきました。
野方時代は買い物に限らず、
どこへ出かけるにもハブになっていた街。
思えばもうひとつのホームだったのかもしれません。
引っ越してまだ半年あまりしか経っていませんが、
もうどこか懐かしい感じがしますね。
さて、訪れたのはお馴染みのディスクユニオン。
小売り業はネットショップの波に押され気味とはいえ、
やはり実店舗ならではのサプライズは捨てられません。
たぶん両者の最も大きな違いは、全体の俯瞰性だと思うのですよ。
現実の世界は情報を面と奥行きで多元的に捉えますが、
ディスプレイに表示されるのはレイアウトされた点ですからね。
「検索」と「見回す」という行為は、
認知的にも似て異なるもののような気がします。
いわば理性(意識)に対する感性(無意識)みたいなものでしょうか。
考えて点と点を結ぶ行為の結果は推測の確認ですが、
心をニュートラルにした「気付き」は発見ですからね。
と、妙な理屈をこねましたけど、僕にはネットショッピングより、
実店舗をぶらぶらする方が断然たのしい!!
と言いたかっただけです。
しかしながら時間のないなか、
ぽちっとオーダーすれば翌日届けてもらえる利便性は、
ありがたいと思っていますが。
で、仕入れの首尾は上々でした。
さすがに相場は上がっていましたが、
中古市場で品薄気味の "Under stars" Lonely Robot から、
Billy Sherwood がプロデュースした
"A tribute to Keith Emerson & Greg Lake" や、
Shai Maestro Trio の "The road to Itahaca" など、
長らく目を付けていた作品をゲット。
そして帰りはビックカメラから地下に降りて、
丸ノ内線の上に続く地下道へ。
ここで左に曲がってサブナードを抜ければ西武新宿駅・・・
なんですけど、曲がったのは逆の右側。
目指したのは都営新宿線の新宿三丁目駅です。
もう野方はアウェイなんですよね。
ん〜・・・ちょっと複雑な気分。
ここから新しいホームへの帰宅ルートは、
馬喰横山で都営浅草線に乗り換えて京成高砂まで。
最後はお馴染み京成金町線です。
となると、帰りがけに戦利品をチェックする喫茶店も、
新しく探さなくちゃな。
かつてのホームがアウェイになり、
その逆もまた然り。
まさにこれ、流れ者の人生でございます。
えーじ
今年最後の「仕入れ」で新宿まで遠征してきました。
野方時代は買い物に限らず、
どこへ出かけるにもハブになっていた街。
思えばもうひとつのホームだったのかもしれません。
引っ越してまだ半年あまりしか経っていませんが、
もうどこか懐かしい感じがしますね。
さて、訪れたのはお馴染みのディスクユニオン。
小売り業はネットショップの波に押され気味とはいえ、
やはり実店舗ならではのサプライズは捨てられません。
たぶん両者の最も大きな違いは、全体の俯瞰性だと思うのですよ。
現実の世界は情報を面と奥行きで多元的に捉えますが、
ディスプレイに表示されるのはレイアウトされた点ですからね。
「検索」と「見回す」という行為は、
認知的にも似て異なるもののような気がします。
いわば理性(意識)に対する感性(無意識)みたいなものでしょうか。
考えて点と点を結ぶ行為の結果は推測の確認ですが、
心をニュートラルにした「気付き」は発見ですからね。
と、妙な理屈をこねましたけど、僕にはネットショッピングより、
実店舗をぶらぶらする方が断然たのしい!!
と言いたかっただけです。
しかしながら時間のないなか、
ぽちっとオーダーすれば翌日届けてもらえる利便性は、
ありがたいと思っていますが。
で、仕入れの首尾は上々でした。
さすがに相場は上がっていましたが、
中古市場で品薄気味の "Under stars" Lonely Robot から、
Billy Sherwood がプロデュースした
"A tribute to Keith Emerson & Greg Lake" や、
Shai Maestro Trio の "The road to Itahaca" など、
長らく目を付けていた作品をゲット。
そして帰りはビックカメラから地下に降りて、
丸ノ内線の上に続く地下道へ。
ここで左に曲がってサブナードを抜ければ西武新宿駅・・・
なんですけど、曲がったのは逆の右側。
目指したのは都営新宿線の新宿三丁目駅です。
もう野方はアウェイなんですよね。
ん〜・・・ちょっと複雑な気分。
ここから新しいホームへの帰宅ルートは、
馬喰横山で都営浅草線に乗り換えて京成高砂まで。
最後はお馴染み京成金町線です。
となると、帰りがけに戦利品をチェックする喫茶店も、
新しく探さなくちゃな。
かつてのホームがアウェイになり、
その逆もまた然り。
まさにこれ、流れ者の人生でございます。
えーじ
2022年12月07日
「お客さまの声」よりも
昨今、そこかしこで見られる「お客さまの声」の収集。
買い物をしたときだけではなく、役所に出向いた時ですら、
「ご意見をお聞かせください」との表示が目に留まりますよね?
