2017年04月18日

本の旅

人が旅をすれば、『食』もそれについて行く。

その一文字が含むのは単なる一皿の料理だけではなく、
食材、調理技術、調理器具から言葉まで、
まさしく文化そのものが運ばれて行くのです。

またそれは、けして一方方向ではなく、
互いの文化が共鳴し合い、
時には時間を超えて影響を及ぼすこともあります。

SNSや電子メールに頼らなくても、
すでに僕たちは繋がっている。
ただ、それに気が付いていないだけ。

先日ととら亭で行われた、
TabiEatsファンの集いで出会ったオランダ人のローザとベン。
彼らが帰国の前日にひょっこり現れました。

「やぁ、また来てくれたんだね、ありがとう!」
「ちょっと忘れものをしてしまったんでね」
「忘れもの?」
「君が書いた本さ」

そう、ベンは最初に来たとき、
僕の本にとても興味を持っていたのです。
もちろん彼は日本語が読めませんけど、
日本を旅した思い出の一つになったのかもしれません。

それから暫くして彼から届いたメールに、
アムステルダムにある彼の家の飾り戸棚を写した、
一枚の写真が添付されていました。

bennesbook.jpg

多分、僕が書いた本で、最も遠くまで旅をしたのはこれでしょう。

そうそう、忘れていました。
人が旅をすれば、一緒について行くものがもうひとつあります。

それは心。

えーじ
posted by ととら at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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