2016年03月19日

自分の旅へ、もうひとつ

連休の初日。
あいにくの雨ですが、大分暖かくなってきましたね。
そうこうしているうちに春も本番。
そして間もなくゴールデンウィークがやって来ます。

海外に行く人は、もうツアーの申し込みや、
航空券のブッキングを済ませているのでしょうか。
今年は2回有休を入れると10連休になりますから、
なかなか行き難い南米やアフリカも、
出かける方がいるかもしれません。

行き難いと言えば、所謂「秘境」も、
昨今、マニアックなツアーが企画されていますので、
夢で終わった場所ですら現実的な行き先になりました。

ウユニ塩湖や、マチュピチュ、イグアスの滝なども、
極端な話、ツアーを申し込み、後は出発の当日、
パスポートとクレジットカードを持って空港に行けば、
後は別に何か主体的に行動しなくても、
スケジュール通りに目的地へ運んでくれます。

しかし、そうした「連れて行ってもらう」だけの旅は、
気軽な反面、数年も経たずに、記憶から薄れてしまうもの。

先日、南アフリカの取材旅行から帰って間もなく、
ご年配の女性のお客さまが分厚いアルバムを持って現れました。

「あなたたち、ケープタウンに行ったんでしょ?
 テーブルマウンテンは素晴らしかったよね!
 あたしも10年くらい前に旅行したんだよ。
 これ、もし良かったら見ておくれ。」

ランチの片付けを終えてアルバムを開いてみると、
そこには楽しそうな彼女の写真がいっぱい。
驚いたのは、その一葉ごとにぎっしりコメントが添えられていたことです。
折々の感想の他に、訪れた土地の歴史や自然に関する記述が、
学生のノートのようにちりばめられているではないですか。

普段、彼女とはしばしば旅の思い出話をすることがあるのですけど、
10数年前のことにも拘らず、どおりでよく覚えている訳です。

訊いてみれば、出発前から訪れる土地に関する本を読み、
帰ってからも、現地で新たに興味を持ったり、疑問に思ったことを、
こつこつと調べていたそうです。

彼女が行っていたのは、日本から添乗員さんが同行するタイプのツアー。
移動や宿の手配だけではなく、3度の食事も全て付いていました。
ともすれば、終始受け身で帰国するかもしれない旅にも拘らず、
彼女は出発前から積極的にコミットすることで、
「連れて行ってもらう旅」を彼女流の「自分の旅」に変えていたのですね。

ゴールデンウィークまでまだ1カ月以上あります。
旅に出る方は、ガイドブックを読むこと以外に、
皆さん流の「もうひとつ」を、
準備に追加してみてはいかがでしょうか?

そうしたらきっと、あなたの次の旅は、
今までとはちょっと違う経験になるのではないかな?

え?
ととら亭の取材の旅のようにしたい?

あやぁ〜・・・それはお勧めできません。
お父さんとお母さんが泣きます。

えーじ
posted by ととら at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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