2015年12月03日

第3回研修旅行 最終回

昨夜は予定通り、21時頃、野方に帰って来ました。
追い風の影響もあって、復路はフライトタイムが5時間少々。
食事が終わって映画を観ていたら、程なく小雨の降る羽田に着陸です。
タイも近くなったものですね。

タイは回数でいうと僕が一番訪れた国なのですけど、
今回は行ったことのない北部が中心だったので、
とても新鮮な印象でした。

日本に例えるなら、
関東しか訪れたことのない外国人が、
初めて大阪や京都に行ったような感じでしょうか。

今の仕事ですと、どうしても首都が中心になってしまいますが、
趣味としては所謂「何もない」地方都市で、
のんびりする方が好みなのですよ。
観光地は良くも悪くもやっぱり観光地ですからね。
色々な意味で不便が先立つ田舎町ですが、
人の素朴さと時間の流れの緩やかさが僕は好きです。

今回、思わぬプレゼントだったのは、
チェンマイで丁度日程の合ったお祭り。

到着したバスターミナルでトゥクトゥクの交渉をしていたら、
全然値引きに応じません。

おいおい、それはないだろう?

と粘ってみるも、皆おしなべて、
「旦那、今日はお祭りで道が混んでるんですよ!
 そんな値段じゃ行けませんぜ!」
との回答。

お祭り? ほんとかよ。

ま、誰も乗せてくれないならしょうがない。
いい値で手を打つしかないか。
(概ねマックス100バーツ(約320円)で考えていたのですが、
彼らの指値は150バーツ(約480円)。
まぁ、この程度のことなんですけどね。
経済感覚がもう現地化していたもので。)

さて、その晩はナイトバザールに出かけ、屋台を梯子していました。
チェンマイ名物のスパイシーなソーセージ、
サイウアと象のマークのチャンビール、
カオソイに舌鼓を打ちつつ、
ふと空を見上げると、そこには大きな満月が。

「わぁ、きれいだね!」
「スーパームーン?
 気のせいかちょっと大きく見えるな。」
「あれ?何だろう?」
「ん?」
「ほら!見えない?
 星みたいに光ってるものが沢山!」
「え?どこ?」
「月の左側よ!動いてる!」
「あ、ありゃなんだ?」
「うわぁ〜、いっぱい!」

タイでは陰暦12月の満月の夜に、水の精霊に豊穣の感謝を捧げ、
罪や汚れを水に流して魂を清める、
ローイクラトンというお祭りが行われます。

カトーンと呼ばれる灯篭が川に流れ、
空には熱気球の原理で浮かぶコムロイが放たれるのです。
その幻想的な光景は、かつて見たことのないものでした。

満月の照らす夜空を、緩やかに舞う、儚げな光のコムロイ。
それはまるで、天に帰る、魂のように見えます。

「きれいね。」
「ああ。」

旅の出会いとは、人とばかりではありません。
この日の夜空は、僕たちにとって、
忘れられないものの一つになりました。

次はローイクラトン発祥の地と言われる、
スコータイで見てみたいですね。

えーじ

loikraton.jpg
posted by ととら at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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