僕はそれに気付くたび、周囲を見回して思うのです。
ここで働いている人たちは、どう感じているのかな?
と。
つまり飲食店でいえば、
スタッフは自分たちの店で提供している料理を、
おいしいと思っているのか?
病院でいえば、
職員たちは自分が病気になったとき、
自分が勤める病院で診てもらいたいと思っているのか?
役所でいえば、担当者が一市民として窓口を訪れたとき、
この内容なら満足だ、と納得しているのか?
そして何より「お客さまの声」を聞こうとしている人たち自身が、
やりがいを持って働いているのか?
この答えがイエスであったら、
次に聞くべきなのが「お客さまの声」なんじゃないのかな?
そうでなければ、
こんなのカネを払ってよく食べに来るなぁ・・・
自分がここの診察台に乗るなんて冗談じゃない・・・
受付てるこっちでさえ面倒な手続きなんだから、
市民に分かるわけはないだろう・・・
と思いつつお客さまを迎えることになってしまいますし、
そんなメンタルで仕事にやりがいを感じろといっても、
無理な相談でしょ?
いや、僕が突然こんなことを言いだしたのも、
ここ最近、クリティカルな事案で、
申し入れをしなければならなくなったことが何度かあり、
その度に最後に言ったのが、
「あなたが僕の立場だったら、どう思います?」
だったからなのですよ。
そして相手の反応で共通していたのは、
この質問には沈黙を持って応えるしかなかったこと。
もし、自分たちの仕事を改善したいと本気で思っているなら、
「お客さまの声」なんてまどろっこしいことをやるより、
自分がまず「お客さま」になる方が、
手っ取り早いんじゃないかな?
そう思いません?
えーじ
買い物をしたときだけではなく、役所に出向いた時ですら、
「ご意見をお聞かせください」との表示が目に留まりますよね?
僕はそれに気付くたび、周囲を見回して思うのです。
ここで働いている人たちは、どう感じているのかな?
と。
つまり飲食店でいえば、
スタッフは自分たちの店で提供している料理を、
おいしいと思っているのか?
病院でいえば、
職員たちは自分が病気になったとき、
自分が勤める病院で診てもらいたいと思っているのか?
役所でいえば、担当者が一市民として窓口を訪れたとき、
この内容なら満足だ、と納得しているのか?
そして何より「お客さまの声」を聞こうとしている人たち自身が、
やりがいを持って働いているのか?
この答えがイエスであったら、
次に聞くべきなのが「お客さまの声」なんじゃないのかな?
そうでなければ、
こんなのカネを払ってよく食べに来るなぁ・・・
自分がここの診察台に乗るなんて冗談じゃない・・・
受付てるこっちでさえ面倒な手続きなんだから、
市民に分かるわけはないだろう・・・
と思いつつお客さまを迎えることになってしまいますし、
そんなメンタルで仕事にやりがいを感じろといっても、
無理な相談でしょ?
いや、僕が突然こんなことを言いだしたのも、
ここ最近、クリティカルな事案で、
申し入れをしなければならなくなったことが何度かあり、
その度に最後に言ったのが、
「あなたが僕の立場だったら、どう思います?」
だったからなのですよ。
そして相手の反応で共通していたのは、
この質問には沈黙を持って応えるしかなかったこと。
もし、自分たちの仕事を改善したいと本気で思っているなら、
「お客さまの声」なんてまどろっこしいことをやるより、
自分がまず「お客さま」になる方が、
手っ取り早いんじゃないかな?
そう思いません?
えーじ
2022年12月04日
新しい冬の入り口で
2022年12月02日
It's a wonderful world.
野方のととら亭を閉めて1年が経ちました。
移転を告知してからの2カ月間は、
沢山のお客さまにご来店いただき、
まさしくグランドフィナーレという感じでした。
そこでお客さまだけではなく、
フェローやパートナーの方々から頂いた言葉は、
12年間の評価であり、
また、更なる困難な試みとなったTRePの大きな励みとなっています。
本当にありがとうございました。
いま、柴又の新しいととら亭から振り返ると、
あの冒険の日々があったからこそ、この新しい旅がある。
そう思えてなりません。
多くの出会い。
笑いと涙。
そして広大な世界への旅。
It's a wonderful world.
えーじ
移転を告知してからの2カ月間は、
沢山のお客さまにご来店いただき、
まさしくグランドフィナーレという感じでした。
そこでお客さまだけではなく、
フェローやパートナーの方々から頂いた言葉は、
12年間の評価であり、
また、更なる困難な試みとなったTRePの大きな励みとなっています。
本当にありがとうございました。
いま、柴又の新しいととら亭から振り返ると、
あの冒険の日々があったからこそ、この新しい旅がある。
そう思えてなりません。
多くの出会い。
笑いと涙。
そして広大な世界への旅。
It's a wonderful world.
えーじ