2015年11月04日

秋の夜長に

昨日の定休日、9月に続いて、また下北沢に行ってきました。
下北沢と言えば演劇の街。

そう、実は今日から上演される、
山の羊舎第4回公演「うしろの正面だあれ」の、
ゲネプロ(本番前の通し稽古)を観る機会に恵まれたのですよ。

芝居の仕上がりは素晴らしかったですね。

別役実氏の筆による独特な不条理劇。
それを緩急取り混ぜた軽妙なテンポで描き出す山下悟氏の演出。
山口眞司氏をはじめとする「濃い」役者陣の演技も相まって、
舞台に引き込まれ続けた2時間でした。

ありがちな起承転結に収まり切れない不条理の世界。

言葉とは意味そのものですが、
不可解なことに、
言葉を使って、含まれた意味を自壊させることもできます。

別役氏が操る科白の流れは、
さながらエッシャーのトロンプルイユのように、
じわじわと、見慣れた日常を非日常にすり替えて行くのですよ。
その不気味な面白さに僕は惹かれましたね。

あ? ああ、終わったのか?
いや、まだ続いているのか?
ん? そもそも始まっていたのか?

如何です?
そんな風に秋の夜を楽しむのは・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

客電が灯り、小屋の外に出た時、
程なくあなたは気付くでしょう。

ついさっきまで舞台の上で演じられていた不条理とは、
ほんの少しだけデフォルメした、
あなたの日常でもあることを。

えーじ

山の羊舎第4回公演
うしろの正面だあれ

http://www.yamanohitsujisya.com/
http://ameblo.jp/yamanohitsujisya/

Special thanks to Nao and Satoru Yamashita.
posted by ととら at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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