2017年02月23日

第13回取材旅行 その7

ご心配おかけしましたが、僕はすっかり回復しました。
昨日はベオグラードに着いてちょっと安心した所為か、
夜にちょろっと熱がぶり返しましたけど、
一晩ベッドでぐっすり眠ったからもう大丈夫!

それにしてもバルカン半島の文化は奥が深いですね。
2013年に取材した東ルートのルーマニアとブルガリアに続き、
今回は中央を北上するギリシャ、マケドニア、セルビアを訪れましたが、
アテネとテッサロニキ以外は下見程度とはいえ、
2000年以上を遡って重層する歴史の深みと広がりにはため息が出ました。

ドイツ人の友人のビルギッタさんにアテネからメールを出したところ、
こんなレスを頂いたのでご紹介しましょう。

 Travelling is study in action
 and meeting the many different forms of 'homo sapiens...'
 loved Greece...the origin of my culture...

”旅は行動で学ぶことであり、
 そして幾つもの異なるホモ・サピエンスの形との出会いなのです・・・
 愛されしギリシャ・・・私の文化の起源よ・・・”

そう、ドイツ人とかギリシャ人という「ラベル」の話ではなく、
バルカン半島と呼ばれる悠久の時の断層から露出しているのは、
まさしく彼女の言う通りホモ・サピエンスの「歩み」の一部なのですよ。
だからドイツ人の彼女がギリシャを想い、
「私の文化の起源よ・・・」と言っても矛盾はないのですね。

僕らの専門の料理にしても、
トルコ、アラブ、ペルシャ、マジャール(ハンガリー)、イタリア、
ブルガリアなどの食文化が微妙な割合で混じり合い、
かつ現在の土地の文化と融合したもので、
簡単に近代国家の呼称を引用して、『マケドニア料理』とか、
『セルビア料理』とは言い切れないものばかりでした。
ん〜、次はぜひ西ルートで回ってみたいですね!

さて、今日の僕らは朝10時前に、
再びベオグラード駅に隣接するバスターミナルまで行き、
セルビア北端の街、スボティツェへ。
所要時間は約3時間。
ハンガリーのセゲドまで直接行く便がなかったので、
ここで乗り換えです。

スボティツェではチケット売り場で訊いてみると、
セゲド行きは国際バスなので、ここでチケットは売っていないそうで。
バスドライバーから直接買って下さいと言われました。
ただターミナルに入る入場券も必要なので、それは窓口で購入。
発車時刻は15時。ターミナルは20番です。

スボティツェからセゲドまではたった40キロメートル。
走り始めてまもなくセルビア側の国境になりました。
ここも高速道路の料金所そっくりな建物。
バスが止まるとインスペクターが乗って来てパスポートを集め、
10分もすると束のままポイッと返してくれたのですが、
困ったのはそれを受け取ってしまった乗客。
まじめに名前を読み上げながら返し始めたものの、
同じラテン文字でも言語によって発音が違いますから、さぁ大変。

それが終わる間もなくすぐハンガリーの国境。
ここではバスを降りてイミグレーションのブースへ。
EU圏内に入るので、EUシチズンは身分証明証だけを提示してスルー。
僕たちはスタンプをもらうのですが、
日本人は珍しいのか、インスペクターは仕事と言うより、
個人的な好奇心で日本のパスポートをひっくり返して、
「へぇ〜・・・」って感じ。

そう言えば、
今回僕たちが取ったルートは一般的な観光ルートではないのか、
マケドニアから出る時も、
寒い国境で僕たちだけ外へ呼ばれたから何かと思いきや、
数名のインスペクターが集まって来て僕らを見ながら、
「あ〜、ホントだ、日本人だ!」
「あ! もういいよ、寒いから!」

だって。調子悪いのに・・・
さんきゅ〜べりまっち。

さっきもスボティツェのバスターミナルで昼食のパンを食べていたら、
僕の隣に座っていた小学生くらいの男の子がずっと僕の方を見ていたっけ。
最初はお腹が空いてるのかな? パンが欲しいのかな?
と思いましたが、間もなく現れたお姉ちゃんと一緒にバスに乗る時も、
僕らをちらちら見ていたあの眼差しは、
好奇心以外の何ものでもなかったと思います。

ともあれ、こうして僕らは今回の旅の4番目の国、
ハンガリーに辿り着いたのでした。
セゲドはガイドブックにも載っていない街。
明日は情報収取から始めて、
ブダペストまでの鉄道チケットをゲットしなくては。

えーじ
posted by ととら at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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