2017年05月10日

逆取材 その3

お聴きになった方もいらっしゃるかと思いますが、
5月の営業予定でこっそりお知らせしました通り、
先週の土曜日はランチ営業を休んで、
TBSラジオ『久米宏 ラジオなんですけど』に出演してまいりました。

2012年にととら亭でラジオの生放送があったものの、
スタジオへ行くのはこれが初めて。
そこで今日は放送の舞台裏がどんなだったかお話しましょう。

TBSさんは地下鉄千代田線赤坂駅のすぐ前。
番組は13時から始まっていますが、僕の出番は14時から30分間です。
そこで集合時間は13時半ということに。

3bの出口を出るなり、
「へぇ〜、赤坂BLITZってここなのか・・・」
とお上りさん状態になりました。
TBSさんはおろか、赤坂に来たのはこれが初めてだったのです。
これはもう日本に居ながらにして、
まるで外国で空港を出た時のような感覚になりましたね。

一階のホールでスタッフさんに出迎えられ、一緒にエレベーターへ。
ここからはセキュリティエリアですから、
IDカードがないと入れません。

エレベーターが停まり、案内された広いフロアには、
ぴかぴかライトが点滅する放送機器がひしめき合い、
その間をテレビや映画でしか見たことのなかった、
芸能人の方々が行き交う世界が広がって・・・

いませんでした。

幾つかの机が集まった島があり、
パソコンを前に黙々と仕事をするスタッフさんたち。
僕が入った『控室』は会社員の頃、よく使った小会議室そのもの。
初めて足を踏み入れたラジオ局とは、
まさしくフツーのオフィスフロアだったのです!

しかし異彩を放つ場所がその一角にありました。
そこが放送スタジオ。
今は久米さんと堀井美香アナウンサーがオンエア中です。
その内容がオフィス内のスピーカーから流れています。

スタジオとトイレの場所を教えて頂いた僕は再び控室へ。
間もなく現れたライターの方や、製作会社の方と名刺交換していると、
場所のムードからしてラジオ出演と言うより、
取引先企業で打ち合わせをしているかのような心持ちになりました。

しばしの雑談に講じていると、まもなく番組がコマーシャルに切り替わり、
ひょいと控室に入って来たのは久米さんご本人。
驚きました! ・・・というより、
何度もテレビで見ているからだけではなく、気さくなお人柄からか、
初対面であるにも拘らず、「どうもご無沙汰しております」という感じ。
スタッフの方々も皆さんおしなべてフレンドリーなので、
緊張感とは無縁の妙にくつろいだ気分になってくるではないですか。
(出演者が緊張しないよう、気を遣っていらっしゃったのでしょう)

それでもちょっと慌てそうになったことがありました。
僕の出番が迫ると何故か皆さん退出してしまい、
控室は僕だけに。

2時まであと3分・・・2分・・・
となっても誰も来ません。

あと1分! となった時は、さすがに僕も腰を浮かしました。

まさか時間が来たら自主的にスタジオに行くのかな?
それでさっきスタジオの場所を教えてくれたのかしらん?
やば・・・あと30秒しかない!

スピーカーから流れるコマーシャルが終わりそうです。

なむさん! 行こう!
と思ったところでスタッフさんが現れ、

「それでは参りましょう!」

はぁ〜、良かった〜!

仕事をしているスタッフさんの間を抜けて僕たちはスタジオへ。
コンソールルームを隔てる大きなガラス窓とマイクがある以外は、
お洒落なラウンジという感じ。
窓も広く、景色がきれいです。
机の横のデジタルカウンターが数字を刻んでいます。

ほどなくしてコンソールからキュー(合図)が出されると、
僕のすぐ隣に座っていた堀井アナウンサーが落ち着いた美しい声で、

「今週のスポットライトは・・・」

と僕の紹介文を読み上げ始めました。

こう言ってしまうとプロの方には失礼かもしれませんが、
絶妙な間を取りながら淀みなく流れる声に、
「す、すごいな・・・」と素直に感心しましたよ。

いや、確かにラジオやテレビでアナウンサーの声を聞くのは、
日常的なことかもしれませんが、
真横で、しかもライブで聞くと、本当にインパクトがあります。
あれは普通に喋っているというより、発声からして違いました。
なんかもう、言葉ではなく、音楽のよう。

そして挨拶の後、おもむろに久米さんが話し始めました。
ここでも皆さんご存じの通り、お二人がアットホームな語り口なので、
僕は全国に放送中と言うより、
さながら見晴らしのいいプライベートラウンジで、
歓談しているかのような気分に。

そうそう、本番中の久米さんの話し方にも感服しましたけど、
それ以上に驚いたのは久米さんの仕事の姿勢と記憶力です。

一応、台本らしきものはあったのですが、
スタジオでそれはあってなきに等しいもの。
久米さんは事前に僕の本に目を通され、質問事項を頭に入れており、
視線を落とさず、あの調子でどんどん質問してきます。
更にととら亭の独立年月日や僕たちが出会った年まで、
暗記していらっしゃったではないですか!

いやぁ〜、そんなこんなで、もう驚きの連続でした。

意外だったのは、ご質問の内容が本やギョーザよりも、
僕ら夫婦の出会いや独立に至るまでのプロセスに軸足が置かれていたことです。
概ね持ち時間の2/3くらいはこの辺の話をしていたのでしょうか。
しかしカウントダウン式の時計を横目で見た久米さんが、
いかんとばかりに駆け足で話題を変えたのは面白かったです。

30分間の出演時間というと最初はずいぶん長いな、
何を話したらいいのかしらん? と心配になったものの、
終わってみると、あっという間でした。
短いながらも貴重な旅をさせて頂いたと思っています。
その様子が写真入りでTBSさんのウェブサイトで公開されていました。

50ヵ国旅した夫婦の店「旅の食堂 ととら亭」

今週の金曜日までであれば、
インターネットでも今回の放送が聴けるそうです。

僕は録音したCDを頂けたので後で聴いたのですが、
あちゃ〜・・・
そのショックな話はまたいつか。

えーじ
posted by ととら at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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