2015年12月26日

大人の学校

2015年も残すところ、あと6日間。
今年は皆さんにとって、どんな1年でしたか?

今朝、仕事を始める前に、
カウンターで珈琲を飲みながら、
静かにこの1年間を振り返っていたのですけどね、
例によって、いろいろありましたが、
僕たちらしい旅をしてきたなぁ・・・という気がしています。

いや、別に、売り上げが過去最高だったとか、
家や自動車などの高価な買い物が出来た、
なんていう話ではありません。

今の自分を取り巻く世界、そして、今年やったこと、
それらは皆さんにしてみれば、
取りるに足らないことかもしれませんが、
僕にはそれぞれが感謝せずにはいられないものばかりでした。

そして同時に、心に浮かんだのは、
これがなかったら、今の状態はなかった、と思えること。

人間、幾つになっても勉強とは申しますが、
いいオヤジになったここ10年間を振り返っても、
あそこであれを学んでいなかったら、
ここまで旅は出来なかった、と考えられるものが沢山あります。

そう、僕が通った大人の学校。
それは・・・

1.会社
まず挙げねばならないのはこれでしょう。
今から思えば随分はちゃめちゃな仕事をしたものですが、
上司や同僚、協力会社の方たちと一緒に、
汗を流した日々から教えられたものは、
業種が変わっても、かけがえのない大きな糧となっています。
特に、組織における仕事の進め方は、
個人事業主である今でさえ、日々欠かせないものになりました。

2.ととら亭の開業準備
コードネームT.O.P(トップ)。
たった二人で始めた、ととら亭開業プロジェクト。
基本方針の策定から事業設計、店舗のデザイン、
そして何より忘れられないのはペーパーワークだけではなく、
2年間かけて色々な商店街を踏破したマーケティングリサーチです。
自分の足で歩いて培った経験が、起業から、その後の経営まで、
最大の武器になったことは間違いありません。

3.中南米の旅
これ迄で僕たちが行った最大の旅。
開業プロジェクトのブループリントが完成し、会社を辞めた2009年6月下旬から。
メキシコ、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、
ウルグアイ、パラグアイ、ブラジルを周った3カ月間。
まさに驚きとスリルに満ちた日々ではありましたが、
この旅の中で学んだことは、開業準備と同じく、
今のととら亭の揺るぎない土台となっています。
感覚としては、この長い旅が、
今日まで続いているような気がしているのですよ。

4.取材の旅
ととら亭を始めて僕たちの旅は大きく変わりました。
それまでは気楽な放浪だったのが、
結果を出さなければならない、ひとつの仕事にもなったのです。
不思議なもので、これは旅の視線の変化も引き起こしました。
最近では、かつて訪れたことのある国や街でも、
大分違った印象を受けることが珍しくありません。
そして料理をキーに開いた文化と歴史の扉は、
かつての旅ではけして触れることの出来なかった、
時間と空間を超えた広がりを僕に見せてくれたのです。

5.腰部椎間板ヘルニア
このブログの「入院日記」を読まれた方はご存じの通り、
本格的に体をぶっ壊したあの経験は、
50年近くかけて身に着けたジョーシキとやらを吹き飛ばすのに、
余りある衝撃を持っていました。
中でもその大きな原因の一つがストレスであったこと。
そしてそのストレスは、一所懸命という言葉を、
「スケジュールをパツんパツんにして、
 どう見ても不可能なそのタスクを完璧に仕上げること」と、
誤解していたことが原因だと気付いたのは、
計り知れない価値があったと実感しています。
また、身動きならぬ身から教えられたのは、
自分の弱者への無神経さと、健康な体であることへの感謝でした。

6.ととら亭での仕事
やっぱり、最後に申し上げたいのはこれです。
今日もやっている、普段のととら亭における仕事。
奇跡的に間もなく5年と10カ月になろうとしていますが、
今でも「へぇ〜」だけではなく、「そうなんだ・・・」や、
「何故だろう?」と思うことが絶えません。
ですから、ここでの仕事もプロとして完成した訳ではなく、
まさしく、毎日が僕にとっての学校なのです。
そしてこの学校に通っているからこそ、今日の自分がある、
そう、しみじみと思わずにはいられないのですよ。

さて、それでは、
そろそろ夜間授業の始まりです。

えーじ
posted by ととら at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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