2014年09月25日

9246平方ミリメートルの困惑

ととら亭のテーブルの広さは750mm×600mm。

以前、このサイズが、
「売ってたから買って来ました」のではなく、
熟慮に熟慮を重ねて決定したものであることを、
お話したことがありましたね。

そう、テーブルサイズと椅子の数は、
飲食業というビジネスを行う上で、料理と同等か、
場合によっては、料理以上に重要なファクターなのです。

特に、世界でもトップクラスの家賃を背負わねばならない、
東京のような街でお店を経営するには。

テーブルの広さはお客さまの居心地に大きく影響します。
なるべく広い方がゆったりできるのは当然ですが、
かと言って、狭い店舗面積と、
ビジネスを成立させるための収容客数を考えれば、
1人当たりにファミレス4人掛けのようなテーブルは用意できません。

そこで大まかなサイズを決め、
次にテーブルの上に乗せるものの配置と使い勝手を検討します。

最低限、2人用の料理と、
タンブラー、カトラリー、ペーパーナプキンスタンド、おしぼり。
料理はメイン皿の他に、パンやライス皿も考慮し、
飲み物はタンブラーの他にビール、ワイングラスや、
場合によってはワインクーラーを置くことも視野に入れなければなりません。

これだけ並べると、結構、場所を取るのですよ。
しかし、先の事情から、
じゃ、「横1000mm、縦800mmで行きましょう」とはなりません。

そう、ぎりぎりのバランスで選んだのが、
横600mm、縦750mmのテーブルサイズなのです。

ところがっ!

周到に準備した計画でもモレがあるのは、
プロジェクトマネジメントのお約束。

「お待たせいたしました。」

僕が両手に料理や飲み物を持って行くと、
その置き場所がありません。

テーブル上には僕が想定した、
カトラリー、ナプキンスタンド、タンブラー、おしぼりの他に、
縦138mm、横67mm(※)の物体がふたつ、
ランダムな位置に置かれているじゃないですか。

それは生命維持装置。
英訳するとスマートフォンといいます。

これは想定していませんでした。

いや、もちろん存在は知っていましたよ。
しかし、なぜそれが、レストランのテーブル上にあるのかは、
僕の想像力の外。
必要性の観点からして、どう見てもこうしたお客さまが、
緊急連絡を待つドクターや、張り込み中の刑事さんとは思えないし。

う〜ん、分からん。

二人席というからには、
目の前に、時間と飲食を共にする相手がいるというのに。

考えさせられます。

えーじ

※一例として、飛ぶように売れているiPhone6のサイズを引用しました。
 縦158mm、横78mmなんてビッグな機種もあるんですね。
 やれやれ・・・
posted by ととら at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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