2016年02月23日

第11回取材旅行 その12

ドーハでの下見が終わり、
いよいよエチオピアのアディスアベバで取材の始まりです。

と早速始めてみたいのですが、先のブログでもお話しましたように、
今回はあまりにも色々なことがあり過ぎて、
どこから、どのように話を始めていいものやら、
未だに頭の整理がついていません。

料理と文化は同じコインの裏と表。
そして文化は悠久の時の流れの中で歴史と一体化しています。
僕らの短い旅で知ることが出来るのは、
一瞬のスナップショットでしかないのでしょう。

言い訳がましい前置きですが、
どんな形で最終的に表現するかは、特集が始まるまで猶予を頂き、
今日はそのダイジェスト版でご勘弁を。

では・・・

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僕たちが夜明かししたボレ国際空港の第1ターミナル。
ちょっと分かり難いかもしれませんが、
左側にアライバルのドアがあり、なんと税関を抜けた途端、
建物の外に出てしまいます。
中に入るには、もう一度靴を脱いで、手荷物検査から。

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アディスアベバは結構大きな都会です。
僕たちが投宿したホテルのあるピアッサ地区は、
目抜き通りのチャーチ通りを北上した丘の上。

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この雑然とした雰囲気は、
南米やアジアのそれとも微妙に異なる空気感です。

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ホテルはここ。
老舗ですが現在のグレードは中級・・・なのかな?

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1階は地元の料理が旨い有名なレストラン。
2階はこんな空間があり、外周が客室です。

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右側にホットシャワーとトイレのある、1泊40USドルのダブルルーム。
ここではかなり高級な方です。一応スイートだった・・・かな?
風通しが良く、居心地も悪くなかったですね。
しかしWi-Fiはプチプチ。

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今回は取材の協力者から紹介された
現地NGOのミキさん(ともこの左側)が、
初日から何かとアシストしてくれました。
彼は Win Souls for God というクリスチャン系のNGOで、
マネージャーの仕事をしており、
料理に留まらず、ネットや本では分からないエチオピアの様々な事情について、
詳しく教えてくれたのです。
その話はまたいずれしましょう。

Win Souls for God
 -> http://www.wsg-streets.org/index.php (英語)

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アフリカで最大級と言われる市場のマルカート。

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ここでの生活や仕事に必要なものが全て揃います。
僕たちも食材のサンプルを買って来ました。

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もう一人の忘れられない協力者がシャム・ムハマドさん。
彼はマルカートにほど近いテナントビルで、
クッキングスクールを経営するシェフ。
今回は忙しい中、僕らの質問に答えてくれただけではなく、
とても参考になる英語のレシピ本までプレゼントしてくれました。

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さて、それではアジスアベバの郊外に出てみましょう。
自動車で南へ向かい、30分も走ると景色が一変します。

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少しずつ標高が下がり、乾いた草原が広がり始めました。

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時折現れる民家もこうした農家が殆ど。

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僕たちが出かけた日は丁度日曜日。
村では市場が開かれていました。

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村には飲食店はおろか商店が殆どなく、
こうして週末に村人たちが広場に集まり、
農産物や家畜の売り買いや、時には物々交換が行われます。

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外国人が殆どいない地域を歩いていると、
まず先に近付いてくるのが好奇心旺盛な子供たち。

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言葉が通じなくても、気持ちは通います。

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アディスアベバの中心部を離れると、何やら懐かしい乗り物が・・・
そう、東南アジアから西にかけての庶民の足、トゥクトゥクです。
ここではバジャジと呼ばれ、なんと乗合で使われていました。

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さて、それでは本題の料理をご紹介しましょう。
アムハラ族を中心とする人々の主食は、
テフという穀物の粉を湯に溶き、発酵させてクレープ状に焼いた、
インジェラという食べ物。
写真はそれを焼いているところです。

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これをお皿代わりに敷き、上におかずを乗せて頂きます。
これはフィルフィルという、
スパイシーなミートソテーとインジェラを和えた料理を盛ったもの。
手掴みでもしゃもしゃ頂きます。

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おかずの筆頭はワットと呼ばれるシチュー。
これにはバルバレと呼ばれるホットペーストを入れたカイワットと、
それを入れないアリチャワットの2種類があります。
写真の中央はカイワットの代表とも言えるチキンを煮込んだドロワット。
高級店ではカッテージチーズをまぶしています。
その両脇がケールとラムを煮込んだもの。
ともこの手をご覧下さい。ボリューム感がお分かりになるでしょう。

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ご覧の通り、ワットには様々な種類があります。
どれも味と風味が異なり、ビュッフェの食べ比べは大変参考になりました。

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ベジタブル系ワットでポピュラーな豆のパウダーで作るシュロワット。
テガビノとも呼ばれており、どこのレストランにもある定番メニューです。

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カイワットのビーフ版、スガワットとバルバレを塗ってグリルしたチキン。

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炒め物はティブスと呼ばれ、ビーフ版とラム版をよく見かけました。
手前が後付けのバルバレペースト。
雰囲気はチュニジアンハリッサに似ていますが、
香りは全然違いますね。辛さもこちらの方が上。

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エチオピアは内陸国ですが、海の魚使った料理もあります。
これはシュロワットでツナを煮込んだ料理。

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エチオピアと言えばコーヒーの生まれ故郷。
地元ではブンナと呼ばれ、じっくり味わうコーヒーセレモニーがあります。
これは僕たちが毎日飲んだダイジェスト版。

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イタリア式に機械で淹れるカフェの老舗、トモカコーヒー。
ここは美味しいだけではなく、ローカルが集う雰囲気が良かったですね。

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最後はNGOで100人単位の炊き出しを担当している女性たちと。
ある意味、同業者と言えばそうなのですけど、
エチオピアでの写真を見返していて、
いま、僕たちが皆さんに一番伝えたい何かを最も表しているのが、
この一葉のような気がしています。

さて、明日はいよいよ東京へ向けて、長い帰路につきます。
まずはケープタウンからドーハへ9時間少々のフライト。
次はトランジットのハマド国際空港からお話できるかな?

えーじ
posted by ととら at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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